◆インシュリンの逆説?
ところが今回はなぜかダンマ・トーク中に眠い。3日目には、おかしいなと思う程度だったが、4日目には睡魔との闘いとなった。野菜ジュースはしっかり飲んでいるので理由が分からず地橋先生に尋ねた。これまでと今回と変わったことと言えば、野菜ジュースを二杯飲んでいることだ。4日目には加えて黒砂糖一塊を口にいれた。その方がさらに頭が冴えるかもと思ったのだ。
先生は、原因はそれかもしれないと言った。空腹時に糖分を多めに摂取し血糖値が急激に上がると、インシュリンを大量に分泌して血糖値を下げようとする。しかし、この時は食べた糖は吸収されてしまっているので逆に低血糖を起こすことになる。反動性低血糖と呼ばれる現象だそうだ。
それではと翌日、野菜ジュースを一杯に戻したらトーク中の眠気がみごとに払拭された。「やったあ!」と、思わずトークの最後に地橋先生に報告した。正確に言うと、9時45分ごろに一度軽い眠気が来て10分後にはまた頭が冴え始めた。これは野菜ジュースの効果が切れて朝食のエネルギーが廻ってくる間のわずかな空白だったかもしれない。
こんなこともあり、食事・補給の量や間隔と眠気や瞑想の質との間には実に微妙な関係があることを改めて痛感した。3日目、4日目あたりの午後の眠気は、反動性低血糖が一因だったかもしれない。今回、前半はこれまでに比べると補給を多めにしていた。およそ4時間ごとにココアとハチミツと玄米全粒粉で補給していたのである。全体に補給時の糖分摂取量が多すぎた感じがする。
後半は、夕方に野菜ジュースを飲むのと就寝前の補給以外はやめることにした。そのかわり食事の玄米を少し多めにとった。それでも最後まで眠気のとれない時間帯があった。朝食を食べてすぐあとの1時間ほどである。前夜の補給のエネルギーはすでに切れ、朝いちばんの野菜ジュースはまだ効いて来ず、もちろん朝食で入れたものも廻って来ない時間帯だった。
地橋先生がよく言うことだが、食事・補給と瞑想の関係については、個人差も大きく、同一の人物でも体調その他の条件に左右されるから、完璧ということはありえない。それでも瞑想者として試行錯誤しならが自分にもっとも適した摂取法を探究すべきである。この数ヶ月、週一回の一日断食を続けている私としても、食事と瞑想との関係はさらに重要なテーマとなりつつある。
ところが今回はなぜかダンマ・トーク中に眠い。3日目には、おかしいなと思う程度だったが、4日目には睡魔との闘いとなった。野菜ジュースはしっかり飲んでいるので理由が分からず地橋先生に尋ねた。これまでと今回と変わったことと言えば、野菜ジュースを二杯飲んでいることだ。4日目には加えて黒砂糖一塊を口にいれた。その方がさらに頭が冴えるかもと思ったのだ。
先生は、原因はそれかもしれないと言った。空腹時に糖分を多めに摂取し血糖値が急激に上がると、インシュリンを大量に分泌して血糖値を下げようとする。しかし、この時は食べた糖は吸収されてしまっているので逆に低血糖を起こすことになる。反動性低血糖と呼ばれる現象だそうだ。
それではと翌日、野菜ジュースを一杯に戻したらトーク中の眠気がみごとに払拭された。「やったあ!」と、思わずトークの最後に地橋先生に報告した。正確に言うと、9時45分ごろに一度軽い眠気が来て10分後にはまた頭が冴え始めた。これは野菜ジュースの効果が切れて朝食のエネルギーが廻ってくる間のわずかな空白だったかもしれない。
こんなこともあり、食事・補給の量や間隔と眠気や瞑想の質との間には実に微妙な関係があることを改めて痛感した。3日目、4日目あたりの午後の眠気は、反動性低血糖が一因だったかもしれない。今回、前半はこれまでに比べると補給を多めにしていた。およそ4時間ごとにココアとハチミツと玄米全粒粉で補給していたのである。全体に補給時の糖分摂取量が多すぎた感じがする。
後半は、夕方に野菜ジュースを飲むのと就寝前の補給以外はやめることにした。そのかわり食事の玄米を少し多めにとった。それでも最後まで眠気のとれない時間帯があった。朝食を食べてすぐあとの1時間ほどである。前夜の補給のエネルギーはすでに切れ、朝いちばんの野菜ジュースはまだ効いて来ず、もちろん朝食で入れたものも廻って来ない時間帯だった。
地橋先生がよく言うことだが、食事・補給と瞑想の関係については、個人差も大きく、同一の人物でも体調その他の条件に左右されるから、完璧ということはありえない。それでも瞑想者として試行錯誤しならが自分にもっとも適した摂取法を探究すべきである。この数ヶ月、週一回の一日断食を続けている私としても、食事と瞑想との関係はさらに重要なテーマとなりつつある。