◆エックハルト・トール『A New Earth』(訳書は『ニュー・アース -意識が変わる 世界が変わる-』)より
これまでのエックハルト・トールの本に比べこの本の新しいところのひとつは、人類の歴史、あるいは宇宙の歴史という視点から「覚醒」の意味を述べていることだ。「覚醒」という点からも、今人類は大切なターニングポイントに立っている。このままの意識のレベルでは、地球の存続そのものが危ぶまれる地点にたっている。そして、ブッダやイエスの時代に比べれば、はるかに多くの人々が「覚醒」へと移行しやすい時代になっている。
しかし、私たちの大部分は、まだ「覚醒」に到っていない。次のような意識の状態に留まっている。
Most people are still completely identified with the incessant stream of mind, of compulsive thinking, most of it repetitive and pointless. There is no “I” apart from their thought processes and the emotion that t go with them. (P47)
「ほとんどの人々は、心の絶え間ない流れ、脅迫的な思考にまだ完全に同一化している。思考のほとんどは同じことの繰りかえしで、しかも散漫なのだが。その思考のプロセスや、それに伴う感情を離れて「私」は存在しない。」
しかも私たちは、多くの場合、自分の頭の中が散漫な思考の繰りかえしで占領されていることに気づかない。もしこの思考が、自動的に録音できたり、文字として記録されて、あとからそれを確認したら、その繰りかえし、愚かさ、利己性にびっくりするかも知れない。だからこそ、その脳内おしゃべりに気づいて、自分の真実の姿に直面する必要があるのだ。
そのためには、瞑想がきわめて大切な手段となる。日常生活の中では気づきにくい脳内おしゃべりも、古来からの方法で瞑想を実践するといやというほど気づくことができる。だからこそ瞑想が必要なのだと思う。
ヴィパッサナー瞑想は、その脳内おしゃべりにどう対処すべきか、初心者でもとっつきやすい方法で、一歩一歩指示してくれる。それが私がヴィパッサナー瞑想に引かれる大きな理由だ。
今日は、午前中に50分ほど瞑想。途中から呼吸が本当に小さくなって腹の動きを追うにもかなりの集中が必要になる。しかし、それも逆に集中力を高めるのに良いかもしれない。
これまでのエックハルト・トールの本に比べこの本の新しいところのひとつは、人類の歴史、あるいは宇宙の歴史という視点から「覚醒」の意味を述べていることだ。「覚醒」という点からも、今人類は大切なターニングポイントに立っている。このままの意識のレベルでは、地球の存続そのものが危ぶまれる地点にたっている。そして、ブッダやイエスの時代に比べれば、はるかに多くの人々が「覚醒」へと移行しやすい時代になっている。
しかし、私たちの大部分は、まだ「覚醒」に到っていない。次のような意識の状態に留まっている。
Most people are still completely identified with the incessant stream of mind, of compulsive thinking, most of it repetitive and pointless. There is no “I” apart from their thought processes and the emotion that t go with them. (P47)
「ほとんどの人々は、心の絶え間ない流れ、脅迫的な思考にまだ完全に同一化している。思考のほとんどは同じことの繰りかえしで、しかも散漫なのだが。その思考のプロセスや、それに伴う感情を離れて「私」は存在しない。」
しかも私たちは、多くの場合、自分の頭の中が散漫な思考の繰りかえしで占領されていることに気づかない。もしこの思考が、自動的に録音できたり、文字として記録されて、あとからそれを確認したら、その繰りかえし、愚かさ、利己性にびっくりするかも知れない。だからこそ、その脳内おしゃべりに気づいて、自分の真実の姿に直面する必要があるのだ。
そのためには、瞑想がきわめて大切な手段となる。日常生活の中では気づきにくい脳内おしゃべりも、古来からの方法で瞑想を実践するといやというほど気づくことができる。だからこそ瞑想が必要なのだと思う。
ヴィパッサナー瞑想は、その脳内おしゃべりにどう対処すべきか、初心者でもとっつきやすい方法で、一歩一歩指示してくれる。それが私がヴィパッサナー瞑想に引かれる大きな理由だ。
今日は、午前中に50分ほど瞑想。途中から呼吸が本当に小さくなって腹の動きを追うにもかなりの集中が必要になる。しかし、それも逆に集中力を高めるのに良いかもしれない。