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馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第80回「テーマ:中国リスクにどう対応するか」

2018-01-18 06:05:00 | 日記
馬渕睦夫『和の国の明日を造る』第80回「テーマ:中国リスクにどう対応するか」
すいせんの花言葉:自己愛、神秘
「日米関係が強固な時は、中国が日本に対して微笑外交をする。その時は、米中間が険悪になっており、日米間に楔を打ち込むため、中国は自民党の親中派議員二階俊博氏を利用する」と古森義久氏は産経新聞のコラムで述べている。
「一帯一路」の実態は、スリランカの例をみるように、借金のかたに領土をとりあげるという闇金まがいの融資をする内容だ。
尖閣の潜水艦航行の真偽を確かめるたの河野外相の中国訪問は、日本の足元を見られる結果を招くと思われる。中国の外相を呼びつけるぐらいの姿勢を示すのが本筋だ。
中華人民共和国はアメリカが作った国家である。このことは戦後の歴史教科書では書かれていない。なぜならば、自由と民主主義を守るためにアメリカは戦ったと言う嘘がばれるからである。(中華人民共和国に、自由と民主主義はない)
テヘラン会談、ヤルタ会談、ポツダム会談に参加したジョージ・マーシャルはソ連外相グロムイコやスターリンと通じていた。マーシャルプランが西欧の共産主義化を防ぐための経済協力といった内容だったのにも関わらず、中国の共産化に協力するという矛盾したことを実践したのである。
1945年マーシャルは中国に派遣され、蒋介石に毛沢東共産党との連立政権をつくるように圧力をかけたのである。
我々が、第二次世界大戦の真実がみえないのは、ロシア革命の真実がみえないからである。
歴史修正主義とは、これまでのルーズベルトの戦争指導が正しかったという正統派歴史観に疑問を投げかける歴史観である。ルーズベルトの欺瞞が明らかになりつつある今日、正統派歴史観の意義は失われつつある。

◆質疑応答コーナー

【質問】先の大戦で、日米英独ソ中(蒋・毛)は、一つの手に握られた6本の手綱だったのですか?その手綱は今も握らたままですか?特に中共はどうですか?
・張学良が蒋介石を監禁した1936年の西安事件は、蒋介石と弱体化した毛沢東との統一戦線を組ませるためのアメリカの陰謀だった。その後、支那事変へと日本との戦線は拡大していったのである。この西安事件の真相は米英ソにとって不都合なため、正統派歴史観からは隠蔽されている。しかも、蒋介石との和平交渉を進めるため、独、米に仲介を依頼していた広田弘毅を、戦後、アメリカはA級戦犯として処刑してしまった。
アメリカが反共でなく、容共であることは、英のサッスン財閥と組んで上海から支那大陸を共産化のため北進し、ソ連が南進した歴史的事実からもわかる。日米戦は表面的にはコミンテルンの陰謀だと言われているが、コミンテルンの背後に誰がいたかまで深堀しなければ、真相はみえてこない。

【質問】今後のAIIBについてどうなっていくかと思いますか?
・これ以上進展はしないだろう。早晩、中国は一帯一路に力をいれていくだろう。資金を集められない中国は、日本から金を借りることだけを要求して、その金で投資先に高利でまた貸しし、返済できないときは、相手国を侵略し、日本に借りた金を返さないだろう。日本が参加できるインフラプロジェクトはほとんどないだろう。

【質問】二階氏訪問後も、経済界は中国への投資に二の足を踏んでいるとも聞きました 本当に経済界は過去から学んだのでしょうか?
・もう、学ばないといけない。過去の失敗から学ばないようでは、日本の経済・産業界の将来はない。、

【質問】裏切られた自由:元フーバー大統領の発言が当時、アメリカ国民に浸透しなかったのはどうしてなんでしょうか?馬淵先生、おしえてくださいませ。

・当時、フーバーは大統領を辞しており、メディアの関心もなくなっていた。また、メディアは中国を共産化したい勢力の支配下にあり、その勢力がルーズベルトを大統領にしたこともあり、国民に真実を知らせなかった。第二次世界大戦はルーズベルトとスターリンが組んで、世界の共産化のためにやった戦争である。

【質問】政府の外国人観光客を誘致する姿勢に疑問です。そんなに多くの人に来てほしくないと思うのはいけないのでしょうか?
・その疑問は正しい。日本の光を観るのが観光である。観光客に接する心構えが整わないうちに、観光客を多く呼ぶことだけを目的に政策を進めるのは本末転倒である。経済効果より失うものが多くなる。日本語と英語だけならともかく、ハングル、中国語で案内表示する国は日本以外、世界のどこにもない。美感上もよろしくない。政府、担当省庁とも政策を見直すべきだ。