歴史・文化・地理・気象等総合的な見地に鑑み、宇治茶として、ともに発展してきた当該産地である京都・奈良・滋賀・三重の四府県産茶で、京都府内業者が府内で仕上加工したもの(但し京都府産を優先するものとする)だそうです。
京都の宇治は昔、「菟道」と書いて「うじ」と読んでいました。宇治神社の神の使いも兎で、こんな伝説が残っています。御祭神(菟道稚郎子命)が、河内の国よりこの地へと向かう際、道に迷われ難渋している時に一羽の兎れ、何度も振り返り安住の地へと先導した伝説により「みかえり兎」と言われるようになったそうです。正しい道、幸せの場所(良縁)へと導いてくれる「みかえり兎」は、人生を道徳の正しい道へと導く存在としてよくモチーフにされている存在です。