金曜配信済みのメールマガジン第19号
【 双子の赤ちゃんの一人を無脳症で死産していた福島の若い母、3年が過ぎた告白 】
【 東京の医師たちに書き残したこと、三田医師「私が東京を去った訳」】
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僕にお話や、ご相談、情報提供などがある方は、nagaikenji20070927@yahoo.co.jpにメールしてください。
まあ、僕はほかの人よりも、テレビにいたからはっきり分かるのですが、テレビにしても、ネットにしても、同じことですが、動画に多く出ることは、その人にとって、損得で言うと、得は少ないです。視聴する人たち、消費者は残酷で、どういう人がどういう感じかが分かると、その人について感心を失います。出て影響が及ぼせるかと言うと、テレビでもそれは一時的にしか過ぎません。ネットでは言うまでもありません。
おそらく動画に出るということは、その人個人の自己顕示欲を満たすこと以外に、多分特にメリットはありません。こうしたことを踏まえずに、動画に出ることは、その人個人にとっておそらく殆どプラスはなく、すり減らされていくだけです。僕は当初から、そのあたりは相当に意識していて、会見的な公的な場、抗議行動を公に発言している場など取材されて公にするしかない場や、シンポジウム的な場として設定されているところなどしか動画配信はさせないようにかなり気をつけています。これは、僕個人にとって、ふだん皆さんの前でしゃべっていることをそのまま全部配信されても、何一つ、メリットがないからです。しかも、そういう内容を聞いたら、何もかも分かった気になる馬鹿な人が一定数出るのは、殆ど間違いありません。何の意味もありません。
動画には、そうしたイメージが固定化し、消費される機能があります。それを踏まえないで、出続ける人たちには、いろんな禍根が残ることになると思います。
僕には見えていることが、多くの方には見えていない類の話です。
ネットの動画配信といえば、今まで、外国人の専門家を招致させている時に、その専門家の講演を中継させて欲しいと言う信じがたい申し入れをしてくるネットメディアは多数ありました。しかも無料で。申し入れもしてこずに、いきなりカメラクルーが来たケースもありました(会見ではありません)。
正直、頭がおかしいのかと思います。
外国より人を招く場合は、その航空券代、滞在費など、一定経費が発生します。こうしたことも含めて、まかなうために、参加費を、入場している方たちから頂いています。お金を払っている人がいるのに、どうしてただでネットで見せろと言うのか。全く理解できません。
僕はこういうネット配信者やグループをただのおかしい人としてしか認知していません(勿論全部ではありません)。
結局、3年という時間が経過していて、より鮮明になってくるのは、こうした情報提供などは、無償でおこなうべきではないということです。当たり前のギブ&テイクがないと、きちんとした歯車はまわりません。そういうバランス感覚がないような類の方たちは、ほぼ何事においても支離滅裂な様相を呈していきます。
昔、いろんな人たちと情報交換したことを思い出します。そのときは、お金を貰うことはありません。情報⇔情報のやりとりです。それで、バランスが取れていればオーケーです。その感覚でいうと、こちらのしていることを何もかもネットメディアに中継させることは、意味がありません。大半の場合は、メリットが無いのです(勿論例外もあります)。
そして、こうした放射能防御活動をしていくのに、まずは活動の中で、自分達でお金をつくっていけるのかどうかということを考えて、無理ならば、今度はお金を寄付して貰えるのかということを考えるしか方法はありません。
段階的には、まず自分達で出来ることを考えて、無理ならば次の段階に進む、もしくは規模を大きくすると、そうしたお金を広く集める方法しかありません。この場合は、当然集めたお金の場合は、収支を寄付者に明示することが不可欠になると思います。「放射能防御プロジェクト」は、今のところは寄付という手法は殆ど選択していません。
こういうことは、営利活動などというレベルではありません。社会的常識の問題です。
この放射能・被曝の問題について、僕は最近、他にも疑問が生じています。その疑問というのは、情報を確認して、精査できていることしか伝えようとしても、その情報に関して、まともに受け止めているブログの読者は実は少ないことがはっきりと分かっています。例えば、ネットで伝えている情報の中で、ほとんど精査もせずに、垂れ流すだけになっているブログ、更に過去情報を、クローズアップして載せ続けているブログが、以前よりも幅を利かせている状態です。もう3年が経過していても、ネットに対してのメディアリテラシーは全く育っていません。僕は、相当こうしたことを言い続けていますが、何がまずいのかと言うことを、いろんなリスクもあるのに、どうしてここまではっきりと伝えているのに、こんなにも理解しない人が多いのか、さっぱりわかりません。
段々、僕の意識の中では絶望が深まっていて、実はどうしたらよいのだろうとずっと考えています。ひょっとすると、被曝問題の話よりも、情報はどういうふうに考えて、分析し、自分は受け止めるべきなのか、メディアリテラシー、ネットリテラシー、情報リテラシーの初歩から公に話したほうが良いのだろうかとも。このまま僕が被曝関連の情報を精査して話し続けていても、受け止める側の人たちの感覚が進まないなら、僕のおこなっていることも大きな意味を有させないことになりますから。
いろんなことを適切に受け止めないし、滅茶苦茶な受け止め方で、僕から見れば奇怪なレベルの反応まで見せ続けられているのが、最近のネットだと思います(ツイッターの頭のおかしい対応などはすでにこの話の範疇にさえありません。薬がありませんから。)。
来週の土日、京都でのトークは、三田先生とのジョイントなので、そういう話はできませんが、来月の広島や福岡では一般的な被曝情報以外にも、こうしたことにもトークをしてみたいと考えています。
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「避難している母子が、甲状腺や健康症状に関してどう考えるのか」基本的なことも確認します。
三田医師との京都トーク。いよいよ週末土日に迫りました。
ご予約をされたほうが、当日入場よりも参加費的にメリットがあります。
基本内容は土曜・日曜とも三田医師の報告は同様の内容。もちろんトーク部分は、中身が変わってはくるとは思います。ですから、そうした全容が知りたい方は、両日来られても意味があるかも知れません。甲状腺検査部会の話もトークでも話すことになると思います。
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土曜夜 6/21(土)夜
【三田医師&木下黄太トーク「被曝影響と放射能防御」IN京都】
三田医師報告、トークセッションと質疑
開場:18:00 開演:18:30~20:30
場所:ひとまち交流館 定員:270席(固定席&椅子席)
申込&詳細⇒
http://kokucheese.com/event/index/177741/
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日曜朝 6/22(日)午前
【三田医師&木下黄太トーク「被曝影響と放射能防御」IN京都】
三田医師報告、トークセッションと質疑
開場:09:10 開演:09:40~11:40
場所:ひとまち交流館
定員:230席(固定席のみ)
申込&詳細⇒
http://kokucheese.com/event/index/177500/
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二年ぶりに、広島で講演をおこないます。楽しみにしています。
【7/12(土) 木下黄太 講演 IN 広島 2014 】
13:00~15:00 (開場12:30)
開催場所 ユーストピア中央(中央勤労青少年ホーム)4階ホール
広島市中区八丁堀3ー2 市電「八丁堀」下車 徒歩5分
申込&詳細⇒http://kokucheese.com/event/index/185220/
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7/13(日)に下記のイベントも開催します。福岡です。
午前と夜、2回開催。2回とも、福岡市立中央市民センター(福岡市中央区赤坂2丁目5-8)での開催です。地下鉄赤坂駅2番出口より徒歩5分。 午前50人、夜は70人での開催です。
【午前の部】開場9:15・開演9:45
申込&詳細⇒木下黄太・福岡ミーティング『福岡から発信できること』午前の部
【夜の部】開場18:15・開演18:45
申込&詳細⇒木下黄太・福岡ミーティング『福岡から発信できること』夜の部
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福島民友新聞が昨日、次のような記事を掲載しています。福島の3歳児小児の虫歯が全国最悪になり、1歳半でも、悪い状態。引用です。
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本県3歳児の12年度・虫歯本数が全国最悪 対策強化へ
本県の3歳児の平均虫歯本数が2012(平成24)年度は1.25本となり、47都道府県で最も多かったことが14日、県歯科医師会への取材で分かった。本県が全国最悪になったのは初。1歳6カ月児の平均も0.09本で、全国で6番目に多かった。虫歯本数は減少傾向にあるが、本県はこれまでも全国と比較して多い傾向が続いており、県と同会は幼児期の虫歯予防が喫緊の課題として対策強化に乗り出す。
同会によると、一般的に3歳児は20本、1歳6カ月児は16本の乳歯が生える。本県の3歳児は全体の6.25%を虫歯が占め、最少の岐阜県と比べ約3倍に上る計算だ。
虫歯がある人の割合は、3歳児が30.06%(全国45位)、1歳6カ月児は3.04%(同43位)。本県など東北、九州・沖縄の各県は以前から虫歯が多い傾向を示し、対策が後手に回っていると指摘される。虫歯増加に地域性が出るのは、3世代同居世帯が多く、祖父母らが幼児に菓子類を与える機会が多いことが要因の一つという。県などは健診などで保護者に正しい歯磨きの仕方を指導してきたが、改善に結びついていない。
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実は、オリハ・ホリシナ博士が書いた、『チェルノブイリの長い影』に次のような記載があります。この記載は、被曝した世代が産んでいる子供達に起きている事象なので、今回、福島民友紙が報じていることにそのままはあてはまるとは簡単には言えませんが。でも、非常に気になります。
「ウクライナの小児科学、産科学、婦人科会研究所によると、幼少期や青年期に放射線に曝露した女性から生まれた子供の第1世代は、生理学的に発育不全の状態で生まれていることが明らかにされている。このような子供は、生後1年の間に病気にかかることが多く、若年時には多様な身体的病変が現れる。生後2年が経過すると、虫歯や窩洞(かどう)ができ始め、そのうち目立つようになってくる。生後5年が経過すると、甲状腺の過形成が現れる。高リスクグループの子供には、健康と考えられる子供が存在していない。」
『チェルノブイリの長い影』は必読文献です。被曝による健康被害に関して、最も分かりやすい文献です。
ここから読めるようにしています。まだ読んでいない人は、全員、印刷して読んでください。⇒http://nucleardisaster.web.fc2.com/01.html