オリンピック雑感②

ただ今、女子サッカー準決勝「日本対フランス」の前半戦、「なでしこジャパン」が１点をリードして終了。後半戦は、どちらが先に１点をゲットするかが課題であろう。日本が先に、２点目を取ると俄然有利になり、決勝戦進出が見えてくる。

日本チームのメダルラッシュが素晴らしい。金メダルこそ少ないが銀、銅の数では前回を大きく上回っている。いくつか感動的シーンを思い起こしてみると、室伏選手の銅メダル、わけのわからないファール宣告を受けてスタートしたが、３７歳のベテランが再びメダルを獲得したのは見事である。

競泳男女の４００ｍメドレーリレーのメダル獲得も素晴らしかった。４人全員の懸命な泳ぎがもたらした銀であり銅であったが、８７０３が特に感動したのは、男女ともに最終泳者のガンバリであった。どちらかと言えば、自由形にはメダリストのいない日本チームである。前３者から受け継いだ順位を下げることなく泳ぎきった力泳は誠に立派であった。たった今、後半４分過ぎに「なでしこジャパン」が２点目をあげた。

卓球女子の決勝戦進出も快挙である。福原、石川、平野の３選手が見事なチームワークで勝ち取ったメダルは美しい（金か銀か？）。フェンシング男子団体戦の銀メダルは奇跡的であった。惜しくも金は逃したが、準決勝における残り１秒で同点に追いつき、延長戦で勝利した太田選手の活躍はまさしく奇跡的であり、最後まで諦めない心が生んだ結果と言える。

今のところ、日本チームはチームプレイの成果が光っているようである。しかし、ボクシング清水選手のメダル確定は朗報であり、今後、レスリング、男子マラソンなどの活躍を大いに期待している。