最近、何度かテレビで国会中継を見る機会があった。正直に言って、納得の出来ないことが多く、これでは見れば見るほど、聞けば聞くほど政治(家)不信に陥るのもやむなし、という思いを強くした。その例を幾つか上げてみる。
まずは、政治と金の問題である。これについては何十年も前から言われ続けていて、政治家個人への政治献金は禁止すると言うことで、多額の政党助成金が支払われるようになったはずだが、肝心の政治資金規正法がいわゆるザル法であって、抜け道だらけ。個人が駄目なら団体でとばかりに、各地に政党支部を乱造していったんはその支部へ集めるということで、何ら規制にはなっていない。したがって、政党助成金の趣旨は全く生かされていないというのが現実である。国民からすれば、「税金返せ!」の思いが強い。
また、最近数名の閣僚が問題になっていることとして、国の補助金を受けた団体からの献金がある。これも1年以内の献金は禁止されているのだが、なんと、「政治家本人が、その企業、団体が補助金を受けていることを知らない場合は違法ではない」ということで、まるで「知らないふりをしてもらいなさい。もし知られた場合は、知りませんでした、と言いなさい」と言わんばかりのザル法となっている。
極めつけは議員定数、歳費削減等のいわゆる議員自らが身を削るという国会改革の問題である。これは、与野党問わず、議員全体の怠慢であり、国民への裏切り行為である。忘れもしない数年前の党首討論で野田氏と安倍氏が「定数改革やりましょう!」と大見得を切って解散、総選挙に至ったはず。その後のことは言わずもがなで、何一つ前進していないと言って良い状態である。歳費にいたっては、「東北復興のためにと20パーセントの歳費献上」が、ほとんど消費税アップに合わせてなし崩しになっている。
さらには、「文書通信交通滞在費」の問題がある。昨年某県議会議員の号泣会見で話題になった件であるが、国会議員は月100万円、年にして1200万円という巨額なこの手当てを税金から得ているのだ。それを使途もなにも報告の義務が無いとは、全く理不尽としか言いようが無い。どこの社会、どこの団体であろうとも当然のことをやらずに放置している国会とは何なのか?と言いたい!しかも、日本の議員歳費は年間約2200万円(手当てを含めた総額は約4,200万円)と世界最高水準なのだ。ちなみに、アメリカは約1700万円、イギリス下院は約970万円である。本当に、「しっかりしてよ議員さん!」である。
まずは、政治と金の問題である。これについては何十年も前から言われ続けていて、政治家個人への政治献金は禁止すると言うことで、多額の政党助成金が支払われるようになったはずだが、肝心の政治資金規正法がいわゆるザル法であって、抜け道だらけ。個人が駄目なら団体でとばかりに、各地に政党支部を乱造していったんはその支部へ集めるということで、何ら規制にはなっていない。したがって、政党助成金の趣旨は全く生かされていないというのが現実である。国民からすれば、「税金返せ!」の思いが強い。
また、最近数名の閣僚が問題になっていることとして、国の補助金を受けた団体からの献金がある。これも1年以内の献金は禁止されているのだが、なんと、「政治家本人が、その企業、団体が補助金を受けていることを知らない場合は違法ではない」ということで、まるで「知らないふりをしてもらいなさい。もし知られた場合は、知りませんでした、と言いなさい」と言わんばかりのザル法となっている。
極めつけは議員定数、歳費削減等のいわゆる議員自らが身を削るという国会改革の問題である。これは、与野党問わず、議員全体の怠慢であり、国民への裏切り行為である。忘れもしない数年前の党首討論で野田氏と安倍氏が「定数改革やりましょう!」と大見得を切って解散、総選挙に至ったはず。その後のことは言わずもがなで、何一つ前進していないと言って良い状態である。歳費にいたっては、「東北復興のためにと20パーセントの歳費献上」が、ほとんど消費税アップに合わせてなし崩しになっている。
さらには、「文書通信交通滞在費」の問題がある。昨年某県議会議員の号泣会見で話題になった件であるが、国会議員は月100万円、年にして1200万円という巨額なこの手当てを税金から得ているのだ。それを使途もなにも報告の義務が無いとは、全く理不尽としか言いようが無い。どこの社会、どこの団体であろうとも当然のことをやらずに放置している国会とは何なのか?と言いたい!しかも、日本の議員歳費は年間約2200万円(手当てを含めた総額は約4,200万円)と世界最高水準なのだ。ちなみに、アメリカは約1700万円、イギリス下院は約970万円である。本当に、「しっかりしてよ議員さん!」である。