さて珍島の「神秘の海の道祝祭」、期待を裏切らない参加し甲斐のある
お祭りであることは、間違いありませんでしたが、宿泊についてはちょっ
と注意が必要です。
観光サイトなどで調べた結果、いわゆる観光ホテルのような宿はなさそう
だとすぐわかりました。当初チングと二人で行くつもりだった時は、現地
についてからモーテルとか民宿に、行き当たりばったりで泊ることになる
と覚悟をし、そんな旅になるとチングにも了解をとっていました。
セスクシも一緒に行くことになって、そのことを話したら「韓国国内どこへ
行ってもチムジルパンの無い所はない。一泊くらいチムジルパンで大丈夫よ」
の太鼓判に、すっかりチムジルパンで一晩過ごす積りで出かけていきました。
ところがハルモニ3名のいきあたりばったり珍島旅は、島に着く早々第一の
危機に襲われました。
到着早々誰がどこで情報収集したのか、珍島にチムジルパンは無い!と判明。
さあ大変祝祭会場のあるフェドンニに到着早々、祭り会場へ行く前にまず宿
探しでした
民宿がたくさんあるので大丈夫だろうと思うものの、村の駐車場には大型
観光バスが並び、自家用車はあちこちの路上から祭り会場までずら~り路駐
どこも観光客でごった返しているのを眼にすると、もしかして宿をみつけ
られないかもと、不安にかられます。
そればかりか民泊の看板を見て訪ねる家、訪ねる家「ケーセヨ(いらっしゃい
ますか)?」と呼べども、誰も出てきません・・・
今晩は下手したら屋根のない所で寝るのかも~の不安が、どんどん頭をもたげ
始めるころセスクシが、同じ様に宿を探していたアジュンマ二人連れに声を
掛けて、一緒に探そうなんていう話をしたようでした。
5・6軒目の民泊の看板が、壊れて逆さにぶら下がっている家で、やっと
ハルモニがご近所さんと縁側でおしゃべりして、家にいらっしゃいました。
部屋はありますかと問うと一部屋ならあるそうです。
ここでセスクシがアジュンマ二人連れに「ウリ カチ チャヨ!(私たち 一緒に
泊りましょう)」と話してくれて、今日の宿が確保できました。
5人一緒は狭いだの、見知らぬ人と一緒は嫌だ・・・だの言っていられません。
宿を確保したのでいよいよ海へ!出かけるべく靴を履きかけると、ハルモニが
食べていたヨモギ餅や苺を、食べなさいと勧めてくださるので、お昼がまだ
だった私たち、遠慮なくいただきました。縁先で食べているうちにセスクシが
縁の下に置かれていた長靴に気付きました。借りられるかと聞くと、どうぞ
どうぞと貸してくださいました。
実は海が割れると言っても、完璧に水が退いてカラカラの砂地になる訳でなく
ドロドロ状態のところを歩くことになるので、長靴を用意するか、現地で売られて
いる物を購入した方が良いと聞いていました。これでもう準備万端です^^
祭り会場のある海岸の方に行き、お昼ご飯です。海辺にきたのですから当然
刺身の舟盛りと日本ならなる所です。舟盛りはありませんが、韓国もメインの
魚を決めてコースでいただくと前菜から諸々盛りだくさんの海の料理一式が
出てきます。それを期待していた私、セスクシの「私、刺身の様なものは
嫌いで食べられない」の一言で挫かれました。
海辺には刺身屋さんが1・2軒あるのみ、刺身屋さんが駄目ならあとは祭り
会場に特設されたお店と屋台しかありません。特設店に入りセスクシの奢りで
クッパ(ご飯入り汁物)をいただくことになりました。そそくさとお腹に流し込み
お昼ご飯は終了!期待した食事ではありませんでしたが、今日は海割れ体験さえ
できれば、後のことはどんなことも耐える覚悟をこの時しました^^;
お昼がああでしたから、さあ夕食はどうなるでしょう。
期待はしませんが、できればメインの料理がちゃんとあるものをと思いながら
お昼とは別な、民宿街の奥の方へと探して行きました。
民宿と食堂の看板を合わせて掲げている所もあります。お昼間は食堂らしき
場所に、誰もいなくて駄目でしたが、夜は人が帰っているかも知れず行って
みましたが、やはり誰もいません。どんどん歩いていくと、村へ着いた時の
駐車場が見えてきました。チングが確か駐車場の向かいにお店が一軒あったはず
と言うので行ってみましたが、そこはお刺身屋さんでした。
宿の方へ引き返しかけると、一人で歩くハルモニの姿を見ました。早速
セスクシが声をかけます。宿探しの時のアジュンマへの声掛けと言い、今回の
ハルモニといい、まるで旧知の人とばったり会って話し始めたかのような
気さくな自然な話し振りには驚かされます。
私たち夕食をとりたいんだけど、刺身屋以外に食事のできるところはありませんか、
どこか食事を提供してくれる所は~~
お店が無いと知ると、とうとうそのハルモニに、炊いたご飯とキムチがあれば
いいから~と頼みこんでいます。
セスクシの押しの強さには驚きです!ハルモニは、民泊をやっているから
食事をと言われれば作るが、今どきはみんな外で食べるから出さないのだと
だからパンチャンも、自分用のものしかないから~と暗に断りたそうなのに
それで十分だから、食べさせて!とお願いして、ハルモニの台所に三人で
押しかけてしまいました^^;
しぶしぶ食べさせることになったとはいえ、いざとなればあれもこれもと
作り置きのパンチャンをたくさん出してくださって、貝の塩辛(和え物?)
なんて物も初めていただきました。お味噌汁はセスクシの大好きなシグムチ
(ホウレンソウ)です。
本当に母方のお祖母ちゃんの家に来たような食卓になりました。
ハルモニ心づくしの食事を終え宿に戻ると、一緒に泊ることになったア
ジュンマ二人の姿が見えません。祭りはとっくに終わり、海辺は静かです。
宿のハルモニに聞きに行くと、他の所に行ったのだそうです。
そうなのです。どこにも宿がなさそうに感じてしまったのは錯覚で、ほとんど
の人は祭りが終われば大型バスや自家用車で帰って行き、民宿の人が捕まえ
られなかったのは、皆会場や仕事などに出て家に不在だったからなのでしょう。
以外に空いている民宿が多そうなのは、夕食をとるお店を探している時に
気が付きました。それを知って、私も別な宿に移りたい考えが起きなかった
わけではありません。でも親切なハルモニが、客を逃してがっかりされる
かもしれないと思うと、言えないなと思ったのでした。
以上、珍島にはどうやら民宿しか無いようですが、当日に宿を探しても見つけ
られそうな宿状況でした。
お祭りであることは、間違いありませんでしたが、宿泊についてはちょっ
と注意が必要です。
観光サイトなどで調べた結果、いわゆる観光ホテルのような宿はなさそう
だとすぐわかりました。当初チングと二人で行くつもりだった時は、現地
についてからモーテルとか民宿に、行き当たりばったりで泊ることになる
と覚悟をし、そんな旅になるとチングにも了解をとっていました。
セスクシも一緒に行くことになって、そのことを話したら「韓国国内どこへ
行ってもチムジルパンの無い所はない。一泊くらいチムジルパンで大丈夫よ」
の太鼓判に、すっかりチムジルパンで一晩過ごす積りで出かけていきました。
ところがハルモニ3名のいきあたりばったり珍島旅は、島に着く早々第一の
危機に襲われました。
到着早々誰がどこで情報収集したのか、珍島にチムジルパンは無い!と判明。
さあ大変祝祭会場のあるフェドンニに到着早々、祭り会場へ行く前にまず宿
探しでした
民宿がたくさんあるので大丈夫だろうと思うものの、村の駐車場には大型
観光バスが並び、自家用車はあちこちの路上から祭り会場までずら~り路駐
どこも観光客でごった返しているのを眼にすると、もしかして宿をみつけ
られないかもと、不安にかられます。
そればかりか民泊の看板を見て訪ねる家、訪ねる家「ケーセヨ(いらっしゃい
ますか)?」と呼べども、誰も出てきません・・・
今晩は下手したら屋根のない所で寝るのかも~の不安が、どんどん頭をもたげ
始めるころセスクシが、同じ様に宿を探していたアジュンマ二人連れに声を
掛けて、一緒に探そうなんていう話をしたようでした。
5・6軒目の民泊の看板が、壊れて逆さにぶら下がっている家で、やっと
ハルモニがご近所さんと縁側でおしゃべりして、家にいらっしゃいました。
部屋はありますかと問うと一部屋ならあるそうです。
ここでセスクシがアジュンマ二人連れに「ウリ カチ チャヨ!(私たち 一緒に
泊りましょう)」と話してくれて、今日の宿が確保できました。
5人一緒は狭いだの、見知らぬ人と一緒は嫌だ・・・だの言っていられません。
宿を確保したのでいよいよ海へ!出かけるべく靴を履きかけると、ハルモニが
食べていたヨモギ餅や苺を、食べなさいと勧めてくださるので、お昼がまだ
だった私たち、遠慮なくいただきました。縁先で食べているうちにセスクシが
縁の下に置かれていた長靴に気付きました。借りられるかと聞くと、どうぞ
どうぞと貸してくださいました。
実は海が割れると言っても、完璧に水が退いてカラカラの砂地になる訳でなく
ドロドロ状態のところを歩くことになるので、長靴を用意するか、現地で売られて
いる物を購入した方が良いと聞いていました。これでもう準備万端です^^
祭り会場のある海岸の方に行き、お昼ご飯です。海辺にきたのですから当然
刺身の舟盛りと日本ならなる所です。舟盛りはありませんが、韓国もメインの
魚を決めてコースでいただくと前菜から諸々盛りだくさんの海の料理一式が
出てきます。それを期待していた私、セスクシの「私、刺身の様なものは
嫌いで食べられない」の一言で挫かれました。
海辺には刺身屋さんが1・2軒あるのみ、刺身屋さんが駄目ならあとは祭り
会場に特設されたお店と屋台しかありません。特設店に入りセスクシの奢りで
クッパ(ご飯入り汁物)をいただくことになりました。そそくさとお腹に流し込み
お昼ご飯は終了!期待した食事ではありませんでしたが、今日は海割れ体験さえ
できれば、後のことはどんなことも耐える覚悟をこの時しました^^;
お昼がああでしたから、さあ夕食はどうなるでしょう。
期待はしませんが、できればメインの料理がちゃんとあるものをと思いながら
お昼とは別な、民宿街の奥の方へと探して行きました。
民宿と食堂の看板を合わせて掲げている所もあります。お昼間は食堂らしき
場所に、誰もいなくて駄目でしたが、夜は人が帰っているかも知れず行って
みましたが、やはり誰もいません。どんどん歩いていくと、村へ着いた時の
駐車場が見えてきました。チングが確か駐車場の向かいにお店が一軒あったはず
と言うので行ってみましたが、そこはお刺身屋さんでした。
宿の方へ引き返しかけると、一人で歩くハルモニの姿を見ました。早速
セスクシが声をかけます。宿探しの時のアジュンマへの声掛けと言い、今回の
ハルモニといい、まるで旧知の人とばったり会って話し始めたかのような
気さくな自然な話し振りには驚かされます。
私たち夕食をとりたいんだけど、刺身屋以外に食事のできるところはありませんか、
どこか食事を提供してくれる所は~~
お店が無いと知ると、とうとうそのハルモニに、炊いたご飯とキムチがあれば
いいから~と頼みこんでいます。
セスクシの押しの強さには驚きです!ハルモニは、民泊をやっているから
食事をと言われれば作るが、今どきはみんな外で食べるから出さないのだと
だからパンチャンも、自分用のものしかないから~と暗に断りたそうなのに
それで十分だから、食べさせて!とお願いして、ハルモニの台所に三人で
押しかけてしまいました^^;
しぶしぶ食べさせることになったとはいえ、いざとなればあれもこれもと
作り置きのパンチャンをたくさん出してくださって、貝の塩辛(和え物?)
なんて物も初めていただきました。お味噌汁はセスクシの大好きなシグムチ
(ホウレンソウ)です。
本当に母方のお祖母ちゃんの家に来たような食卓になりました。
ハルモニ心づくしの食事を終え宿に戻ると、一緒に泊ることになったア
ジュンマ二人の姿が見えません。祭りはとっくに終わり、海辺は静かです。
宿のハルモニに聞きに行くと、他の所に行ったのだそうです。
そうなのです。どこにも宿がなさそうに感じてしまったのは錯覚で、ほとんど
の人は祭りが終われば大型バスや自家用車で帰って行き、民宿の人が捕まえ
られなかったのは、皆会場や仕事などに出て家に不在だったからなのでしょう。
以外に空いている民宿が多そうなのは、夕食をとるお店を探している時に
気が付きました。それを知って、私も別な宿に移りたい考えが起きなかった
わけではありません。でも親切なハルモニが、客を逃してがっかりされる
かもしれないと思うと、言えないなと思ったのでした。
以上、珍島にはどうやら民宿しか無いようですが、当日に宿を探しても見つけ
られそうな宿状況でした。