ある現地の医師の話が僕に伝わってきました。
南相馬の、大きな病院の医師。原発爆発から1週間以内に診察したなかに、10万cpmを大幅に超える患者5人(同市小高区)がいたとのことです。計測器が振り切れ、計りきれなかったレベルだそうです。この医師は「あの数値はいわる原発症になる水準で、近くにいる人にも影響がでるだろう」と言及しています。この患者たちは、その後行方がわからないそうで、これらのことは政党や政府に伝えているそうだが、返答はないようとの事です。
医師はまた、「小高でこの水準なら、飯舘村の住人はもっとひどい被ばくをしている。避難先で他の人に影響を及ぼしている可能性も否定できない」と言っていました。
この話は、事故直後の被曝の程度が近接圏で本当に重大であったことを示すものです。政府や行政、専門家がたいしたことはないと主張していることなど絵に描いたもちにすらならないのだろうという気がしています。チェルノブイリのときにも、これだけの数値が出てくる人間は、周りを被曝させる状況になっている水準です。こうした現象がおきていることも、公にされないという状況を許してはならないと、強く思います。
ところで、除染ボランティアが細野大臣らと一緒に、根源的に意味のない除染作業を伊達市などでおこなっているようですが、その除染作業中に、マスクを外すボランティアがとても多くいるという話も僕に伝わってきています。伊達市あたりの状況で、マスクをせずに除染作業をするのは、本当に危険です。何がおきてもおかしくありません。福島で、危険なエリアでボランティアに入って、終了後一週間程度したら心臓死で急死した事例を複数聞いている僕は、本当に憂鬱になりますし、そんなことを意味のないパフォーマンスとしてやらせる細野という人は、それで人格がもつのかなあと不思議に思います。彼の顔のシミもさらに酷いようですから。
【環境省-放射性物質汚染対処特措法関係省令案に対する意見の募集(パブリックコメント) 】http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=14417
今週木曜日の締め切りです。
=================================================