「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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ドイツ放射線防護協会プフルークバイル会長との対話

2011-10-11 02:32:11 | 福島第一原発と放射能

 まず事務連絡です。

①携帯メールで私にメールしていただいている方で、また、返信できないケースがあります。きのう携帯から送信して、僕の返信が届いていない人のことです。あなたです。受信設定を変えて再送信を。

 

 僕らのメンバーとドイツ放射線防護協会の会長との間でおとといになりますが、大阪のホテルで三時間近く、いろんな観点で、話し合いをおこないました。ドイツ放射線防護協会と僕らの放射能防御プロジェクトは、いろんな観点で、共通項が多かったです。α線核種やβ線核種の識別を、高濃度土壌ですすめる事への合意などもありました。

そして、こちらの首都圏土壌調査の結果を全部お伝えしましたが、関東東京の土壌が汚染されている状況の数字を見ている彼の目は、真剣そのものでした。というか、あきらかに何かショックを受けている様子でした。

 たぶん彼のいた東ドイツは、事故直後の情報隠蔽がひどかったようで「国や政府は同じように、動くものだから、要注意だ」と、暗に日本政府の状況を示唆するコメントは手厳しかったです。さらに、ミュヘン近辺というエリアで、子どもの不具合がチェルノブイリ後に増えている事。死産の増加など、気になるデータを次々といわれました。ドイツで、降下物が多く落ちているところとは言え、今の首都圏土壌よりも、汚染されていないと思われるエリアでの、話を聞くと、今週暗澹たる気分の僕は、さらに暗澹たる気分が深まっています。

ある程度被曝しているエリア(首都圏も入ります)の人、特に子ども、妊婦、妊娠可能な女性は、被曝線量の低い場所に避難すべきだと僕は考えます。優先順位は「避難する」ことです。慢性的に被曝することは避けるべきですから、できる限り早く避難することをすすめます

なんで、皆さん、東京にいるんですかね。うーん。わかんない。

  

 三月中旬以降、原発事故の放射性物質拡散に関連し、なんらかの健康影響や異変があると思われる方は、その事象をメールで伝えてください。妊娠、出産に関わらず、医療的な中身に関わる事、会社、組織、学校など集団的におきている事を教えてください。極力メールしてください。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp 

 

彼の院内集会が本日行われます。お時間のある方は。

 

院内学習会「福島原発事故と食品汚染基準―チェルノブイリの経験から」

日時:10月11日(火)13:00~14:00
会場:衆議院第二議員会館 第2会議室
講師:セバスチャン・プフルークバイルさん(ドイツ放射線防護協会 会長)

※議員会館の入り口に、通行証を持ったスタッフが居りますので、受け取ってご入場ください。独日通訳付き。

 

 

セバスチャン・プフルークバイル(ドイツ放射線防護協会 会長)
 1947年生まれ。物理学博士。ドイツ・ボンにあるオットー・フーク放射線研究所会員、欧州放射線リスク委員会(ECRR)理事。チェルノブイリ事故、フクシマ事故を解明する各種プロジェクトに参加するほか、事故周辺地域の子どもたちの社会復帰活動に参加。
 89年、旧・東ドイツの民主化運動で最初に設立された市民団体「ノイエス・フォールム」を共同設立。「ベルリンの壁」崩壊後のハンス・モドロウ政権下では、東ドイツのエネルギー政策を改革する目的で数ヵ月間、大臣を務める。90年、ベルリンで市民団体「チェルノブイリのこどもたち」を設立。長年、ドイツ・チェルノブイリ支援協会(ミュンヒェン)の理事を務める。91年~95年までは、ベルリン市議会でノイエス・フォールム選出の議員も務める。

ドイツ放射線防護協会
 ドイツ法に基づき、裁判所に登記されている独立系市民団体。(日本のNPO団体に近い)。放射線リスク、特に低線量被曝のリスクが十分に考慮されず、放射線防護が十分行われていないと見る研究者など、専門家の団体。放射線リスクから、人間と環境を保護することを目的としている。協会組織として、オットー・フーク放射線防護研究所を有する。会費などで運営。90年設立。

 

ストロンチウム90が195Bq/kg検出されたのは横浜の大倉山のマンション屋上堆積物からです。たしか六万Bq/kg、セシウムが確認されたところ。屋上で側溝のような感じで土壌蓄積がある場所です。同位体に検査を出した方に確認が取れました。同じような割合で、他の地域からも検出されると思います。

 

 講演会は伊豆・伊東の概要がきまりました。

今週金曜日大阪は定員になりました。また来週土曜日の横浜・関内も定員です。横浜の講演会は当日突然の参加は認められませんので、予約済みの方は入り口で、申し込みメールを主催者に見せて、入場してください。

 

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放射能防御プロジェクト in 伊東
木下黄太講演会
10月21日(金)木下黄太氏を伊東に迎えます。
1999年,茨城県での東海村JCO臨海事故
(日本国内で初めて事故被曝による死亡者を出した)
を直接取材し、放射能の危険性を理解する人物。
福島第一原発の真実。
そして伊豆、伊東が現在、放射能にどの程度汚染されているのか。
測定結果をもとに講演していただきます。
みなさんはそもそも原発がどういうものか知っていますか。
テレビや新聞で報道されている内容を鵜呑みにして大丈夫なのでしょうか。
飲み物はどうなの?肉や魚はどう?野菜の産地は?子供が食べても安全?
伊東市役所が発表した三カ所の数値は安全な数値?私達は自費で土壌検査、
空間放射線量を調べた結果、伊豆にも放射能汚染がある事を知りました。
ぜひ福島第一原発事故の真実を知って、真剣に考えましょう。
福島第一原発事故後の体験談
放射能性物質が子供達へどのような危険を及ぼすのか
質疑応答
■日時:10月21日(金)
※開場13:30  14:00開始~17:00終了予定 
参加ご希望の方は合わせてお申し込み下さい。
■定員:200名
■会費は基本無料ですが、メンバーが私費で運営しています、
ご理解が得られた方は是非500円程度の寄付金をお願いします。
■場所:生涯学習センターひぐらし会館3Fホール
伊東市桜木町1-1-17
参加申し込みは自由ですが、
メールでの申し込みも大歓迎です。
放射能からこどもを守る市民の会  save.izu@gmail.com(メールアドレス訂正しました)
子供を放射線から守る事が趣旨ですので
お子様やお孫さんを守る為に是非参加お願いします

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 10/15(土)の熊本、10/16(日)の福岡でも講演会をおこないます。お知らせ致します。

★『木下黄太 講演会 IN 熊本』
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■日時:10月15日(土)
■会場:熊本県青年会館(ユースピア熊本) 202号室(120名)
 熊本市水前寺3-17-15 2F
■開場13:00 開始13:30~15:30
■申し込み:
kyushu.kumamoto@hotmail.co.jp                                                               ※上記メールアドレスへ代表者名・参加人数をご連絡ください。
■参加費:600円(会場費・お子様無料)
■熊本県青年会館アクセス
http://www.ks-kaikan.com/access/access.html
※駐車場はござますが、当日は満車が予想されますので
公共機関または、近隣の駐車場のご利用をお願いいたします。
※JR水前寺駅隣に立体駐車場がございます→
http://parking-kyushu.jp/number/94178863


★『木下黄太 講演会 IN 福岡』
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■日時:10月16日(日)
■会場:春日クローバープラザ西棟1F クローバーホール(288名)
■開場:13:00 開始13:30~16:30
■申し込み:
http://kokucheese.com/event/index/18006/  

■参加費:500円(託児室あり一人 800円:保険込)

*混雑が予想されますので、ご来場の際は公共機関にてお越し下さいませ。
(会場はJR春日駅目の前。)
どうしてもお車にて来られる方は周辺駐車場をご使用下さい。
★クローバープラザ近隣駐車場のご案内→
http://www.cloverplaza.or.jp/parking1.pdf


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木下黄太講演会 IN  京都

 日時:2011年10月28日(金) 午後1時~午後3時半
 場所:京都市下京区 ひとまち交流館・大会議室
http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html
 定員:300名 (可能な方は事前に予約を。当日でもたぶん大丈夫ですが)
 料金:500円

 *小さなお子さま連れの方も、どなた様も是非お越し下さい。親子室もございます。

 主催:京都ママパパの会 
http://kodomo-kyoto.sakura.ne.jp/
 申し込み先:: kodomokyoto@gmail.com

 
 
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木下黄太講演会 IN 群馬 満員になりました。
10月23日(日)開場午後1時半 午後2時から4時すぎまで。  

場所:玉村町文化センター 視聴覚室 (定員82名 定員に達しました)

  
http://www.tamamura-bunka.or.jp/

参加費:500円

申し込み:受付終了しました。

(1)お名前、(2)連絡先メールアドレス、(3)参 加人数を書いていただき、(4)meglian2004@yahoo.co.jp へメールしてください。なお小さなお子様をお連れになる
予定の方は、その人数もお書きください。
なお会場は床なので敷物か座布団椅子などをご持参下さい。

参加費は中学生からは必要になります。

木下黄太講演会 IN 浜松
■日時:10/25(火) 開場:18:00~、開始:18:30~20:30
■会場:アクトシティ 401会議室 (最大100名)
http://www.actcity.jp/sponcer/seminar/facilities/room_401.php
■参加費:600円 (会場費・小学生まで無料)  
■アクトシティアクセス:http://www.actcity.jp/about/access.php
■主催:子どもの給食を守る会 浜松
http://blog.livedoor.jp/kodomohamamatsu/
■申し込み先:kodomohamamatsu@gmail.com
 上記メールアドレスへ、お名前・連絡先メールアドレス・参加人数をご連絡ください。
尚、小さなお子様をお連れになる予定の方は、その人数もお書きください。
会場設営のため、出来るだけ前もってのご予約をお願いします。

 
※不明な点につきましては下記をご参照ください。
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