日本人は病原菌に弱い。これが事実であることとその原因は歴史を考えれば明白だ。
陸続きの諸国と違って島国の日本は海によって交易も交疫も妨げられた。ヨーロッパのようにペストやコレラやチフスなどの伝染病によって町が滅んだような歴史も無い。江戸時代末期にコレラ(コロリ)が流行ったくらいだ。
これまで疫病に苦しめられなかったことは幸いなことだが未来を考えるなら不幸なことだ。なぜなら疫病は淘汰を生む。淘汰を通じて病原菌に強い民族へと進化するからだ。
今更、病原体に強い体質を作ることは不可能だ。病原体に強いかどうかは先天的なものであり後天的にはどうすることもできない。
生命力は「植物的」か「動物的」かに分類できる。植物的生命力とは疫病に強い・飢餓に強い・環境の変化に強いなどの特性であって、動物的生命力とは違って訓練を通じて強化できるものではない。
強いて言えば基礎体力を高めたり栄養バランスを良くして、病気そのものではなく「症状」に耐え得る体質を築くしかない。しかしそれでも感染し易いという遺伝的短所を克服することはできない。
今回の新型(豚)インフルエンザで感染者数では日本は世界で4番目の感染国(5月18日現在)になってしまった。これによって日本人の大弱点が暴露されてしまった。今後社会活動がますますグローバル化すればこの弱点は致命的とも成り得る。かつてバリで日本人だけがコレラに感染したようなことが世界のあちこちで起こることだろう。
陸続きの諸国と違って島国の日本は海によって交易も交疫も妨げられた。ヨーロッパのようにペストやコレラやチフスなどの伝染病によって町が滅んだような歴史も無い。江戸時代末期にコレラ(コロリ)が流行ったくらいだ。
これまで疫病に苦しめられなかったことは幸いなことだが未来を考えるなら不幸なことだ。なぜなら疫病は淘汰を生む。淘汰を通じて病原菌に強い民族へと進化するからだ。
今更、病原体に強い体質を作ることは不可能だ。病原体に強いかどうかは先天的なものであり後天的にはどうすることもできない。
生命力は「植物的」か「動物的」かに分類できる。植物的生命力とは疫病に強い・飢餓に強い・環境の変化に強いなどの特性であって、動物的生命力とは違って訓練を通じて強化できるものではない。
強いて言えば基礎体力を高めたり栄養バランスを良くして、病気そのものではなく「症状」に耐え得る体質を築くしかない。しかしそれでも感染し易いという遺伝的短所を克服することはできない。
今回の新型(豚)インフルエンザで感染者数では日本は世界で4番目の感染国(5月18日現在)になってしまった。これによって日本人の大弱点が暴露されてしまった。今後社会活動がますますグローバル化すればこの弱点は致命的とも成り得る。かつてバリで日本人だけがコレラに感染したようなことが世界のあちこちで起こることだろう。