先週、大学が休みに入って直ぐ、息子虎次郎(19才)は巻き爪の手術を受けて来ました。
日本で帰国間際にかかった近所の外科では硝酸銀で肉芽を焼く処置を1回しただけで
もちろん陥入爪の肉に食い込んでいる爪が取れてないので治る筈もありません。
その処置してくれた先生も1回じゃあ治りませんよ、と処置後におっしゃっていたんですが
数日後に帰国するので続けては来れないとちゃんとお伝えはしたので
内心「それなら処置前に1回じゃ意味ないけどやりますか」と聞いて欲しかったと思いました。
処置した方が保険の点数が上がるのでそうしたのかもしれませんが・・。
虎次郎の場合は右足の親指の両側なのですが
大きな血豆が常に出来ており、肉芽は4年も放置していたので片側で納豆3~4粒分くらい、感染症も起こしてました。
思春期の男の子ってこういうのを親に言えないのか、私も全く気づかなかったので
日本に行く前、10月の終わりに偶然見た時は凄く驚きました。
写真はグロテスクなので載せませんがネットで見るどんな陥入爪より酷く見えました。
(オペ室内にある更衣室。外来の患者でオペする人はここで着替えます)
そう言えば友達の友達のハイスクールの息子さんが化膿しているのに親に話さないで気づいた時は敗血症になって亡くなってしまった・・と話してくれたのを思い出します。
フィリピンは割礼の習慣があるのですが、いわゆる包茎の手術です。
医者で手術するのですが
多くの男の子は小学校高学年辺りでします。
これが痛くて凄く大変。虎次郎も5年生でやったんだったかしら。
外来での簡単な手術で歩いて帰されます。
運転手さんなんかに言わせると丸木の上におちんちんを乗せて皮を引っ張って包丁で切るのが普通で麻酔なんてしない・・
これが普通だって言うので怖い~。
その後の消毒なども虎次郎の手術した医者は一切関知しませんって言い
手術後に何度連絡しても診察してくれませんでした。
血でべったりのガーゼが患部とくっついて外れず
外そうとすると痛がって消毒するのさえ苦労。
何日か過ぎると患部の一部に緑の膿が出て来て
抗生物質の軟膏も処方されてなくて本当に困ったのを思い出します。
ここがオペ室の入り口。
ガラス戸の向こうが待合室で普通はここで皆さん待つようです。
私はさっきの更衣室にテレビがあるからここで待っててもいいわよ~と言ってもらい
本当は一般の待合室に戻りたかったのですが
(テレビなんて見ないし)
虎次郎の服やメガネが置いてあってこちらでは責任持てないので・・
なんて言われてここで待つことになりました。
ところがこの部屋、超寒かったのです!
一見暖かそうですがとんでもなく寒くエアコンは調節出来ません。
日本で買ったウールのセーターを着ていたんですがそんなものでは防寒出来ず
虎次郎がオペ室で寒いと困ると持って来たフリースジャケットに救われました。
ケソン市にあるキャピトル・メディカル・センターのオペ室、
困ったことにエレベーターでしか来れません。
3階にあるので階段で上がれる仕組みなら良いのですが
エレベーターは直ぐに重量オーバーになって3階を通過してしまいます。
オペが終わって帰る段階になって
エレベーターが地下1階から7階まで行ったり来たりするのを3回も眺めていました。
しかも支払いをしたら領収書と一緒に「退院許可書」をオペ室に提出して下さいと言うんです。
1階に支払いに行って5分で支払って3階のオペ室に戻るだけで何と40分もかかってしまいました。
(エレベーターの待ち時間が長い為)
オペが終わって待ってるだけの虎次郎、
待つしかないんですが
このエレベーター、なんとかならないんでしょうか。
病院の支払い明細書。約7000円です。
フィリピンの病院は医者は病院には雇われておらず
病院に間借りして診療します。(診療する部屋の家賃を病院に収め、秘書なども自腹)
その代わり手術した時などはプロフェッショナル費を病院の費用とは別に請求出来ます。
このプロフェッショナル費は普通、オペ代と一緒に払わないと警備員が病院の外に出してくれない仕組み。
今回は彼の診療室が11階だったので
さらにエレベーターを待って払いに行くのは可哀想だと医師が言ってくれて
プロフェッショナル費は支払わなくても帰って良い許可書にサインしてくれました。
オペ後2日目に包帯交換に行った時に支払いましたが5000ペソ(1万円)でした。
2日目の包帯交換で肉芽は既に消失してきていました。
あんなに酷かった感染も見られません。
爪を全部抜いたことが良かったかは分かりません。
でもこの医師はこのやり方を信じてると言ってました。
彼に言わせるとフィリピンの中には硝酸銀で焼く人もいれば、フェノール法で爪の端だけ切って処置して生えて来なくする人も居るそうですが
フェノール法で手術したのにまた生えて来たと彼の所に来る患者が何人かいて賛成出来ないとか。
もしまた食い込んで出血するなら端を切って根元から切除して生えて来なくするが
感染が酷かったので今回のオペと当時にはやりたくなかったと言われました。
その前にかかった医師は爪を全部抜いて、さらに爪の端も根元から切除出来ると言っていたので
人によってやり方は色々なんですね。
もっともこの医師はその前の診察時に
爪の端を切るのは最後の手段にしたい、って言ってたので
そのせいで今回切りたくなかったのもあるかもしれません。
アフターケアが大事だと言うことで
2週間に1度は診察に行って爪の生える様子を見て行くそうなので
色々相談しながら様子を見ていこうと思います。
日本に長く住んでいたら他にも色々な新しい治療法が試せたのかもしれませんが
知り合いの皮膚科医にワイヤー法やその他の巻き爪矯正など知ってるか聞いたら
聞いた事がないし自分は巻き爪の治療は他の医者に回してる・・と言われたので
やってる人が居たとしても一般的にはないのではないかと思います。
日本でも全ての人がやっているわけではないのでフィリピンならまして仕方ないですね。
It's cloudy again, but the wind is refreshingly cool as it is not that humid.
I love this season. Everything is so calm and quiet for people are relaxing.
日本で帰国間際にかかった近所の外科では硝酸銀で肉芽を焼く処置を1回しただけで
もちろん陥入爪の肉に食い込んでいる爪が取れてないので治る筈もありません。
その処置してくれた先生も1回じゃあ治りませんよ、と処置後におっしゃっていたんですが
数日後に帰国するので続けては来れないとちゃんとお伝えはしたので
内心「それなら処置前に1回じゃ意味ないけどやりますか」と聞いて欲しかったと思いました。
処置した方が保険の点数が上がるのでそうしたのかもしれませんが・・。
虎次郎の場合は右足の親指の両側なのですが
大きな血豆が常に出来ており、肉芽は4年も放置していたので片側で納豆3~4粒分くらい、感染症も起こしてました。
思春期の男の子ってこういうのを親に言えないのか、私も全く気づかなかったので
日本に行く前、10月の終わりに偶然見た時は凄く驚きました。
写真はグロテスクなので載せませんがネットで見るどんな陥入爪より酷く見えました。
(オペ室内にある更衣室。外来の患者でオペする人はここで着替えます)
そう言えば友達の友達のハイスクールの息子さんが化膿しているのに親に話さないで気づいた時は敗血症になって亡くなってしまった・・と話してくれたのを思い出します。
フィリピンは割礼の習慣があるのですが、いわゆる包茎の手術です。
医者で手術するのですが
多くの男の子は小学校高学年辺りでします。
これが痛くて凄く大変。虎次郎も5年生でやったんだったかしら。
外来での簡単な手術で歩いて帰されます。
運転手さんなんかに言わせると丸木の上におちんちんを乗せて皮を引っ張って包丁で切るのが普通で麻酔なんてしない・・
これが普通だって言うので怖い~。
その後の消毒なども虎次郎の手術した医者は一切関知しませんって言い
手術後に何度連絡しても診察してくれませんでした。
血でべったりのガーゼが患部とくっついて外れず
外そうとすると痛がって消毒するのさえ苦労。
何日か過ぎると患部の一部に緑の膿が出て来て
抗生物質の軟膏も処方されてなくて本当に困ったのを思い出します。
ここがオペ室の入り口。
ガラス戸の向こうが待合室で普通はここで皆さん待つようです。
私はさっきの更衣室にテレビがあるからここで待っててもいいわよ~と言ってもらい
本当は一般の待合室に戻りたかったのですが
(テレビなんて見ないし)
虎次郎の服やメガネが置いてあってこちらでは責任持てないので・・
なんて言われてここで待つことになりました。
ところがこの部屋、超寒かったのです!
一見暖かそうですがとんでもなく寒くエアコンは調節出来ません。
日本で買ったウールのセーターを着ていたんですがそんなものでは防寒出来ず
虎次郎がオペ室で寒いと困ると持って来たフリースジャケットに救われました。
ケソン市にあるキャピトル・メディカル・センターのオペ室、
困ったことにエレベーターでしか来れません。
3階にあるので階段で上がれる仕組みなら良いのですが
エレベーターは直ぐに重量オーバーになって3階を通過してしまいます。
オペが終わって帰る段階になって
エレベーターが地下1階から7階まで行ったり来たりするのを3回も眺めていました。
しかも支払いをしたら領収書と一緒に「退院許可書」をオペ室に提出して下さいと言うんです。
1階に支払いに行って5分で支払って3階のオペ室に戻るだけで何と40分もかかってしまいました。
(エレベーターの待ち時間が長い為)
オペが終わって待ってるだけの虎次郎、
待つしかないんですが
このエレベーター、なんとかならないんでしょうか。
病院の支払い明細書。約7000円です。
フィリピンの病院は医者は病院には雇われておらず
病院に間借りして診療します。(診療する部屋の家賃を病院に収め、秘書なども自腹)
その代わり手術した時などはプロフェッショナル費を病院の費用とは別に請求出来ます。
このプロフェッショナル費は普通、オペ代と一緒に払わないと警備員が病院の外に出してくれない仕組み。
今回は彼の診療室が11階だったので
さらにエレベーターを待って払いに行くのは可哀想だと医師が言ってくれて
プロフェッショナル費は支払わなくても帰って良い許可書にサインしてくれました。
オペ後2日目に包帯交換に行った時に支払いましたが5000ペソ(1万円)でした。
2日目の包帯交換で肉芽は既に消失してきていました。
あんなに酷かった感染も見られません。
爪を全部抜いたことが良かったかは分かりません。
でもこの医師はこのやり方を信じてると言ってました。
彼に言わせるとフィリピンの中には硝酸銀で焼く人もいれば、フェノール法で爪の端だけ切って処置して生えて来なくする人も居るそうですが
フェノール法で手術したのにまた生えて来たと彼の所に来る患者が何人かいて賛成出来ないとか。
もしまた食い込んで出血するなら端を切って根元から切除して生えて来なくするが
感染が酷かったので今回のオペと当時にはやりたくなかったと言われました。
その前にかかった医師は爪を全部抜いて、さらに爪の端も根元から切除出来ると言っていたので
人によってやり方は色々なんですね。
もっともこの医師はその前の診察時に
爪の端を切るのは最後の手段にしたい、って言ってたので
そのせいで今回切りたくなかったのもあるかもしれません。
アフターケアが大事だと言うことで
2週間に1度は診察に行って爪の生える様子を見て行くそうなので
色々相談しながら様子を見ていこうと思います。
日本に長く住んでいたら他にも色々な新しい治療法が試せたのかもしれませんが
知り合いの皮膚科医にワイヤー法やその他の巻き爪矯正など知ってるか聞いたら
聞いた事がないし自分は巻き爪の治療は他の医者に回してる・・と言われたので
やってる人が居たとしても一般的にはないのではないかと思います。
日本でも全ての人がやっているわけではないのでフィリピンならまして仕方ないですね。
It's cloudy again, but the wind is refreshingly cool as it is not that humid.
I love this season. Everything is so calm and quiet for people are relaxing.