「謙虚 前進」は8703が高校教師時代、音楽教室の正面に毛筆で書いて貼っていた言葉である。主として指導していた合唱部の生徒へ、そして自分自身へ向けての言葉であった。詳しい年代等は失念したが、たしか新校舎へ移転し、合唱部員が増え、コンクールにおいてもそれなりの実績が伴い始めた時期であったと記憶している。この言葉をモットーに、生徒たちが日々努力を重ねた結果、少しづつ良い合唱が出来るようになって行ったと思っている。その間、人間的にも音楽的にも信頼できるOBの力を借りたこともあった。
若い指導者(指揮者)のことを長い目で見ていて気づくことが幾つかある。その中で、特に残念に思うことの一つが「謙虚さ」を失うことである。ある程度の実績を残し、知名度も高くなったところでいわゆる「自己満足の世界」に浸る(浸っていると思われる)人がいる。自己に自信を持つことは大切なことだが、心の片隅に「謙虚さ」を持って、自身のことや合唱団のことを客観的にチエックすることもすこぶる大切なことではなかろうか?合唱団(部)を一人で抱え過ぎて前進を阻んではもったいないことである。
若い指導者(指揮者)のことを長い目で見ていて気づくことが幾つかある。その中で、特に残念に思うことの一つが「謙虚さ」を失うことである。ある程度の実績を残し、知名度も高くなったところでいわゆる「自己満足の世界」に浸る(浸っていると思われる)人がいる。自己に自信を持つことは大切なことだが、心の片隅に「謙虚さ」を持って、自身のことや合唱団のことを客観的にチエックすることもすこぶる大切なことではなかろうか?合唱団(部)を一人で抱え過ぎて前進を阻んではもったいないことである。