7日付けの「風邪薬」で解熱剤の有害性について書いたがもう1つ明らかに有害な薬がある。下痢止めだ。
下痢は体が壊れて起こるのではない。体が壊れることを防ぐために体が意図的に起こすのが下痢だ。体内に入った有害物質を一刻も早く体外に排出するために下痢を起こす。下痢止めは有害物質を体内に留めてしまうから腸が有害物質を吸収してしまう。不快な症状から脱出するためにもっと危険な状態を招くのは本末転倒だ。まるで肉を切られることを避けるために骨を切らせるようなものだ。
受験とか大事な会議のために下痢止めが必要になることもあろう。しかしその場合はその後遺症を覚悟しておく必要がある。下痢を止めることが有害物質を全身に蔓延させてしまうということにもなりかねない。それだけの覚悟をせずに安易に下痢止めを使うことは危険だ。現在の不快な状態から免れるために、より危険な状態を招く行為を選ぶということは麻薬に溺れるようなものだ。
「利害」という比較的単純なはずの基準でさえ、短期的ではなく中長期的な視野を持って考えるべきだろう。
下痢は体が壊れて起こるのではない。体が壊れることを防ぐために体が意図的に起こすのが下痢だ。体内に入った有害物質を一刻も早く体外に排出するために下痢を起こす。下痢止めは有害物質を体内に留めてしまうから腸が有害物質を吸収してしまう。不快な症状から脱出するためにもっと危険な状態を招くのは本末転倒だ。まるで肉を切られることを避けるために骨を切らせるようなものだ。
受験とか大事な会議のために下痢止めが必要になることもあろう。しかしその場合はその後遺症を覚悟しておく必要がある。下痢を止めることが有害物質を全身に蔓延させてしまうということにもなりかねない。それだけの覚悟をせずに安易に下痢止めを使うことは危険だ。現在の不快な状態から免れるために、より危険な状態を招く行為を選ぶということは麻薬に溺れるようなものだ。
「利害」という比較的単純なはずの基準でさえ、短期的ではなく中長期的な視野を持って考えるべきだろう。