【1月23日 AFP】ロシア各地で23日、勾留中の野党勢力指導者アレクセイ・ナワリヌイ(Alexei Navalny)氏によるウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)政権への抗議の呼び掛けを受けたデモが行われ、警察当局はナワリヌイ氏の釈放を求める支持者ら数十人の身柄を拘束した。

 抗議デモはウラジオストク(Vladivostok)、ハバロフスク(Khabarovsk)、チタ(Chita)など極東(Far East)とシベリア(Siberia)を皮切りに始まり、ナワリヌイ氏の支持者らによると数千人が参加。

 抗議活動における拘束状況を追跡するNGOの「OVD Info」によると、10都市で約50人が身柄を拘束された。

 当局は厳格な取り締まりを実施すると明言し、未認可の集まりについては「直ちに鎮圧」するとしている。

 一方、多くの市民は抗議活動への支持表明とデモへの参加呼び掛けのため、10代に絶大な人気を誇る動画投稿アプリ「ティックトック(TikTok)」といったソーシャルメディアを利用。

 ティックトックでは数千本の動画が投稿されたため、ナワリヌイ氏の解放を求めるハッシュタグがトレンド入りをした。(c)AFP/Anna SMOLCHENKO