「木下黄太のブログ」 ジャーナリストで著述家、木下黄太のブログ。

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三春町の子供の立位式WBC検査から、福島米は問題ないとする早野龍五東大教授。原発行動隊呼びかけ人癌死。

2014-06-19 01:15:23 | 福島第一原発と放射能

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 【 双子の赤ちゃんの一人を無脳症で死産していた福島の若い母、3年が過ぎた告白 】

【 東京の医師たちに書き残したこと、三田医師「私が東京を去った訳」】

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 WBCで300Bq/bodyの下限値で、福島県の三春町でこども1500人の検査で検出がないから、福島米を食べていても内部被曝に影響ないという話を、東大の早野龍五教授がしていると報じられています。

 これは簡易立位式のホールボディカウンターです。

簡易型の立位式のホールボディカウンターは、人体内部の汚染を適格に測るのは難しいことは、何回も伝えています。

もともと表面汚染を調べるのに適したような機械です。

精密な閉架型のWBC、ベルリンの放射線防護庁の機械は20Bq/bodyまで下限は落とせます。

最大推定値は10倍くらいと考えるべきですから、300Bq/bodyの下限で、本当に体内残存がないと判断するのが妥当なのか、相当に疑問があります。

しかも、このことと被曝による身体影響がどうなってくるのかは、全く別の問題です。

その上、報道内容によると、早野教授は「福島県産のお米が大丈夫」という類の内容と、このホールボディカウンター検査を関連付けているようです。

この人は物理学者のはずです。物理学者が内部被曝の話を、立位式のホールボディカウンターの検査だけで身体を大丈夫と言い張ろうとし、更に福島のお米が大丈夫という広報マンになっている印象です。

バンダジェフスキー博士との面談の際に、早野教授が、ベルトコンベアーで米袋を検査するシステムばかり映像で見せようとしていたことも思い出しました。

この人の目的が、なにが主眼なのか。

この東大教授は何を優先しているのか。

計測することよりも、より安全な食料を子供達に食べさせることを、先に考えている気配はありませんが。

 2011年の3/22に広尾で、≪「春雨じゃ、濡れてまいろう」と洒落てみたいが,そもそも傘持ってないし,隣に雛菊もいない.でも,気分だけは半平太.ゆるゆると濡れて帰ろう.≫というようなツイートをしていたのが、この早野龍五教授であることは、忘れている人の為に、確認しておきます。

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 首都圏の子供達を最も多く診察した三田医師とも、WBCで大丈夫というこうした人々に対しての見解も、話してみようと思います。明後日の夜と、日曜朝に、クロストークを京都でおこないます。おいで下さい。

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 あさって土曜夜 6/21(土)夜

【三田医師&木下黄太トーク「被曝影響と放射能防御」IN京都】 

三田医師報告、トークセッションと質疑 
開場:18:00 開演:18:30~20:30 
場所:ひとまち交流館 定員:270席(固定席&椅子席) 
申込&詳細⇒
http://kokucheese.com/event/index/177741/

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 日曜朝 6/22(日)午前

【三田医師&木下黄太トーク「被曝影響と放射能防御」IN京都】 

三田医師報告、トークセッションと質疑 

開場:09:10 開演:09:40~11:40 
場所:ひとまち交流館 
定員:230席(固定席のみ) 
申込&詳細⇒
http://kokucheese.com/event/index/177500/

 

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「6月17日(火)、午後10時過ぎ、福島原発行動隊の呼びかけ人で前理事長の山田恭暉氏が永眠しました。葬儀はご親族だけで行いたいとのことです。

山田恭暉氏のご冥福をお祈りいたします。」

原発事故の直後、年配者が原発での作業を代行することを目的に、「福島原発行動隊」を結成。今回は、食道ガンで亡くなられました。75歳です。元々悪性リンパ腫を患っていました。

僕は2011年の4月に、彼に取材しています。

2011/4/9のブログ記事 窒素注入後に1号機におきていることなどから考える からの引用。ご冥福をお祈りします。

 

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 これは、考え方として興味深いと思ったので紹介しますが、山田さんと言う方がいて、福島原発阻止行動プロジェクトとというのを立ち上げたそうです。存在をきょう知って、先ほど電話で話しましたが、山田さん自身は、住友系のプラントエンジニアリングの仕事をされていて、今は六十歳をすでに超えられています。彼は、元々、左翼系の人で(こんな大雑把な括りですいませんが)、反安保の写真展なども企画されていますが、今回の発想には、彼の元々からある、政治的なスタンスを超えて、僕には面白かったです。六十歳以上の退役の技術者が一定数集まって、福島第一原発で身を挺してやりたいというのです。高被曝を覚悟して一ヶ月で、冷却システムのプラントをくみ上げてしまうと言うものです。要は、自分たちは年寄りで死んでもよいから、これ以上の災厄を食い止めたいから、決死隊として冷却システムを作るからやらせてくれと言う話です。彼も今の状態は汚水を流しても冷却し続けるしかないのだから、とにかくいち早く冷却システムを作り上げるしかないが、技術屋の目で見た場合、東電は後手だけではなくて、なんとかやりくりしている感じでこれは根幹的に破局を止められない。もしかしたら行かない方向にではなくて、絶対に破局にしない方向に行くしかない。そうすると年寄りの技術者が集まって、ぎりぎりの戦いを挑めないのか、技術屋として純粋な戦いをしたほうが、東電と言う立場よりもフラットに考えて、立ち向かえると。覚悟がある年寄り数千人が死ぬか、数千万人の未来に傷がつくのか、どちらを選ぶのですかとも。「ぶっちゃけ、死んでもいいんです」と彼は話します。この企みがうまくいくかどうかはともかく、チェルノブイリの時のことを考えても、ある程度、犠牲になることを覚悟した人々がいないと、収束は大変に難しいものがあります(チェルノブイリは無理やりやらされた人も多いでしょう)。その意味では老人技術者による決死隊というのも、妄想ばかりではないと思います。それは兵站。具体的にはきちんとした作業ができる人が被曝線量をひきあげても、いなくなりつつあるという実態です。作業ができる人がいなければ、事は終わりません。そして、確かに、冷却できるシステムがきちんと組めないと、一定水準以上の解決はありません。こうした発想を言うことは、だからよくわかります。フェイルセーフというのがプラントというものの根幹で、誤操作・誤動作による障害がおきたら、常に安全に制御する側にさせるシステム作りがプラント屋の根幹でもあるらしいですから、そうした人々から今回の状況がどれだけ歯がゆいものなのかということです。山田さんの話も、本当に退役技術者が数百人集まり、命がけで作業する実働グループという実体ができあがると、この話も変わるだろうと思います。

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 この試みは、結実したとは言えませんが、こうしていろんな状況から命を失う方が、この原発事故の中で、いろんな形で存在していることは認識しておきたいです。

この山田さんは、Facebookで

「放射能防御プロジェクト中国」https://www.facebook.com/groups/cyugoku.info/にメンバーにもいらしたようです。


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2年ぶりに、広島で講演をおこないます。

【7/12(土) 木下黄太 講演 IN 広島 2014 】

 13:00~15:00 (開場12:30)

開催場所 ユーストピア中央(中央勤労青少年ホーム)4階ホール

広島市中区八丁堀3ー2 市電「八丁堀」下車 徒歩5分

 申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/185220/

 

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  福岡で7/13(日)に下記のイベントも開催。

 

  午前と夜、2回開催。2回とも、福岡市立中央市民センター(福岡市中央区赤坂2丁目5-8)での開催です。地下鉄赤坂駅2番出口より徒歩5分。 午前50人、夜は70人での開催です。

 

 【午前の部】開場9:15・開演9:45 

 申込&詳細⇒木下黄太・福岡ミーティング『福岡から発信できること』午前の部

 

 【夜の部】開場18:15・開演18:45 

 申込&詳細⇒木下黄太・福岡ミーティング『福岡から発信できること』夜の部

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