怒涛のような10月も残り一日となった。締めくくりが風邪で、すこぶる鬱陶しい数日を送っている。しかし、昨日の恵友会「たんぽぽの丘」公演では具合の悪さを忘れる時を過すことが出来た。本当に真剣に聞いて、心からの拍手を贈ってくれる老人たち、中には涙を流す人もいた。
子どもたちのために精力的に演奏活動を展開してきたmommy’sブラスの面々が初めて老人養護施設での公演を行なった。反応が全く違うのは予想できたが、開演の前に一人の老人から「今日のプログラムにはベートーベンの曲はありますか?」と質問を受けて、色々な人がいる所を実感した。
明日は藤女子大学合唱団の練習で10月を終える。歌い継がれる日本の合唱曲として「水のいのち」を選曲し練習を重ねている。数曲の候補曲を用意して最初に学生に提示し「水のいのち」を知っていますか?と質問したところ、一人も手が挙がらなかった。その時点で33回定演(8703最後)の曲が決まった。