ステイクホルダー(企業の利害関係者)の順位付けはどうあるべきだろうか。
業態によって異なるので一概には言えないが標準的には①株主②顧客③取引先④従業員⑤地元住民、といったところが本音ではないだろうか。
私は従業員を最優先すべきだと考える。株主も顧客も取引先もその企業との関係を自らの意思で断ち切ることができるが従業員にはそれは困難だ。
新卒採用が日本の企業では主流であるため、転職すればほぼ確実に収入が減る。そのため従業員は転職したくてもできないのが現実であり、簡単に縁を切れる株主や顧客や取引先とは事情が全然違う。言わば乳児と母親のような関係だ。
一方、株主や顧客や取引先は大人の親子関係のようなものだ。
大株主以外にとって株は小遣い稼ぎでしかない。私は十数社の株を持っているが決してその企業に未来を託するつもりで買った訳ではない。適度に配当があり株主優待があり値上がりさえしてくれれば文句は無い。株価が期待以上に高くなった時点で売り抜けるだけだ。
全面的にその企業に頼らざるを得ない憐れな労働者を切り捨てる企業は乳児に乳を与えることを拒む鬼のような母のようだ。母乳を失った乳児は飢え死ぬしかない。転職が容易な欧米の企業と比べて日本の企業によるクビ切りはそれだけ罪が重い。
業態によって異なるので一概には言えないが標準的には①株主②顧客③取引先④従業員⑤地元住民、といったところが本音ではないだろうか。
私は従業員を最優先すべきだと考える。株主も顧客も取引先もその企業との関係を自らの意思で断ち切ることができるが従業員にはそれは困難だ。
新卒採用が日本の企業では主流であるため、転職すればほぼ確実に収入が減る。そのため従業員は転職したくてもできないのが現実であり、簡単に縁を切れる株主や顧客や取引先とは事情が全然違う。言わば乳児と母親のような関係だ。
一方、株主や顧客や取引先は大人の親子関係のようなものだ。
大株主以外にとって株は小遣い稼ぎでしかない。私は十数社の株を持っているが決してその企業に未来を託するつもりで買った訳ではない。適度に配当があり株主優待があり値上がりさえしてくれれば文句は無い。株価が期待以上に高くなった時点で売り抜けるだけだ。
全面的にその企業に頼らざるを得ない憐れな労働者を切り捨てる企業は乳児に乳を与えることを拒む鬼のような母のようだ。母乳を失った乳児は飢え死ぬしかない。転職が容易な欧米の企業と比べて日本の企業によるクビ切りはそれだけ罪が重い。