ソウルの桜と４月１日の大学生

東京に勤務する娘が、昨日の帰宅途中に日本武道館近くで桜を見たと

ラインで写真を送ってきました。

３日前に見に行ってまだまだと思っていたら、用事で出かけた新村駅

近所の桜も既に開いていました。

大急ぎで用事を終え、いざ私のいつもの花の観察地西江大キャンパスへ。

咲いています、咲いています＾＾メーン通路はいま一つですが、他は

もう明日でなければ花見の時期を逸するだろうって感じです。

　　　　　　　　　後少しの正門を入ってすぐの桜の通路

 

こちらはそろそろ見ごろ(３～５分咲き？）

 

サンシュユもまだまだ咲き誇ってます。

 

ふと広場に目をやると、何だか学生がたくさん集まっています。

よ～くみると・・・・ここは大学なのに、高校生がい～っぱいです。

受験生の下見って時期でもないだろうし・・・

 

隅のベンチに休んでいた男の子を捕まえて聞いてみました。

今日は何の集まりがあるのかしら？

すると彼が「오늘 만우절이에요.(オヌル　マヌジョリエヨー

今日はエイプリルフールです）」※만우절萬愚節

と教えてくれました。だから、そこにいる学生たちは高校生でなく

大学生で、皆であんな恰好をして楽しんでいるのだと～～。

そういえば、映画「猟奇的な彼女」で主人公二人が高校生スタイルで

クラブに出入りするシーンがあったのを思い出します。

あれもひょっとしたらマヌジョリだった？

記念写真のグループも（撮り終えて列が崩れてますが）

 

思いっきり楽しんで遊ぶソウルの若者の姿、いいですね～春ですねえ。

 

 

 

『天国の少年』第一回目、読了！

昨日『天国の少年』を読み終えた。今日は4月1日エイプリルフールで嘘をついても

良い日だが、これは昨日のことなので嘘ではない、と嘘をついても良いのだが・・・。

 

訪韓しては買い込んで、未読のままの本から今回読もうと、厳選して持ってきた

本（小説全2卷、美術評論1巻）のうち、小説を読み終えた。

斜め読みが出来なかった私にしては珍しく、分からない所をすっ飛ばしてでも先へ

先へと興味を引かれた話だった。

 

好きな俳優のファン仲間の在日の方から、ハングルでの読書については、まず

辞書を使わず通して読んでみると良いとアドバイスをいただいたことがある。

ところがせっかちなのと元来流し読みはしない主義で、分からない単語が出て

くると、どうしても辞書を手にとってしまう。自然読書に時間がかかり、折角調べた

のだからとノートも取りたくなり、いつの間にか読書でなく、勉強になってしまい・・・

結局疲れるので読まずに積んどくだけ、本棚に入りっぱなしのままの本が多い。

 

この本も購入以来遅々として進まなかった(半年で1巻を2分の1程度）が、持参本に

決めた後、1巻だけでも読了すれば、これは置いて他の本を持参できると思い

また初めから読み返していた。2卷目に入った所で出発になり、昨日やっと読了！

 

作者は、TVドラマ『風邪の絵師』・『根の深い木』で一大ブームを巻き起こした

イ・ジョンミョンで、例によって推理小説仕立ての最新長編小説です。

 

北韓出身の少年がアメリカニューヨークの地で殺人事件の容疑者として逮捕

される所からドラマは始まります。数学的には天才だが自閉症で精神年齢6歳

の北韓少年がどんな経緯でニューヨークへ来るに至ったか？彼は果たして殺人

を犯したのか？謎を解くカギは現場に残された3つの謎、1　11　２１　1211

111221　３１２２１１・・・・・の数字と♥(リンゴの絵は、実際は葉っぱでなく

軸に短い枝が左右対称で付いています）の絵、それから「私は嘘つきだ」の文章。

 

現在大まかな話の流れをつかめた段階、随所にこらされた仕掛けやキーワード

に注意しながら再度読み直すつもり。