瞑想と精神世界

瞑想や精神世界を中心とする覚書

食欲と能力開発

2007年08月04日 | 瞑想日記
◆最近、かなり食べるようになっている。明らかに生理的な欲求以上に食べている。日常の中のサティも、ほとんど忘れている。職場への行き帰りは、ともあれサティを行おうとするのだが、続かない。

そんな中で先日、職場からの帰りに、いつものように食べたい誘惑に負けそうになっていた。朝は食べず、昼は少ないので、つい帰宅途中で食べてしまうことが多いのだ。しかし、明らかに腹がすいている実感はなかった。それでも食べて何かを満たしたいのだ。この時はさすがにサティが始まっていた。

結局は、心の中の満たされなさやつまらなさを食べる行為で満たそうとしている。心の中の満たされなさが、コンプレックスに根ざしていることが分かった。しかし、そこから深まっていかない。この日も最終的には、途中で軽く食べてしまった。

こんな時、どうすればよいのか。生理的欲求以上に食べたいと感じている。それこそ、心を深く心随観する絶好のチャンスと捉え、これで自分を解放していけるのだという思いで、サティを行っていくほかないだろう。

◆この1~2年ほどで、少し変ったなと思うことがある。話方が変ったのだ。かつては自分が言うべきことを考えてしゃべる方だったのだが、最近は考えるより先に話している。というより、ともあれ何か話し始めると、自然にその後に言葉が続き、自分でもなるほどと思ったりすることが多い。また一時、年歳相応に物忘れも多くなったかなと感じていたが、最近それを感じなくなったようだ。これらはもしかしたら、ヴィパッサナー瞑想の影響化もしれない。

一方で最近、速読法やらその他の能力開発、自己啓発本を読むことが多い。本を買う量も、読書量もかなり増えている。「能力開発」に興味を持つということは、私の中にまだかなり知的な能力についてのコンプレックスがあって、そこから関心が発しているということだが、それはそれで自覚しつつ認めていこうと思う。最近、能力開発法への関心はますます広がっている。様々な本を読むので、それぞれから刺激を受けているという面もある。

ともあれ、自分の中に変化を感じるゆえに、能力開発という面からヴィパッサナー瞑想への意欲が回復している、また回復していきたいという思いがある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする