n45-50

ロシア・サハリンと北海道を結ぶ架け橋ネット。
サハリン州には。、ロシア人もウクライナ人も住んでいる混住地域です。

樺太犬 タロ・ジロが発見された日

2009-01-14 10:30:08 | 樺太犬・サハリン犬
 本日は、南極観測隊で活躍していた樺太犬の「タロ・ジロ」が、南極で発見された日です。
当時の、観測隊(昭和基地)は輸送を犬そりに頼っていました。
1958年に第一次越冬隊に同行した樺太犬は15頭でした。
一次越冬隊と二次越冬隊との交代時期に天候悪化のために樺太犬は、南極に取り残されました。
 
 一年後の1959年1月14日に15頭の犬の内、二頭のタロ・ジロ(稚内生まれ兄弟)の生存が確認されました。
残りの犬達は、基地で死亡していたり行方不明でした。
ジロは、昭和基地で病気で亡くなりましたが、兄・タロは四次越冬隊まで活躍して1961年5月4日に四年半ぶりに帰国し北海道大学附属植物園で飼育されいました。
1970年8月11日14歳7ヶ月「人間で言えば80~90歳」で老衰のために亡くなりました。
 
 樺太犬は、とてもおとなしく・力持ちで・利口な犬種です。
原種は、狩猟犬ですが日本人が輸送用に改良したものが南極で活躍した樺太犬でもあります。
日本は、もとより北海道でも絶滅した犬種でもあります。

 この話は、「南極物語」として映画化されました。
現在、南極には生態系保護の為に犬などの外来生物の持込は禁止されています。
タロの剥製は、北大植物園にジロの剥製は東京・上野国立科学博物館に保存されています。

写真・南極越冬隊用に訓練されている樺太犬「1957年頃稚内での訓練風景」


コメント (2)
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