「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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柏市で57.5μsvのウルトラ・ホットスポットという問題。放射能汚染ガレキ拡散阻止行動は継続を。

2011-10-22 22:24:07 | 福島第一原発と放射能

  放射能汚染ガレキ拡散をどう阻止するのかという取り組みを皆さんが行っているのは、大変重要です。もともと、放射能汚染ガレキ処理をどういう風に進めるのかというのは、おそらく政府側にとってもきわめて頭の痛い問題です。「普天間基地」と同じ構図、様相をたどることは、民主党政権の「何にも決めない原則」から考えて、避けられない構造になりつつあります。福島のガレキは方法論さえ、考えられていませんし。

 政府側から投げかける→反対の声をあげてもらう→反対の声が強い場所をあきらめる格好をする→反対の弱いところで落としどころを探る→落としどころがみつかれば解決。落としどころがみつからないと更なるループへ。

 こうしたループ構造を正確に理解した上で、関東以西、つまり甲信越、中部、近畿、北陸、中国、四国、九州、沖縄、離島などの地域は絶対に受け入れてはなりません。もちろん、北海道や、東北でも放射能被害が少ないと見られる青森や秋田も受け入れるべきではありません。関東でも汚染度の低い地域、埼玉や神奈川も受け入れるべきではありません。

 このループに従えば、あなたの自治体やあなたの周辺自治体が受け入れれば、それをリカバリーする方法はありません。下手をすると大量に押し付けられかねない構図になります。大半の自治体が拒否を鮮明にしているのは、望ましいことです。離島など一部の自治体が、受け入れ表明しかねない状態は危惧しています。該当県や近隣県の居住者は直ちに声をあげてください。さらに、旗手を鮮明にしない、特定の自治体は要注意です。あなたが、声をあげないとやってくれる人は一人もいません。やるのは、あなたです。

 そうした中で、もろもろの要因が重なって、先行きが不透明なのは、大阪です。大阪府と大阪市の政治的な立ち位置の問題によって、この話がおかしな方向になると大変にまずいです。今後、ある意味では、日本の中心地になる可能性がある大阪で、放射性物質に汚染されたガレキを引き受けることになると、日本という国の根幹にかかわる可能性があります。大阪に絶対にガレキを持ち込ませてはなりません。それを阻止できるのかどうかが、この問題の大きな境目になります。大阪府民のみならず、近畿一円、西日本全域の皆さんは、声をあげてください。このことは大きな話です。どの政治的な立場にとっても、これは許してはなりません。愚かな新聞の社説に憤りながら、徹底的に闘うしか術はありません。闘うしかありません。主役はあなたです。

何度でもいいます。

「人を受け入れる、ガレキは受け入れない」

 

 今回のウルトラ・ホットスポット。場所は、千葉県柏市の根戸。地表の付近で、1時間あたり最大で57.5μsvの高い放射線量が検出されました。高野台町会広場といところのようです。セシウムが大量にあるところから、オリジナルは、福島第一原発由来の可能性が高いと思いますが、このとところ、局所的に高い線量の場所で、おかしなことがおこりすぎています。地表面からセシウムが、合算で155,300Bq/kg、地表から30cm下で、276,000q/kgという数値を考えると、作為的に誰かが埋めた可能性がまず考えられます。普通に、セシウムが降下していれば、地表面にセシウムが大量にあり、地中の中に深く入り込んでいることは考えられませんし、地中のほうが濃度が高いことは考えにくいです。もちろん大量に局所的に、降下していて、知らずに天地換えした可能性もゼロではないかもしれませんが。いずれにしても、こうしたおかしな現象がなぜおきているのか、非常に不透明です。世田谷の件でもおかしな話になりましたが、柏も相当変な話です。ただ、どちらにしても危険は、さらに高まっています。こうした高い汚染場所を見つける作業は引き続き続けなければなりません。
 

グリーンピースのお魚調査が出ました。参考にしましょう。まだ大きな魚はこれからという感じですね。魚の汚染は、九ヶ月から二、三年が要注意です。東日本の太平洋岸の魚は、食べられないと改めて僕は思います。

http://www.greenpeace.org/japan/Global/japan/pdf/20111020_SUSEA_Result.pdf

あすは、群馬に伺います。

 

環境省が放射能ガレキの意見募集しているようです。このブログの読者は今は、二万人以上は、確実にいます。すべての読者が、反対の声を集中させてください。この情報は拡散させ、何万人もの人々が、放射能ガレキ拡散に反対の声を上げてください。日本が滅びるかどうかが、あなたが声を上げるかどうかにかかっています。

http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14327

houshasen-tokusohou@env.go.jp

平成23年10月17日(月)~平成23年10月26日(水)
 
 
 
 
さらに、もっと大切なことは、あなたが、今住んでいる市町村、都道府県に放射能ガレキを受け入れるなと、これこそ、直ちに、強く声を伝えてください。電話、メールだけでなく、直接押しかけて話してください。できれば、首長、できなければ担当責任者に伝えてください。放射能ガレキを拡散させ、あなたの街にガレキがくれば、あなたたちの子どもの未来も失いかねません。食べ物もまもれません。西日本が汚染されれば、東日本もさらに追い込まれます。ここの戦いはシビアです。
 
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木下黄太講演会IN 南足柄 

 

 

[日時]10月24日(月)14:00~17:00

[場所]岩原公民館(神奈川県南足柄市岩原348-1)

[人数]100名

[参加費]500円※子供無料

[託児あり]子供1人100円(託児係代・保険なし)

[持ち物]座布団(床に座って頂きます。各自、座布団などをお持ち下さい。多少、イス席はご用意します。)

[アクセス]最寄り駅:大雄山線~岩原駅から徒歩5分(改札出て左側を行き、信号を渡ってまた左側に行くとピンク色の建物が見えます。)
※駐車場が少ない為、電車などをご利用下さい。

[申し込み先]電話・FAX:0465-43-5257(電話受付は17時~21時のみ)
Eメール:
apricot-baby.12240615@piano.email.ne.jp
(※Eメール申し込みで返信ない場合、お手数ですが、電話・FAXにてその旨を伝えて再度申し込み下さい。)

※申し込み時に、代表者名・参加人数・託児の有無・連絡先をお知らせ下さい。

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木下黄太講演会 IN  浜松

定員オーバーで会議室が変更です。

■日時:10/25(火) 開場:18:00~、開始:18:30~20:30
■会場:アクトシティ コングレスセンター53~54会議室 (最大198名)

■参加費:600円 (会場費・小学生まで無料)  ■アクトシティアクセス:http://www.actcity.jp/about/access.php

■主催:子どもの給食を守る会 浜松

http://blog.livedoor.jp/kodomohamamatsu/
■申し込み先:kodomohamamatsu@gmail.com

 

 上記メールアドレスへ、お名前・連絡先メールアドレス・参加人数をご連絡ください。
尚、小さなお子様をお連れになる予定の方は、その人数もお書きください。

 

会場設営のため、出来るだけ前もってのご予約をお願いします。
 
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木下黄太講演会 IN  京都

 日時:2011年10月28日(金) 午後1時~午後3時半
 場所:京都市下京区 ひとまち交流館・大会議室
http://www.hitomachi-kyoto.jp/access.html
 定員:300名 (可能な方は事前に予約を。当日でもたぶん大丈夫ですが)
 料金:500円

 *小さなお子さま連れの方も、どなた様も是非お越し下さい。親子室もございます。

 主催:京都ママパパの会 
http://kodomo-kyoto.sakura.ne.jp/
 申し込み先:: kodomokyoto@gmail.com

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「沖縄県から放射能問題を考えよう」主催:子どもを放射能から守る会おきなわ
                       後援:琉球新報社
 
10月29日(土)
 
■時間■15:00開場 15:30開演~18:30終演
 
■場所■琉球新報ホール
 所在地:沖縄県那覇市泉崎1丁目10-3
■出演講師■
 放射能防御プロジェクト:木下黄太氏
 県内産業医:森冬子氏
 子どもを放射能から守る会:龍野愛
  ほか、数名現在調整中※決定次第追って発表させていただきます。
 
■費用■1000円
※会場設営費、資料代など
 
■保育■あり(有料一人につき500円)会場フロア別室にて未就学児の保育を行います。
※保育希望の方は、お申し込みの際、必ず希望の旨をメールにて記載下さい。
 
 ※席数に限りがございますので、事前に申し込みをお願いいたします。
定員になり次第、締め切りとさせていただきますので、お早めにお申し込み下さい。
  
申し込みアドレス:ailyn100@yahoo.co.jp
メールタイトルは「木下氏講演会申し込み」とし、
代表者氏名、参加人数、連絡先、保育の有無(保育必要人数・お子さんの年齢)をご記入下さい。
  
折り返し、整理番号をメールさせて頂きますので当日会場予約受付にて
番号を係りにお伝え下さい。
  
定員になり次第申し込みを締め切らせていただきますのでご了承ください。