G8ではっきりしたことは菅総理が、事故情報の国際社会への公開を約束し、原発の安全基準につなげると言いながら、「地震や津波対策などで最高水準の原子力安全を目指す。貢献する」とのべたことです。これは、菅直人総理が、原子力発電を推進し続けると言うスタンスを国際社会の中で、明確にしたことですし、これを特にフランスのサルコジ大統領が、サポートする構図です。膨大な見積もりが出されているアレバ社への放射性物質の除去が請け負える事で、多大な利益をフランスが受けられるという構図が、背景にはあります。しかも、原発推進国がこの事故でも意識を変えずに原発をすすめる事を表明し、国際的な原発ロビーのパワーもあって、事故の甚大な影響を国際的に隠蔽がスタートする可能性があります。このことは、本質的には、米仏から見たときに、日本の相対的な地位の、大幅なダウンしかありませんし、そのうえで、ぼったくられるという現実に直面している事です。そういう図式を菅直人は肯定し、その図式のストーリーでそのまま進む事を国際的に表明したと言う事です。これは、日本が、この原発事故によるダメージを、さらに増幅する結果となりますし、日本の今後を大きく変えるチャンスでもある状況が、最悪の選択に進みつつあると言う事を明確に示したと言う事でしかありません。これは、放置できる状況ではありません。民主だ自民だみんなだ公明だ共産だ社民だなんて、どうでもいいです。このままの状況を放置した場合、日本でのこの大きな被曝事故は、その実態が十年単位で隠蔽され、この要請を国際機関やフランス政府などと連携して行われることになります。何が本当におきていて、これから本当はどうなってくるのか、さっぱりわからない状態がみなさんのところで続く事になります。本当に悲劇的な話ですし、この悲劇は日本国民全体に実はのしかかります。少なくとも、福島、宮城、山形の東北地方、及び関東全域、さらに静岡も実害は出始めています。それは、山梨、長野などと広がっていく可能性も否定できません。海洋汚染が果たして、福島や茨城沖ですむのか、まだ誰も答えはありません。二号機と三号機からの放射性物質の大量放出は、今もその危険は継続しています。四号機の建屋が倒壊する、プールが崩れたら、使用済み燃料がどうなるのか、誰も答えは持っていません。そうした状況で、しかも注水問題のような意味のないリーク合戦と中傷合戦に政府や東電が明け暮れている現実を黙認するべきではありません。
僕らに求められているのは行動です。子どもを守るお母さんたちを先頭に、父親も、若い女性も、お年寄りも、学生も、いろんな立場のいろんな人々が立ち上がらなければなりません。自分の身近な、学校や幼稚園や役所で戦いを続けなければなりませんし、その戦いだけでなく、大きな国のあり方を問う戦いもすべき時になっているという現実を認めてください。ひとりひとりが立ち上がらなければ状況は変わらないのです。誰かがしてくれることはありえません。お上がしてくれることはありえません。私たち、一人一人が手を携えて、勇気を持って立ち上がるしかありません。「原発を段階的に全て廃炉にする」ことができなければ、安心な日常はかえってきません。ドイツもスイスも脱原発を表明しました。私たちはどちらに進むかです。原発周辺のわずかな人間の利権構造を優先するのか、日本全体の安全を、子どもたちの未来を優先するのか、答えは明らかです。こんなに明確な現実のテーマが僕の人生にも、皆さんの人生にも被ってきた事はありません。現実の答えとして、原発をすべて廃止することを段階的にすすめて、火力増設、天然ガスでの発電を中心として、太陽光、地熱、水力、風力などの利用も考慮しながら、やっていくことは絵空事ではありません。意味のない電気の使用を控える社会構造が必要なだけです。本来必要のない電力を節制をして、破滅要素をさけて、熱効率の高く実現可能なエネルギーに軸足を移す作業を進めることで、原発は最終的にすべて廃止できます。こんな事も志向していない菅直人総理を許せませんし、そこに利権と原子力発電維持のために、サルコジ大統領との野合が成立しているのは、不快という言葉しかありません。こういう人々をゆるさずに、子どもたちを守るために私たちは行動し、立ち上がるしか道はありません。本当のことをあきらかにしろと強く言い続けるしかありません。政治というのは現実の課題から具体的に発生するものです。その現実の課題が、恐らく戦後はじめて、国民レベルでおきあがったのが、今の日本の現実です。ここに、どれだけ行動する人々が集結するのかによって、事態は一変します。おもいもかけないくらいに、あっというまに状況は変えられます。もちろん、その後の展開の方が、実際は大変な事が多くなりますが、それは新しい事を立ち上げる話ですから、大変でもやりがいはあるはずです。とにかく、僕は進むしかないと思います。皆さんも、是非手を携えて立ち上がってください。
一人でも多くの方が参加し、行動してください。Facebookのグループ「福島第一原発を考えます」は行動する皆さんの参加を期待します。参加は→ http://www.facebook.com/home.php?sk=group_163985373661863
ホットスポットになってしまった松戸であす講演会です。主催者は自宅近辺でよく遊んでいる公園が、市の調査で、0.5マイクロシーベルトを超えたため、ショックを受けています。
松戸にて、明日土曜日に「環境を考える勉強会」(木下黄太講演) 土壌調査は三郷と流山近辺のみ募集。お一人ずつ。これだけしか募集していません。他の地域の方は申し込まないで下さい。 公園や幼稚園、学校などの施設について調査希望をされる方がいますが、施設側が了承しなければ、勝手にやることはできません。施設管理権との兼ね合いがあります。こちらは、データをまとまった時点で公開しますので、例えば○○市○○町○丁目までは公開したいです。さらに個人敷地とか農地とか河川敷とか公道とかの区別は明らかにしたいです。このため、現地で相手先との折衝になりますが、恐らくかなりの困難があり、トラブルになる可能性もあります。このため、ご希望はわかりますが、無理をした場合、大変な事になりますので、出来る範囲内にしてください。水面下の折衝で厳しい場合は、近隣で可能な場所、できる限り御自身の所有地内でおこなってください。調査はできる限り早く開始したいため、個別の折衝は待てません。さらに、あまり公的機関に情報が拡散すると、調査そのものが妨害される可能性も否定できません。このため、極力、ご自身の所有地内で調査してください。 追記:山本太郎氏を支持します。いつから、全体主義国家にまで日本は落ちたのか。
ホットスポットとされる松戸にて、明日土曜日に「環境を考える勉強会」(木下黄太講演)