北海道で活動されている、小林理望(あやみ)医師が、放射能防御プロジェクト九州のフェイスブックグループに投稿された記事です。これは、北九州のガレキ受け入れ問題について、北橋市長に対しての説得について書かれているお話です。ただ、僕はこの投稿記事を読みながら、これは、政治家に対して、ガレキの受け入れをやめさせるための具体戦術論ではありますし、説得のスタイルの提案でもあります。しかし、さらに言うと、放射能に関しての危険を今一つ認識していない、特に社会的地位のある男たちに対しての説得の方法でもあると思いました。さらに、ある意味、学ぶべき方法論の提案では、と感じましたので、みなさんにお伝えしたいと思います。
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皆さん活発な意見交換、本当に励まされます。また昨夜の住民説明会中継を見ました、こちらも積極的に質問なさっていて心強い気持ちでした。しかし、市長も御用も他の専門家からどんなに説得されても、政策を撤回したりするなどという事はなさそうですね。
経験談ですが、医療従事者(放射線業務従事者)や専門家がどんなに説得しても、政治家や積極的受け入れ自治体首長は全く聞く耳を持ちません。放射線管理区域では放射線業務従事者が放射性物質をどれだけデリケートに慎重に取り扱いしているか、どんなに心を尽くして説明しても、です。その時の言い訳は『医学的に間違いであっても、政治的には必要。復興には必要』『他の地域の人が口出ししないでくれ』『他の学者はこう言っている』と皆さんご存知のとおりです。最初は私の力不足かと思い情けない気持ちでしたが、どうやらそれだけではないようです。
これらの事に気づいてからは、私は方針を変えました。自分が説得して歩きまわるのではなく、住民の皆さん同志がしっかり繋がっていただいて、私は医療者としてバックアップに回ろうと。
パワハラを行使する人にとっての弱点は、その人の基準で自分勝手に決めた、自分より強いパワーです。それを利用した方が良さそうです。という意味では『細川さん』に進言していただくことも良いですね。細川氏のお人柄がパワハラとは無縁な方であれば、細川氏は対話を求めていかれることでしょう。有権者の結束というのも、政治家にとってはある意味パワーとなります。医療過疎地域では地方政治家にとっては医師の発言はパワーを持ちますが、福岡県のように医師が多い地域では、医療と政治は特に目立って直結していませんので、医師の発言がパワーを持ちにくいとも思います。
私の暮らす町の町長・町議の勉強会で医師(放射線業務従事者)の立場で放射能のお話をしたことがあります。 勉強会の冒頭には「皆さまいつもご苦労様です。政府や東電がきちんと放射性物質の管理原則に従って政策を行っていれば、議員の皆さまをこんなに悩ませる状況にならなかったはずですが、今やこの日本では、市民の一人ひとりが放射性物質に詳しい市民科学者にならなければ、家族を守れない国になってしまいました。議員の皆さまにおかれましては、町の運営でもお忙しい中、このような勉強会のお時間をとらなければならないことは大変な御苦労と思いますが、このような勉強会を行って慎重に検討しようと冷静な姿勢でいらっしゃる皆さまに、一般市民としても、医療従事者としても感謝申し上げます」とお話することから始めました。
市長のプライドをうまくあやしてあげながら、放射性物質の一か所集中管理の目標達成ができるとよいですね。放射能防御プロジェクト九州での皆さんの考えは決して間違っていませんし、自信持って頑張っていきましょう。
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山下氏による学会の制約にとらわれずに、甲状腺のエコーや血液検査を積極的に行い、被ばくのことを解明しようという決意のある医者は全国でどなたかいませんか。何回呼びかけてもほとんどメールが来ません。避難者は全国にいて、医師を探しています。少しでも良心のある医師はメールして下さい。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp
「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年が経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」
「健康被害と思われる事象が顕著にあらわれている方は、僕までメール下さい。事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp」
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広島にいてもひとごとではない放射能汚染
「健康にはただちに影響はない」
「基準値内だから問題ない」はほんとう?
「震災がれきを受け入れて痛みを分かち合」って大丈夫?
【6/17(日)昼 木下黄太 講演 in広島 】
13:00~15:00 (開場12:30)広島市南区民文化センター2階 スタジオ
広島市南区比治山本町16-27 082-251-4120
広島会場申込:http://kokucheese.com/event/index/38422/
もしくは下記まで連絡を
◎広島会場 メール:kk.in.hiroshima@gmail.com
TEL:090-1778-7521 (ヤマムラ)
【6/17(日)夕 木下黄太 講演 in呉 】
18:30~20:30(開場18:00)呉市広民センター5階広公民館大会議室
呉市広古新開2丁目1-3 0823-71-2151(JR新広駅前)
呉会場申込:http://kokucheese.com/event/index/38324/
もしくは下記まで連絡を。
◎呉会場 メールmiraisonohi65@gmail.com
TEL:080-6312-6948(キムラ)
◎参加費両会場ともそれぞれ:前売り900円 当日1200円
※申込サイトでご予約の上、当日、会場にて前売料金をお支払いください。
※予約の方で満席の場合は、当日券の販売は行ないません。
※託児は応相談。
◎主催:木下黄太氏広島講演実行委員会(ヤマムラ・アラカワ・キムラ)
協賛:放射能防御プロジェクト中国&放射能防御プロジェクト岡山
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首都圏の健康被害の状況を話します。大掛かりな講演になります。
【6/30(土)木下黄太講演 in 品川 首都圏の今!!】
6月30日(土) 品川区荏原文化センター(大ホール)
主催 「品川区の子どもたちを守る会」
場所 品川区荏原文化センター
午前の部 開場10:00 開演10:30~12:00(木下氏講演会)
午後の部 開場13:00 開演13:30~16:00
(午後の部「チェルノブイリハート」を上映+木下氏講演会)
申し込み受付 5月23日 2012-05-23 18:20:00 から開始
申し込み締切日 6月20日 2012-06-20 18:20:00で終了
(最終入金6月21日まで)
お申し込みなど、詳しい詳細はこちら・・・木下黄太氏 講演会のお知らせ
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「放射能防御プロジェクト」へのご連絡も、私個人のアドレスに、連絡をお願いします。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp
まず全国のエリア別のグループについては、Facebookの公開グループは下記の通り。現実の活動の、ネット上での連絡場所になります。僕が認識しているのは、下記のグループ。あなたの居住する地域や、避難したい地域、関係のある地域に、ご参加ください。
放射能防御プロジェクト北海道http://www.facebook.com/groups/406139992749343/#!/groups/238760466232853/
放射能防御プロジェクト中部http://www.facebook.com/groups/406139992749343/#!/groups/141209445967172/
放射能防御プロジェクト近畿http://www.facebook.com/groups/262087893818390/
放射能防御プロジェクト中国http://www.facebook.com/groups/406139992749343/#!/groups/cyugoku.info/
放射能防御プロジェクト四国http://www.facebook.com/groups/406139992749343/#!/groups/rdp.shikoku/
放射能防御プロジェクト九州http://www.facebook.com/groups/406139992749343/#!/groups/357554564308882/
放射能防御プロジェクト沖縄 http://www.facebook.com/#!/groups/303467553070206/
放射能防御プロジェクト東京http://www.facebook.com/?ref=logo#!/groups/286356271460140/
【管理地域】 東京を含む関東地方全域。この地域の大半のエリアは放射線管理区域以上です。
【参加対象者】
この地域に居たことのある方。大切な人がこの地域に居る方。本当は、避難したいが何らかの理由で、この地域に踏みとどまっている方。放射能被害対応のためこの地域にあえてとどまっている方(専門家や医療関係者など)。
また、海外には、放射能防御プロジェクトヨーロッパ支部があります。http://www.facebook.com/groups/262087893818390/#!/groups/256282161066976/
また、医師向けのネットワークも非公開グループで設置しています。医師で参加希望の方は、Facebookに登録していただき、僕に友人申請していただければ、こちらでお入れいたします。
まず一つめに、彼らは『とにかく瓦礫が欲しい』。
なので反対意見はできるだけ聞きたくない、聞こえない。ましてや、専門家とまともに議論すれば言い返せないのは彼らが一番よく知っていて、専門家との議論は彼らにとって「負け戦」でしかない、だから話を聞かないのです。
積極的がれき受け入れ自治体首長の多くは、人柄ややり方に問題があることが多い印象です。民意を反映できている、あるいは反映したいと心から願っている、と自論に客観性のある自信を持つ首長は市民との対話を重視できます。市民の話を傾聴し、常に学び、自分の間違いに気づけば考えを変える事もあり得る。