再臨界は、ある意味、想定内の事態が続いているだけですが、メルトスルーしたものだけでなく、格納容器内でも、まだ再臨界しているという状況は、想定よりもひどいなあと、僕は思っています。こうした状況があらわになっていることそのものが、何か緊急事態の前触れの可能性もあるとも認識はしています。従来とおきていることは変わらなくても、情報がオープンになっている状況を踏まえて警戒レベルはあげるしかないと思っています。そこは、しょうがない感じです。万が一の緊急事態という発想はもっておくしかありません。半年以上過ぎて、こんな状態になっていることが、如何におかしいのかわかってほしいと思います。
東京都が当初から大気中のストロンチウムを検出していて、その事実を公にしなかったことは、大きな問題だと認識しています。本当に危険な核種が当たり前に存在している事実を、行政が自ら隠蔽する構図です。多数の住民の健康被害など、どうでもよいということです。ひどすぎるレベルです。危険な核種について、国も自治体、研究機関はある程度は調べがついていて、その状況をほとんど開示していません。住民は当初から危険な状態で放置されています。暴挙です。
逗子市の市立池子小学校の側溝土壌からストロンチウムが12Bq/kg、検出です。同じ場所の土壌からはセシウム合算で8000Bq/kg程度出ているそうです。ストロンチウムは首都圏一円にあるということです。
健康被害がどのような形で出たことになるのかは、難しい問題です。難しい問題ですが、疑わしい事象は考察を常に進めなければならないと、僕は確信しています。公に出来るのは、プライバシーも含めて限界のある話です。しかし、そこを凌いで、放射能被害、健康被害の状況をあきらかにしなければなりません。以下は、断片情報として最近寄せられているもの。情報提供者とは直接やりとっていますが、もともとの情報は省略して掲載するしかありません。限界の中でオープンにできること。
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◎ 池袋でイベント関連の仕事。二十代から四十代の、同じ職場の中で、三人、立て続けに白血病を発症しています。
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①茨城県石岡市在住 妊娠16週目に死産。(10月中旬頃)
その前から脳に重い障害があるとわかっており、羊水検査ではなく、精密検査を受ける予定でしたが、検診でお腹の中で亡くなっていることが判明。次の日、陣痛が始まり死産。
茨城県産の食材を震災以来、食べていた。
②仙台市
10月中旬から下旬頃、5ヶ月で死産。詳細はわかりません。
「身近で、続けて死産の連絡を受け、ちょっと怖くなりました」
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茨城県石岡市。
2歳の子どもが七月末から急性白血球減少で入院してしまったそうです。
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