普通、早く動くためには多くのエネルギーが必要とされる。100mを10秒で走る場合、20秒で走るより何倍も多くのエネルギーを使う。自動車も早く走れば多くのエネルギーを使う。距離だけではなく早さもエネルギー消費量に影響を与える。
早い乗り物が遅い乗り物より高くても当然なのは、単に時間が節約できるという利便性だけではなく、高コストであることを利用者が理解しているからだ。
ところが電車の場合は事情が全然違う。電車が多くのエネルギーを必要とするのは動き始めて加速する時だ。一定速度で移動を続ける時間帯はそれ程エネルギーを使わない。つまり停車と発車を繰り返す各駅停車が最も高コストで、一定速度で走り続ける特急や急行は実は低コストなのだ。
なぜ低コストな特急のために別途特急料金が追加されるのか理解できない。利用者の錯覚につけ込んでいるとしか思えない。幸い関西には阪急・阪神・京阪といった特急料金を徴収しない良心的な鉄道事業者がある。関東や他の地域ではどうなのだろうか。
早い乗り物が遅い乗り物より高くても当然なのは、単に時間が節約できるという利便性だけではなく、高コストであることを利用者が理解しているからだ。
ところが電車の場合は事情が全然違う。電車が多くのエネルギーを必要とするのは動き始めて加速する時だ。一定速度で移動を続ける時間帯はそれ程エネルギーを使わない。つまり停車と発車を繰り返す各駅停車が最も高コストで、一定速度で走り続ける特急や急行は実は低コストなのだ。
なぜ低コストな特急のために別途特急料金が追加されるのか理解できない。利用者の錯覚につけ込んでいるとしか思えない。幸い関西には阪急・阪神・京阪といった特急料金を徴収しない良心的な鉄道事業者がある。関東や他の地域ではどうなのだろうか。