俗物哲学者の独白

学校に一生引きこもることを避けるためにサラリーマンになった自称俗物哲学者の随筆。

アイデアマン

2008-03-05 19:51:53 | Weblog
 アイデアマンは単独では余り成果を残せない。彼は新しい知恵を出すことは好きでもその知恵を実現するという面倒なことは好きではない。アイデアマンは基本的には怠け者で自分が楽をするために一所懸命知恵を出す。自分のアイデアを実現するために努力することは彼の趣味に背く。
 怠け者のアイデアマンが勤勉な人とコンビを組むと抜群の成果を生む。アイデアマンの欠陥を勤勉な人がカバーする。多分、成功したアイデアマンの陰にはこんな縁の下の力持ちがいるのではないだろうか。

読書と食事

2008-03-05 19:45:26 | Weblog
 勉強しても大半は忘れてしまうから無駄なのではないか、とタマに疑う。せっかく読んだ本もすぐに忘れてしまう。同じ本を2度買って途中まで読んでから以前に読んだ気がして書棚を調べてその本が見つかるとがっかりする。無駄な買物をしたということ以上に途中まで気付かなかったということを嘆く。
 しかし多分「うろ覚え」という形で記憶に残って自分の知恵の元になっていると信じたい。朝食を食べても昼には腹が減るからといって決して朝食が無駄になっているのではなくちゃんと血肉となっているように、知識も少なからず身に付いていると期待する。読んでも忘れるから無駄だと考えることは、食べても腹が減るから無駄だと思うようなものだろう。