僕はまず貴女が生き続けることが大切です。自分の命を護って下さい。
【5/26(日)放射能防御女子会 IN 三宿】
13:10開場。13:30~16:30。「世田谷がやがや館」 世田谷区池尻2-3-11
申込と詳細→ http://kokucheese.com/event/index/90304/
独身女性、お子さんのいない既婚女性の会です。母になっていない女性が、被曝の話を考える会です。
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きのうのヤブロコフ博士京都講演に行きました。その講演内容は、他でも確認できると思います。
僕がみなさんに気にしてほしいことの一つは
「線量は、msvやμsvは、完全に隔離された条件下で、企業や軍のために、使う意味がある数値。福島やチェルノブイリは、既に放射性物質が拡散されている状態。こうした状況で、線量は本質的な意味をなさない。」です。線量計に囚われて、線量計の奴隷のような質問を繰り返す人は、心に刻んでください。
さて、僕の方から、休み時間の間の10分間の短い時間で、ご本人と直接確認したことと、及び、それから考察できる話を箇条書きで書いておきます。これは、僕や主催者しか聞いていない話なので。
○東京23区の土壌汚染データなどを簡単に僕から説明、23区平均でセシウム合算800Bq/kg。概ね50000Bq/平方メートルと説明すると、「土地の種類」や「どのくらいの広さで採取」を尋ねられ、庭や公園が多く、その場所一帯からの採取と言う。更に「東京23区の汚染はキエフなみ」と考えていると僕が話し、たら、キエフ並かどうかについては直接答えずに、「(東京は)とんでもない汚染だ」と答える。「君たちが、市民が土壌調査したのか。東京などで、専門家は何をしているのだ。本当は今中さんなんかがするべきなのに。」と軽口までもヤブロコフ博士は話すタイプ。ユーモア精神が強い人。
○土壌汚染の計測について、確認。「物理学者が専門だが、五センチの深さで取ったもの」がチェルノブイリの土壌汚染の計測のもとになっている模様。日本と基本的に同じ。勿論、それよりも深く掘るケースもあるらしいが。
○ヤブロコフ博士が、子どもは20Bq/kgから、大人は50Bq/kgから、WBCで測定した体内の汚染から危険と話す。この数値の基準となる、チェルノブイリで使われているWBCは椅子型のオープン型のものと確認。ということは、BGの放射線をかなりひろう。つまりその数値は、日本で計測しているWBCと単純比較は無理。チェルノブイリの方がかなり高い数値を出している可能性が極めて大。
○首都圏の医師たちが数百人、子どもたちをみていることなどをヤブロコフ博士に伝えると「素晴らしい」と絶賛される。このうち首都圏の子供たちで6割以上におきている好中球減少という事象を伝える。そうすると、「それは、白血病のシグナルの可能性がある」と明確に言われた。「その医師は、その事実を発表しないのか、是非してほしい。」とも。こうした医師の存在をヤブロコフ博士は心強く思っていた様子。
最後には連絡先の交換をして、握手も求められる状況でした。「放射能防御プロジェクト」の市民が土壌調査し、これらの医師が血液関連などで危機意識を高めて、検査している実態は、ヤブロコフ博士は心強く思った様子でした。
それから、バンダジェフスキー博士のどうしようもない中傷を続けている輩(特に招聘に関わって、意味のない中傷を続けるのは完全に社会的にはありえない行為。日本でもアメリカでも、賓客に対して許される態度ではありませんし、度が過ぎれば法的に名誉棄損になりますので、その場合は然るべき対応を検討)に対しても、きちんと釘をさす為に、ヤブロコフ博士のことばを書いておきましょう。僕らの「放射能防御プロジェクト」が、バンダジェフスキー博士を去年招聘した話を彼にしたところ、
○「バンダジェフスキー博士は、体内に入った放射性物質、セシウムの挙動に関して、最も適切な専門家だ。日本に呼ぶのは正しいし、もう彼は日本に来ていたのか」と。講演の最後でも「バンダジェフスキーやバスビーの話をもっと日本人は聞いてほしい。」と。
カナダから、まだ30代前半のウクライナ女性の悲しい話が届きました。その女性と長く話したカナダ在住の日本人が伝えてくれています。海外移住しても、悲しい思いは消えないのです。
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ウクライナからの移住者を紹介されたけど移住理由はやっぱり原発事故でした。彼女は2世で親が海外移住した事をとてもありがたく思ってる。何故って、彼女の幼なじみはもうこの世にいないから。
彼女は1979年に農作業を営む祖父母と公務員の父、専業主婦の母の元3人兄妹の末っ子としてチェルノブイリ近郊で
1979年に生まれました。チェルノブイリ原発事故 後1年、8歳のときにカナダへの移住を政府関係に勤めていた父の
強い希望で祖父母、母親の了解無く実行したそうです。
チェルノブイリ原発事故後すぐにコロステンと言う所にも国内避難していたそうです。
その当時の事として彼女が覚えているのはとにかく学校が楽しくて毎日学校にいくのが嬉しくて仕方なかっ
たそうですが、コロステンにお父さんの関係で一緒に避難したMちゃんとは女兄妹がいない彼女には特別な存在だったらしいです。毎 日一緒に学校へ行き帰るのも一緒で、一日中一緒にいたそうです。いつも一緒に行動し、何でも相談出来いなくてはならない存在だった様です。
そんなある日、父から引っ越すと言われて来た先がカナダだったそうです。だからMちゃんとも十分なお別れが出来なかったそうです。カナダ移住に関してはその当時覚えている事は無いそうでMちゃんとは殆ど会わせてもらえなかった記憶が
残ってるみたいです。
今から考えるとMちゃん家族は海外移住出来る予算が無く関係が決裂したのではと思っているみたいですが、真相は分っていません。
カナダ移住後にお母さんがそっとMちゃんの手紙を渡してくれその後は頻繁に連絡を取っていた様ですが、それも移住後5年を過ぎた頃には徐々に減って行き、年一度Mちゃんから連絡が来るかどうかになっていたそうです。Mちゃんを心配しつつも連絡が取れずやきもきしていた頃、Mちゃんのお母さんから手紙で。Mちゃんが脳腫瘍で亡くなった事を知らされました。そのお母さんも白血病で長くはないと。またMちゃんの弟も白血病だと。このような事実があって、これは父が決断したカナダ移住と何か関係があると思い、自分で放射線物質について調べる様になったと言います。
あのときの父親の強引な決断に憤慨こそすれ理解出来なかった彼女ですが、言葉足らずの父に今では感謝の念を忘れないと言います。
”移住当時の父は祖父母からも母からも徹底的に嫌わ れていた。何故あの時説明してくれなかったのかと。”
これからはせいぜい親孝行しますと笑顔の彼女でした。現在、彼女はカナダ人と結婚し3児の母です。祖父母は数年前になくなった様ですが、ご両親はまだご健在で楽しく暮らしています。
彼女はMちゃんの写真を見せてくれましたが未だに涙を流していました。私も何も言えず週末のランチを約束して帰路につくしかありませんでした。
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この話は、幼馴染は、ウクライナで、チェルノブイリから放射線管理区域ではある避難先で過ごし、その後、脳腫瘍⇒死亡していて、その母弟は白血病にかかったという話です。一時、その同じ避難先でいて、1年後に更に海外避難した女性たちの一家と、余りにも違う結果となっています。
避難先だったコロステンは放射線管理区域です。セシウム137のみの汚染で37,000Bq/平方メートル=569Bq/kg以上で、185,000Bq/平方メートル=2845Bq/kgの未満の汚染ゾーンです。チェルノブイリ場合、セシウム137と134の放出比は概ね、2:1と言われていまして、これを仮にあてはめて、合算して考えると850Bq/kg~4268Bq/kgの汚染が、コロステンにはあったことになります。
この位の汚染は東京23区東部や東葛地域の汚染とほぼ匹敵する汚染と思います。
参考までに放射能防御プロジェクトで出している東京23区全体の汚染は、セシウム合算で、平均すると52,000Bq/平方メートル=800Bq/kgです。東側が高く、西側が低いです。
ウクライナの首都キエフはセシウム137のみでおよそ29600Bq/平方メートル=455Bq/kgです。セシウム137:134=2:1の放出比を仮にあてはめると、セシウム合算で44400Bq/平方メートル=683Bq/kgの汚染程度と考えられます。
コロステンはこれらよりやや高いエリアです。しかし、江戸川区や東葛エリアと汚染は変りません。
例えば、「福島から、避難した先が、東京23区東部や東葛地域に避難して、1年後さらに国外まで出た家族と、その避難先のエリアに留まった家族の間で、おきている実状の違い」と頭で変換してもよいかもしれません(精密な話ではありませんが)。
もちろん、同じエリアで初期被曝している時の、被曝も差も当然にあるでしょうが、慢性的に長期被曝を続けることが、人体にもたらす影響は軽視できないと思います。
僕は、汚染のひどい場所から、避難する場合は、ほとんど汚染のないエリアまで汚染するべきだと思います。東京23区は避難場所ではなく、そこから避難すべき場所です。
コロステンに、避難しても、脳腫瘍という幼馴染の死、その母親と弟の白血病は、リアルにその実感を伝えていると僕には思えます。
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「関東・南東北の被曝エリア(東京全域を含む大半のエリア)にいる皆さんは、放射性物質の少ないエリア、できれば愛知県から西のエリアに、移住するべきです。妊婦、子供、未成年、妊娠可能な女性は優先して移住すべきです。他の皆さんも極力移住してください。被曝から二年経過しています。初期被曝は深刻で、慢性被曝の影響でさらに蓄積します。食物、飲料のみならず、吸気による被曝は深刻です。回避する方法は限定的です。あなたやあなたの家族の命と健康が何よりも大切です。一刻も早く移住してください。」
健康被害相談などもまずはメールでお話し下さい。⇒
nagaikenji20070927@yahoo.co.jp(コピーして貼り付けて下さい)
講演など、何か業務的な依頼をされたい方も原則このメール⇒電話でお話しする順番です。
事故発生当時の行動記録や数値データなどを細かく教えてください。問い合わせの内容も書いてください。 健康被害の状態を皆で共有化し、事態の推移をあきらかにしていく作業が最も必要です。
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【6/8(土)木下黄太講演 IN 大阪】
「大阪ガレキ問題から考える放射能汚染」
橋下市政で揺れ動く大阪市で、開催します、木下黄太講演会。
大阪市が4人の逮捕者を出しながら、市民の強い反対の中、強硬に推し進めた被災地瓦礫の受け入れ。只今、焼却が小休止しています。 中国から飛来する黄砂やPM2・5の数値の悪化の報道の中、大阪の大気汚染の実態は、ほんとうのところどうだったのか?鼻血、ぜんそくの悪化、呼吸困難、皮膚病の悪化など、健康被害についてのレポートもあります。
がれきの焼却による、水や農産物の放射能の汚染は、どこまで広がるのでしょうか?そのリスクは?
5/25~6/13まで、ガレキ焼却がストップしている期間なので、大阪開催に踏み切りました。
日時:2013年6月8日(土)13:15開場 13:30開演 16:00 終了予定
会場:天王寺区民センター ホール
申込詳細はこちらへ⇒http://kokucheese.com/event/index/91250/
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僕の方でこうしたコメントのうちで、僕が意味のあると判断したものだけ、1と2のみを明記し、ブログ記事の一番後ろに加えてゆきます。コメントの掲載されるのがどの記事なのかに関しては、僕の都合になります。
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両親はほぼ80代であと何年もは生きているとは考えにくいことです。両親を見送ったら移住しようと思っています。たとえ公務員の安定した職位を捨てても「命」には変えられないと思います。ただ、どの国も特に先進国では合法的に「永住権」を得るのは大変なことが分かってきています。まずその問題をどうするかです。
子供さんをおもちの若い世代の方、10代、20代の方々には特に真剣に検討に値すると思います。特に南東北、関東の人には焦眉の急だと思います。
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しろやす号
2.コメント
本日(5/23)の昼休み、早速、職場(さいたま市)の近くの図書館に「チェルノブイリ被害の全貌」のリクエストをしに行って来ました。
そうしたら、図書館の係りの方が、「お、この本は既に2名の方からリクエストされていて、注文済みになっていますね。」
とのことでした。
その方々も木下さんのブログを見たのかはわかりませんが、回りの誰もが放射能のことを忘れてしまったように見える最近のこの街で、放射能のことを考えている人が確かに居るのだと思うと、なんだか心強かったです。
私は、土日はいつも、愛知県(妻の実家の近所)に避難(移住か・・?)している妻と子供の所に行くので、そちらの図書館でもリクエストしてみたいと思います。
いつも、大変参考にさせていただいております。
今後ともご活躍をお祈りしております。