クロックスというブランドの靴がある。この靴は昨夏には危険な靴として話題になった。
この靴の特長はその素材だ。特殊なプラスチックを使っているため滑りにくく、柔らかく、丈夫で、軽い。これらの特性は通常は長所となる。しかしエスカレーター上での事故においては欠陥となった。
この靴がエスカレーターに巻き込まれる実験をテレビで見た。まるで軟体動物のような不思議な動きをして一瞬でエスカレーターの隙間に吸い込まれた。
滑りにくいから隙間にも密着する。柔らかいから隙間から入り込む。丈夫だからちぎれずに足まで巻き込んでしまう。
通常考えれば長所としか思えない特性が、不適切な使い方をすれば欠陥になってしまう。この靴が製造禁止や販売自粛にならないのは「適切に使う」なら安全な靴だからだろう。言わばガスや電気と同様、正しく使えば安全だという訳だ。
しかし子供はしばしば正しくない使い方をする。遊ぶ場所ではないエスカレーター上でふざける子供が正しい使い方をするとは思えない。従って子供靴については製造・販売を自粛しても良かろう。それとも「ルールを守らない子供の自己責任だ」と突っぱねるつもりだろうか。
この靴の特長はその素材だ。特殊なプラスチックを使っているため滑りにくく、柔らかく、丈夫で、軽い。これらの特性は通常は長所となる。しかしエスカレーター上での事故においては欠陥となった。
この靴がエスカレーターに巻き込まれる実験をテレビで見た。まるで軟体動物のような不思議な動きをして一瞬でエスカレーターの隙間に吸い込まれた。
滑りにくいから隙間にも密着する。柔らかいから隙間から入り込む。丈夫だからちぎれずに足まで巻き込んでしまう。
通常考えれば長所としか思えない特性が、不適切な使い方をすれば欠陥になってしまう。この靴が製造禁止や販売自粛にならないのは「適切に使う」なら安全な靴だからだろう。言わばガスや電気と同様、正しく使えば安全だという訳だ。
しかし子供はしばしば正しくない使い方をする。遊ぶ場所ではないエスカレーター上でふざける子供が正しい使い方をするとは思えない。従って子供靴については製造・販売を自粛しても良かろう。それとも「ルールを守らない子供の自己責任だ」と突っぱねるつもりだろうか。