「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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【岡山定住支援】8自治体と不動産団体連携で住居探しサービス開始。全国で新生児血液検査を19疾患に拡大。

2014-06-03 14:54:45 | 福島第一原発と放射能

記者会見というのは、記者に対して会見している人間や団体が、会見している内容の理解を深めるために便宜供与として行うものです。

ですから、当たり前の話なのですが、その会見内容は本来の取材&報道目的の為に提供しているだけです。

そこにまつわる様々な情報提供も、取材報道目的にしか使えないのが基本ルールです。

そして取材し、報道するのは、当然、「編集の自由」がありますから、どのように報じるのかは、個別の記者や個別の報道機関によります。

会見した側は、ウソ偽りを報じられていなければ、そこに口は挟めないです。

こういう構造に記者会見はあります。この基本構造を記者や報道機関が破らないことが信頼の担保なのです。

ところが、今回、相当におかしいことが発覚しました。

記者会見場で、こちらが個別対応した情報が、報道目的でなく、第三者に横流しされていました。

その第三者が、報道目的外で、その情報を使っていることから、発覚しました。

記者会見というところで、このようなことがおきることはびっくりしますし、報道機関や記者がそのルールを全く守らなくなっているのには、愕然とします(そんなことをしているのは多くの会見参加者の中で、一社一人だけなのでしょうが)。

場合によっては、当該の記者クラブで、その件で正式に抗議しないとならないかもしれません。

記者会見で渡した情報をなぜか公安が持っているなんていう話は昔からよく聞きますが(今回は公安は無関係)、そういうことに近い事象が無節操におきる現実が、最近の日本の報道機関や記者にありうるということだけを皆さんには知っていただきたいので書きました。

長年、報道ということに携わってきて、そうしたことについての当たり前のルールさえ、平気で破るほど劣化は進んでいると、再認識させられました。

この件は、進展があれば、またお知らせします。

 

さて、きのうお伝えした、東京などで去年一年間で身近に10人以上が倒れた方から、ことしおきている状況の報告が、追加でありました。

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お疲れのなか、ブログにアップありがとうございます。
皆様と、情報共有いただければ幸いです。
ところでブログを拝読後に、「今年の事例」が抜けていたと気づきました。
重ね重ね、申し訳ありません。ただし、今年については、直接の知り合いではなく、知人の知り合いの方々が多いです。

48歳男性、神奈川県川崎市。 一年間闘病、肺癌で逝去。

50歳女性、神奈川県川崎市。 転んで足首骨折。

40歳男性、東京都足立区。 ずっと体調不良。半年ごとに街中の病院で点滴。

40歳女性、東京都葛飾区。 ずっと体調不良。咳がとまらない。 大学病院で検査を受けても不明。

50代男性、東京都千代田区。ヘルニア発症。手術。

70代男性、神奈川県川崎市。癌発症。何癌かは不明。大学病院で治療中。

以上になります。

先にお伝えした方々と共通して、外食傾向にあるような気がします。
外回りの仕事や労働時間の多さも、共通してます。


三年を経て、移住したくても、命があってのものと分かっていても、留まっている事情は、人それぞれなのだと、先日の会で改めて感じました。放射能について、周りに関心ある人がいなかったり、関心あっても、その話題に触れないようにする気配、排除する雰囲気を、それぞれ皆様が経験されていました。

東京都では毎日のように人身事故、体調不良で、あちこちの路線が止まります。少なくとも五年前にはなかったと思います。
東北の復興を! と、街中にはポスターが賑やかに貼られています。食べて応援のショップもあります。
放射能の他に、こうした悲しい、異常な光景のなか、毎日通勤しています。

放射能はとっくに終わったと思い、知っていても見ないフリをして楽しく生きようと、海外情勢や政治にも無関心、「考えることをやめてしまった」国民が、行き着く先はどこなのでしょうか。やはり戦争でしょうか。

この春、舌癌で逝去された作家坂東眞砂子さんの絶筆「眠る魚」は、小説ですが、放射線被害により人が分断されてゆく悲劇が描かれています。「くちぬい」も、移住した夫婦がその地域で虐めにあうという、人間の闇が描かれた小説です。

いろいろ考えさせられます。

 

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このお話だけではありません。

実は東京や伊豆から、ミーティングや講演会場で伺った話、そこでは伺わなかったが後で更に報告される話など、健康症状にまつわる更に、深刻な情報が僕のところには届いています。

まずいろんな情報は僕にメールでお寄せ下さい。

電話などでも折り返しお返事いたします。⇒nagaikenji20070927@yahoo.co.jp

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健康症状の情報なども、情報源の周辺制約が大きい事例が多く、メルマガのみに記載するケースが増えています。読者の中の情報共有や、その信頼度も、公に広く話すブログ以上の存在です。

メルマガを読まないとそういう話は分かりません。

重要情報はメルマガでのみ配信、是非お読み下さい。 

読みたいあなたの申込先⇒⇒⇒http://www.hoshanobogyo.com/

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 ところで、岡山での定住・移住支援が更に拡大しています。「住居探し」という移住ハードルを、越えやすくする試みも始まりました。岡山の快進撃は続きます。


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岡山市移住・定住支援室からのお知らせです。

 

 5/30から、岡山県内の8自治体と不動産関係団体が連携した移住・定住のための住まい探しの支援サービスがスタートいたしました。

 

○連携自治体:
岡山市、倉敷市、津山市、玉野市、総社市、瀬戸内市、赤磐市、真庭市
○不動産関係団体:
岡山県宅建協会、岡山県不動産協会

 

 県外から移住を希望される方の住まいに関する希望を自治体が聞き取って、その情報を基に、両協会に加盟する不動産業者から条件に見合う物件の情報を収集し、結果、得られた物件情報を自治体から相談者へまとめて提供するというものです。

 サービスの詳細については下記ページをご覧ください。
http://www.city.okayama.jp/seisaku/jigyoseisaku/jigyoseisaku_t00026.html

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 この岡山に首都圏から移住した三田医師の健康症状に関しての報告、僕とのジョイントトークを京都で2日間連続で開催します。サラリーマンが来やすい時間、おかあさんたちが来やすい時間、二回に分けての開催です。基本は同一内容ですが、クロストークの部分は特に、内容は変わるかもしれません。

是非いろんな方をお誘いして、御出で下さい。
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6/21(土)夜 【三田医師&木下黄太トーク「被曝影響と放射能防御」IN京都】 

 三田医師報告、トークセッションと質疑 

 開場:18:00 開演 18:30~20:30 

 場所:ひとまち交流館 定員:270席(固定席&椅子席) 

  申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/177741/

 申込済は参加費1000円  当日 1200円 

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6/22(日)午前 【三田医師&木下黄太トーク「被曝影響と放射能防御」IN京都】 

 三田医師報告、トークセッションと質疑 
 開場 09:10 開演 09:40~11:40 
 場所:ひとまち交流館 
 定員:230席(固定席のみ) 


申込済は参加費1000円  当日 1200円 
 
 
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 新生児の血液検査によるスクリーニング、今年度から前から対象である6疾患に加えて、代謝異常など13疾患が加わり19疾患になることが報じられています。タンデムマス法を用いた検査で、今までに発見できなかった疾患を早期に発見することが目的です。

実はこの検査は、神奈川や東京や福島などでは、2011年以降に順次拡大して実施されていたそうです。

一例として、福島県保健衛生協会のホームページです。
 

「先天性代謝異常等検査は、心身障害の原因となる疾患を早期に発見し、早期治療に結びつけて、それらを未然に防ぐために行なう新生児の検査です。
  当協会では、これらを行っている県内唯一の検査機関であり、平成25年4月から先天性代謝異常等検査にタンデムマス法という検査法を導入し、新生児マス・スクリーニング対象疾患を6から19疾患に拡大しました。」

「先天性代謝異常症とは、この酵素や輸送体が正常に働かないために、代謝の流れがせき止められ、異常なものが体に溜まったり、必要なものが欠乏したりして引きおこされる疾患です。」

 疾患としてはつぎのようなものがあげられます。内分泌疾患は、先天性甲状腺機能低下症や先天性副腎過形成症。代謝異常症は、アミノ酸代謝異常や有機酸代謝異常や脂肪酸代謝異常。

フェニルケトン尿症
メープルシロップ尿症
ホモシスチン尿症
シトルリン血症1型

アルギニノコハク酸尿症

メチルマロン酸血症

プロピオン酸血症
イソ吉草酸血症
メチルクロトニルグリシン尿症

ヒドロキシメチルグルタル酸(HMG)血症

複合カルボキシラーゼ欠損症
グルタル酸血症1型

中鎖アシルCoA脱水素酵素(MCAD)欠損症
極長鎖アシルCoA脱水素酵素(VLCAD) 脂肪酸 欠損症

三頭酵素(TFP)/長鎖3-ヒドロキシアシルCoA脱水素酵素(LCHAD)欠損症

カルニチンパルミトイルトランスフェラーゼ-1(CPT1)欠損症

ガラクトース血症

先天性甲状腺機能低下症

先天性副腎過形成症


こうした検査が全国に拡大することは望ましいです。こうした被曝後の社会では、いろんな観点でリスクは増大します。そうしたリスクをどう考えていくのか。少なくとも先天的な疾患がある兆候をいち早くつかむことは、とても有効であるのは、間違いありません。