小豆島ガレキ受け入れは消滅。小豆島の土庄町はガレキ受け入れを検討していましたが、国立公園ということも元々あり、結局、ガレキ受け入れは消滅したようです。「被災地支援の思いの中で災害廃棄物の受け入れにつき ましては断念せざるを得ないという結論」との町長のコメントが出ています。四国で唯一、ガレキ受け入れを画策していた土庄町が断念したのは喜ばしいです。
以前に、四十代の、元々は世田谷区在住のおかあさんから、次のお話がありました。
血液検査の結果に、疑問があり、お医者さんから「触診では問題なく、大丈夫でしょうけど、一応してみますか」と言われて、甲状腺のエコー検査を受けられたそうです。そうすると、右側に4.2×3.2×3.5ミリの大きさのしこりがみつかりました。
このご家庭は、去年の3/15の後にお子さんの春休みやGW、夏、冬休みは、東京の世田谷から西日本に、避難されていたそうです。水、食品にもかなり気をつけていたそうで、去年の3/16以降は花粉マスクですが外出時は着用されていました。
去年8月の土壌調査の結果で移住を決めて、この3月から母子で西日本に移住されています。
この方から、お子さんの心電図のことで、さらにお話を頂きました。
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またご報告ですが、
先日私の、甲状腺のシコリの件でご報告しましたが、
悲しいですが、小学生の子どもに心電図の異常がわかりました。
ことし3月末に世田谷から西日本に移住。
それまでも、小学校の春休み、GW、夏休み、冬休みは西日本に。
子どもも外出時花粉マスク。食材、水ともに、
自分なりにかなり気をつけていたのに残念です。
小学校の心電図検査で心臓の再検査になり、さらに別のところで、検査しました。
心電図をみて、医師からは、波形が下に伸びていて、異常があり、 大人ならば過去に心筋梗塞があったか聞かれる症状と言われました。
医師の勧めで、レントゲンとエコー検査もし、心臓の大きさ、エコー検査は正常、心音良好のため、
医師からは最終的に大丈夫です。と言われました。
放射能についてこの3月まで東京にいたので心配していることを、医師に伝えましたが、
チェルノブイリの時とは量が違うので関係ないというのが
その時の医師の見解で、
私からは、ベラルーシ、ウクライナでは心臓の被害が最も多くなっているようですが、と伝えましたが、 不勉強でわからないと言われました。
今後関心を持っていただけることをねがいます。
うちは移住後だったので今後の改善に期待します。
これで、東京へ未練がスッキリ完全になくなりました。
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心電図の異常について、バンダジェフスキー博士は「体内でセシウムが10Bq/kgを超えるとおこりうる」と前から警告していますし、「東京の子供たちはセシウムを取り込んでしまっている。子供たちがどれぐらいセシウムを蓄積したのかを調べて、心電図異常の変化を記録し、子供たちの中の危険な群を見つけ出し、もっと詳しい診断をしなければならない。」 とも伝えてきています。今回のケースは母親に甲状腺の異常がみつかり、小さな小学生のお子さんに、大人であれば心筋梗塞を過去におこしたことがあるように考えられる波形が、心電図にあらわれたということです。放射能による被ばくを想定せずに、こういう出来事が、重なって家族内で偶然おきることは、僕には、ほとんど考えられません。
さて、福島県は第7回の「県民健康管理調査」検討委員会の内容を公開しましたが、甲状腺に5ミリ以上ののう胞を持っているお子さんは、2.5%であったことがわかりました。http://www.pref.fukushima.jp/imu/kenkoukanri/240612shiryou.pdf
北海道の松崎道幸医師と電話で話しましたが「これは、チェルノブイリと比べても、やっぱりデータとしては多いと言えるんじゃないかな。」との見立てでした。
「直径が5.1-20mmののう胞を持っているこどもが969人つまり2.5%のこどもが直径5ミリ以上ののう胞を持っていたということになります。チェルノブイリのこどものデータでは直径が5ミリ以上の結節とのう胞の検出率はそれぞれ1%程度なので、この福島のこどもの5ミリ以上のう胞保有率は明らかに高いと言えるでしょう。」とも、松崎医師は書かれています。
あきらかに大きいのう胞が、チェルノブイリの倍以上の頻度で、すでに福島の子供たちに発生しているのであれば、その健康被害が、チェルノブイリよりも、さらに懸念される状況ということです。こういう状況で、多くの子供たちが被曝し続けている現実を、僕は許すわけにはいかないと強く思います。
「追記」
小沢一郎氏の奥様が、「放射能怖さに小沢氏が逃げた」と非難する手紙が週刊誌に出ています。この手紙が、本物だとした場合、僕の見解を最後に書いておきます。
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「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年が経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」
「健康被害と思われる事象が顕著にあらわれている方は、僕までメール下さい。事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp」
ガレキ受け入れが突然浮上した、三重県の名張や伊賀でも来週末に、ガレキ反対の緊急講演を行う事で、調整しております。そして、この日曜日は広島市と呉市で連続講演。広島の皆様、おいで下さい。
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広島にいてもひとごとではない放射能汚染
「健康にはただちに影響はない」
「基準値内だから問題ない」はほんとう?
「震災がれきを受け入れて痛みを分かち合」って大丈夫?
【6/17(日)昼 木下黄太 講演 in広島 】
13:00~15:00 (開場12:30)広島市南区民文化センター2階 スタジオ
広島市南区比治山本町16-27 082-251-4120
広島会場申込:http://kokucheese.com/event/index/38422/
もしくは下記まで連絡を
◎広島会場 メール:kk.in.hiroshima@gmail.com
TEL:090-1778-7521 (ヤマムラ)
【6/17(日)夕 木下黄太 講演 in呉 】
18:30~20:30(開場18:00)呉市広民センター5階広公民館大会議室
呉市広古新開2丁目1-3 0823-71-2151(JR新広駅前)
呉会場申込:http://kokucheese.com/event/index/38324/
もしくは下記まで連絡を。
◎呉会場 メールmiraisonohi65@gmail.com
TEL:080-6312-6948(キムラ)
◎参加費両会場ともそれぞれ:前売り900円 当日1200円
※申込サイトでご予約の上、当日、会場にて前売料金をお支払いください。
※予約の方で満席の場合は、当日券の販売は行ないません。
※託児は応相談。
◎主催:木下黄太氏広島講演実行委員会(ヤマムラ・アラカワ・キムラ)
協賛:放射能防御プロジェクト中国&放射能防御プロジェクト岡山
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首都圏の健康被害の状況を話します。大掛かりな講演になります。
【6/30(土)木下黄太講演 in 品川 首都圏の今!!】
6月30日(土) 品川区荏原文化センター(大ホール)
主催 「品川区の子どもたちを守る会」
場所 品川区荏原文化センター
午前の部 開場10:00 開演10:30~12:00(木下氏講演会)
午後の部 開場13:00 開演13:30~16:00
(午後の部「チェルノブイリハート」を上映+木下氏講演会)
申し込み受付 5月23日 2012-05-23 18:20:00 から開始
申し込み締切日 6月20日 2012-06-20 18:20:00で終了
(最終入金6月21日まで)
お申し込みなど、詳しい詳細はこちら・・・木下黄太氏 講演会のお知らせ
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放射能の危険を軽視し、再稼働を推進し、ごまかして現政権の中核で政治を続けている、野田総理、岡田副総理、枝野経産相、細野環境相のよりも、さらに本丸である仙谷氏よりも、この問題に関して、小沢一郎氏の認識はまともです。過去のWSJのインタビュー記事の内容を読んでもそれは明らかです。足りないのは、政治的な決断と覚悟による行動です。