日本国中がほとんどシーズンオフになったところで野球の話題である(残っているのは台湾で行なわれる北京オリンピックのアジア予選のみ)。8703が野球少年であったことは以前に書いた。その頃の自慢話である(決して法螺話ではない)。
8703が雨竜中学校3年生の時、場所は月形中学校グラウンドであった。当時、石狩川右岸線大会というのがあり(現在もあるか否かは定かではない)、その大会で8703は人生一度だけのトリプルプレイを経験したのである。
相手校は忘れたが、私はショートストップを守っていた。ノーアウトでランナー1塁、2塁、鋭い打球が2塁ベース寄りに飛んで来た。その打球を横っ飛びに捕球してワンアウト、そして2塁ベースを踏んで飛び出していた2塁ランナーアウトで2アウト、更に一塁へ転送して1塁ランナーもアウトでスリーアウト。トリプルプレイの完成であった。
このように書いてみると、いとも簡単に出来そうであるがプロ野球であれ、草野球であれ滅多に見ることはない。50数年前の出来事であるが、その時の情景は鮮明に脳裏に焼きついている。懐かしき思い出である。
ちなみに、当時この右岸線大会に参加していた学校は月形中学、札比内中学、浦臼中学、新十津川中学、雨竜中学、晩生内中学、納内中学、妹背牛中学などであった。