「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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「東京電力の安易な値上げを許さない」パブリックコメント締切6/29。ガレキ広域処理破たんのまとめを推奨。

2012-06-13 16:51:21 | 福島第一原発と放射能
  この期に及んで、給与を上げようとする東京電力。さらに、東電値上げのパブコメが追加募集されています。http://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=620212011&Mode=0〆切6/29。 僕は、東京電力の職員の人件費は二割減が常識だと思います。事実上破たんしている会社です。この会社の原発が多くの国民に迷惑をかけている実態がある以上、本来はさらに踏み込んだ国有管理が普通です。これもなされていません。国民が許すと思うのでしょうか。どれだけの国民が生活を犠牲にしていると思っているのでしょうか。政府と東電の横暴を許してはなりません。東電がぎりぎりのはたん処理がなされているなら、料金値上げは受忍すべきですが、そうしたことが進んでいない中で、値上げを迫る姿勢は全く理不尽極まりないです。日本政府はどこまでも、まともではありません。みなさん、きちんと声を伝えて下さい。
 
 さて、大分県の津久見市は市長がガレキ受け入れを進めたいという趣旨の発言を、多くの市民の反対の声を無視して、まだ続けている異常事態にあります。そうした中で、地元の津久見漁協がガレキ受け入れ反対を鮮明にしています。出席した漁協のメンバーのほぼ全員が反対している状況があります。漁師さんたちにとっては、豊かな海とその生活を守るための死活問題が突如わきおこっている事態です。こうした民意を無視する政治家には必ずつけが返ると僕は思います。
 
 このガレキの広域処理問題が事実上破たんしている実情について、「放射能防御プロジェクト中部」の中心メンバーでもある、あざらしサラダさんがまとめをブログで作りました。必読。放射性物質の懸念の話がなくても、実は現地でここまで対応可能という話です。あざらしサラダさんは、ガレキ問題に去年の春から取り組んでいた数少ない人の一人。当時、僕のところに同様の内容で問い合わせてきた方が別にいて、とにかく土壌調査を先行させていた僕は、その時には「ガレキ問題は重要だが、まだ早すぎる問題」と答えた経緯があります。その当時、その方に対しても相当な誹謗中傷が、ネット上で行われたと聞いています。これは、ガレキの広域拡散を受け入れることが、東北支援になるという完全に間違った思い込みを強固に思っている愚かな人たちによるものです。実際に、ガレキの処理は地元で物理的に可能である事。コストもその方がはるかに安い事。地元に落とすべきお金を、別の地域が国から分捕る構図になっている事。それらが、よくよくわかる話ですので、みなさんで確認してください。東北にとって不利な話がなされているのに、それを一部の愚かな人たちが「絆」という単語に踊らされている状態です。
 
 この上に、このガレキは放射性物質を付着させているものという事です。この状況の中で、本質的にガレキ問題は秋までにはどこかに消えていく状態なんです。だってガレキの量がそんなにありませんから。潮目は過ぎています。今、無理やり焼却しようとしているのは、政治的な意向があって、その首長たちの個人的なパフォーマンスや現在の民主党政権に対する関係性の中で、そちらを優先させている本当にごく一部の自治体しかありえません。ばれる前のかけこみです。そうして、細野大臣などの政治生命維持のための愚かな判断に、加担する自治体の首長がまだ残存しているだけの状態です。
 
 全国の皆さん、反対の声を上げてください。馬鹿な政治家の愚かな判断を許してはなりません。
 
 たとえば放射能防御プロジェクト九州のグループには、環境省の災害廃棄物課に電話したところ、次のような本音を役人が話したという投稿まできています。「被災地の石巻の方からは、北九州で逮捕者を出すとか聞くとそんな迷惑はかけられないから瓦礫を出すのをやめてくれという意見の電話が最近多い」という話。
 
 さらに「森の長城プロジェクト」のようなガレキを防波堤に現地で使うような発想の提案もあると、ガレキの広域処理は、いよいよ本質が崩壊しています。
 
 さてさて、あざらしサラダさんのブログ記事はリンクはこちら。下記の簡便なまとめを読んで、リンク先をご確認ください。ご本人は拡散希望ですし、この内容は、自治体の首長や議員、役人さんたちに対しての説明資料ともなりますよ。
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http://azarashi.exblog.jp/15550108/

1、瓦礫輸送費の問題(横田・宮城県議の報告)
... ◆瓦礫輸送に1トン当たり17万5000円
◆輸送費だけで138億2500万円(北九州市約7万9千トンの場合)
◆宮城県は広域処理以外の被災地支援を希望
◆メンツにこだわり「広域処理」に固執


2、瓦礫総量見直しの問題(奈須・大田区議の報告)
◆7月に仮設焼却炉31基が完成し稼働開始
■宮城県の被災自治体が処理できない焼却量は203.4万t(仙台市分含む)
■下記の表(資料2)から、宮城県が受託した処理量のうち、焼却分は203.4万tであることがわかります。                 ここには、仙台市の10万tも含まれています。

■現地仮設焼却炉の処理能力は、300日稼働/365日で180万t
■このうちの宮城県の仮設焼却炉の処理能力は合わせて4015トン/日になります。                                     これを想定している年間稼働日数でかけると、宮城県で、建設した仮設焼却炉で処理できる年間処理量が、                120万tになることがわかります。

◆稼働日数を過小見積もり?
◆稼働日数を300日⇒320日にすれば全て現地処理可能

◆今すぐ広域を中止し現地処理にシフトを
◆仮設焼却炉の有効活用に専念し輸送コストを節約すべき


3、がれき(不燃物)の広域処理が必要か検証する
◆宮城県の最終処分場の残余容量(県民一人あたり)は日本一
◆がれき(不燃物)は県内処理計画量(残余容量)の範囲内
◆がれき(不燃物)についても広域処理の必要性が破綻
◆「絆」という美名の元で行われる「火事場泥棒」


4、東日本大震災被災地調査派遣チームの調査概要(報告書)
◆発生地域での早期処理を促進・支援することが望ましい
◆自区内処理を最優先、県内処理優先・リサイクル優先を2大原則
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全国の皆さん。あなたの町や周辺でこういう事態がおきていないなら、ガレキ受け入れを言い出す自治体で、反対している住民をサポートしてください。一緒に声を上げてください。======================================================

 

 

「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から一年が経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響がさらに危険です。食物、飲料のみならず、吸気による被曝も軽視できません。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」

  「健康被害と思われる事象が顕著にあらわれている方は、僕までメール下さい。事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

 

ガレキ受け入れが突然浮上した、名張や伊賀でも来週末に、ガレキ反対の緊急講演会を行う事で調整いたしております。

 

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 広島にいてもひとごとではない放射能汚染
「健康にはただちに影響はない」
「基準値内だから問題ない」はほんとう?
「震災がれきを受け入れて痛みを分かち合」って大丈夫?


【6/17(日)昼 木下黄太 講演 in広島

 

 13:00~15:00 (開場12:30)広島市南区民文化センター2階 スタジオ
 広島市南区比治山本町16-27 082-251-4120

広島会場申込:http://kokucheese.com/event/index/38422/

もしくは下記まで連絡を

◎広島会場 メール:kk.in.hiroshima@gmail.com 
        TEL:090-1778-7521 (ヤマムラ)

 

【6/17(日)夕 木下黄太 講演 in呉

  1830~20:30(開場1800)呉市広民センター5階広公民館大会議室

  呉市広古新開2丁目1-3 0823-71-2151JR新広駅前)

   呉会場申込:http://kokucheese.com/event/index/38324/

 もしくは下記まで連絡を。

 ◎呉会場  メールmiraisonohi65@gmail.com 
        TEL:080-6312-6948(キムラ)

 ◎参加費両会場ともそれぞれ:前売り900円  当日1200円
 ※申込サイトでご予約の上、当日、会場にて前売料金をお支払いください。
 ※予約の方で満席の場合は、当日券の販売は行ないません。
 ※託児は応相談。

  
◎主催:木下黄太氏広島講演実行委員会(ヤマムラ・アラカワ・キムラ)

 協賛:放射能防御プロジェクト中国&放射能防御プロジェクト岡山
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首都圏の健康被害の状況を話します。大掛かりな講演になります。

 

【6/30(土)木下黄太講演 in 品川 首都圏の今!!】

 

6月30日(土) 品川区荏原文化センター(大ホール)

 

主催 「品川区の子どもたちを守る会」

 

場所 品川区荏原文化センター

 

午前の部 開場10:00 開演10:30~12:00(木下氏講演会)

午後の部 開場13:00 開演13:30~16:00
(午後の部「チェルノブイリハート」を上映+木下氏講演会)

 

申し込み受付  5月23日 2012-05-23 18:20:00 から開始

 

申し込み締切日 6月20日 2012-06-20 18:20:00で終了 

 

(最終入金6月21日まで)

 

お申し込みなど、詳しい詳細はこちら・・・木下黄太氏 講演会のお知らせ

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「放射能防御プロジェクト」へのご連絡も、私個人のアドレスに、連絡をお願いします。HPは現在サーバー攻撃で閉鎖中。nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

「放射能防御プロジェクト」の全国のエリア別のグループについては、Facebookの公開グループは下記の通り。現実の活動の、ネット上での連絡場所になります。あなたの居住する地域や、避難したい地域、関係のある地域に、ご参加ください。

 

放射能防御プロジェクト北海道http://www.facebook.com/groups/406139992749343/#!/groups/238760466232853/

放射能防御プロジェクト中部http://www.facebook.com/groups/406139992749343/#!/groups/141209445967172/

放射能防御プロジェクト近畿http://www.facebook.com/groups/262087893818390/

放射能防御プロジェクト中国http://www.facebook.com/groups/406139992749343/#!/groups/cyugoku.info/

放射能防御プロジェクト四国http://www.facebook.com/groups/406139992749343/#!/groups/rdp.shikoku/

放射能防御プロジェクト九州http://www.facebook.com/groups/406139992749343/#!/groups/357554564308882/

放射能防御プロジェクト沖縄 http://www.facebook.com/#!/groups/303467553070206/

 

放射能防御プロジェクト東京http://www.facebook.com/?ref=logo#!/groups/286356271460140/

【管理地域】  東京を含む関東地方全域。この地域の大半のエリアは放射線管理区域以上です。
【参加対象者】
この地域に居たことのある方。大切な人がこの地域に居る方。本当は、避難したいが何らかの理由で、この地域に踏みとどまっている方。放射能被害対応のためこの地域にあえてとどまっている方(専門家や医療関係者など)。

 

また、海外には、放射能防御プロジェクト ヨーロッパ支部があります。http://www.facebook.com/groups/262087893818390/#!/groups/256282161066976/

 

また、医師向けのネットワークも非公開グループで設置しています。医師で参加希望の方は、Facebookに登録していただき、僕に友人申請していただければ、こちらでお入れいたします。