「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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きょう午後1号機の扉を開くことは、事実上のドライベントと同じです。念のため、警戒を怠らないで下さい。

2011-05-08 00:26:59 | 福島第一原発と放射能

 各社の報道内容がわかれているので判断に迷うと思いますが、警戒をしないわけにはいかないと思います。小出先生と空気清浄機についてだけ、以前トークしましたが、全く期待されていませんでした。何人か理系の研究者とも話しましたが。どうして空気清浄機で高濃度の放射性物質が大幅に微量になることなど考えられないと話していました。空気清浄機で本当に減るというよりも、見掛け上、空気中で放射性物質が一定程度吸着されたことで、一瞬減らしているようにみせかけているだけだと言います。

 僕の知人で、東京電力と関係の太い人は「一般の人にはわかりにくく、相手は言っていますが、一号機の扉をあけると、空気の流れができますから、上にどの程度舞い上がるかはわかりません。これは、事実上、ドライベントと同じ作用が想定できます。やってみないとどこまで、数値が上がるかは分かっていないでしょう。まあ、扉を閉めれば、とめられるから、いいかなと思っているのではないでしょうかね。」と。さらに「きょうの午後からのあさっての朝まで、私は家に閉じこもります。」と。

 もちろん、どこまで、そうなるのかは分かりませんが、警戒を怠るべきではありません。8日に高濃度放出と言う事前に流れていた話は、当たっていたことになります。僕はゴールデンウィーク最終日に、こうした危険がある行為を平気で政府や東京電力が行うことに疑問を感じています。日程ありき、スケジュールありきで、このようなことを行う感覚は理解できません。きょうやらなければならない理屈が、もしかすると何かあるのかも知れませんが。

 1号機、8日午後にも放射性物質放出の可能性(読売新聞) - goo ニュース

 

 福島の20ミリシーベルト問題について、頂いたお母さんたちのメールや悲痛な声を、ある人を介して、菅直人氏に直接伝えています。万が一、何か進展があればこのブログで伝えます。本人は、浜岡原発を止めると言い出したことが、外国や経済界からも好評だったとして、喜んでいるそうです。それについて、皆さんがどう感じられるのかはおまかせしたいと思います。

 本日、名古屋でミーティングをおこないました。Facebookによる僕のはじめてイベントになりました。特に東北や関東から避難しているお母さんたちの声をさらに聞いています。また、名古屋でもこの原発事故を自分のこととして受け止めている方が複数いることを嬉しくおもいました。

Facebookの公開グループ「福島第一原発を考えます」は大変活発な論議が始まっています。 

 Facebookにまず僕は、自分の名前「木下黄太」アルファベット表記が「Kinosita Kouta」という形で登録してありますが、さらに「福島第一原発を考えます」という公開グループを立ち上げました。http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863このブログの読者や福島第一原発の問題を考えていきたい皆さんが、議論し、交流し、何かを創り上げていく場になれば、ありがたいです。イベントの立ち上げ連絡も含めてです。行動する事につながればと思っています。公開グループの説明文です。

「We think about Fukushima Daiichi.

 東京電力の福島第一原発について、この事故の事態に直面し、考え、対話し、
さらに行動するためのグループです。」

 できる限りみなさんが、このFacebookにご登録していただき、この公開グループに参加していただければと思います。参加リクエストに気がついたらすぐに承認します。この問題に関心のある方は、勿論、全て承認いたしますので、よろしくお願いします。いろんな動きが出てくれば、ムーブメントになると思います。インターネットでのやりとりにとどまらず、今後、現実の動きとなることを想定しています。いろんなことを覚悟しながら、僕は動いているつもりです。このブログをよくご覧いただいている全ての皆さんに、是非入っていただき、何かのきっかけになればと切に願っています。尚、私への友達リクエストも構わないですが、先にこの公開グループへの参加リクエストを直接してからにしてください。そのほうが早いです。宜しくお願いします。 

もちろんこのブログに、グループで提示された重要情報は僕が転載したり、コメント欄で書き込みをうながしています。その点は継続しています。