23日(土)には「平成21年度合唱セミナー」(札幌合唱連盟主催)が行われた。実行委員長として、無事に終了できたことを大変嬉しく思っている。
この時期の行事は当日の天候が大いに気になる北海道である。猛吹雪で交通機関が乱れると開催が危ぶまれることさえある。しかし、今回は天候にも恵まれて申込者ほぼ全員が参加し、13時から16時まで合唱三昧の時を過ごした。
テキストは、混声合唱曲「島よ」(伊藤海彦作詩、大中 恩作曲)からⅢ・Ⅳ。1970年9月に東京混声合唱団によって初演された名曲である。講師は三澤真由美氏(札幌市立真栄中学校教諭)、ピアニストは千葉皓司氏(北海道教育大学岩見沢校大学院生)であった。
参加申し込み段階では男声部の数が少なくて心配されたが、真栄中学校の男子が7名加わり、更には大木理事長、宮路事務局長をはじめ、過去に「島よ」を歌ったことのある男性理事数名も加わり充実の男声陣になった。
一方、女声陣は「島よ」を始めて歌う人がほとんどで、三澤先生の指導も女声パートに集中する場面もあった。千葉氏のピアノは弾き込み充分であり、歌い手の雰囲気を盛り上げ指揮者との呼吸もピッタリであった。
終了後の実行委員による反省会では、「せっかく仕上げた曲を、今日一回で終わってしまうのは残念である。どこかで発表する機会を持ってはどうか」という意見も出ていた。8703も同感である。
24日(日)18時からキタラ大ホールにて「北海道大学混声合唱団 第48回定期演奏会」が行われた。団員100名にも及ぶ今や北海道最大の大学合唱団である。演奏力も、近年は全日本合唱コンクールで金賞、銀賞を得るなど充実著しいものがある。
キタラ大ホールでは初の演奏会とのことであったが、8703は全体を通して「ホールを鳴らしきれずに終わった演奏」という印象を持った。もっともっとメリハリのある演奏を聴きたかった。真摯でお行儀の良い演奏に終始したが、時には若さほとばしる熱い演奏も聴きたかった。が率直な感想である。
2010年のスタート、清々しい合唱二題で迎えることが出来たことをとても嬉しく思っている。次は31日(日)の「第25回中学校合唱演奏会『合唱の輪』」である。この演奏会は、札幌市内中学校の「合唱力の原点」を知ることが出来る内容であり、8703は毎年期待し楽しく聞かせてもらっている。そして、やがてmommy'sブラスも始動する!!