2020年度当初から始まった新コロナ感染騒動は、初動の遅れからほぼ日本全国に蔓延し、引き続き感染者が続出している。「初動の遅れ!」と書いたが、政府も都知事もそれを公言はしていないが、事実は明らかである。現に、新型コロナ感染の情報を察知して、直ちに対応した台湾では全く感染者が出ていないのである。一方、日本ではオリンピックの件などがあり、しばらく様子見状態であった。そして、北海道では「雪まつり」等、冬の行事が例年通り各地で開催されて外国人客がやって来ていた。故に、北海道で多数の感染者が出たのは明らかである。そして、約8ヵ月が過ぎようとしている。コロナ禍の影響は、今や全国各地隅々にまで及んでいると言っても過言では無い。これがいつまで続くのか?を考えると、ますます憂鬱にならざるを得ない状況である。たとえば、寝たきり状態で入院中の妻との面会は、2月25日からストップし、7月と8月に各一回づつ10分間の許可があった。しかし、最近の感染状況から再びストップがかかった。東京在住の息子は8月に来たい、と言って航空券の手配もしていたが、「道外在住者は面会できない」との通達があり、彼は今年になって一度も母親との面会ができていない。また、私がホールで生の音楽を聴いたのはいつか?を調べてみた。なんと、2月11日が最後であって、それ以来生音楽には接していないことが分かった。すでに、6か月以上経っているではないか。今のところ、9月15日に札幌交響楽団の演奏を聴きに行く予定であるが、なんとか、中止、延期などとはならないことを祈っている。何とも言えないコロナ禍による閉塞感から、少しでも早く解放されたいものである。