昨日は娘(長野市在住)が来て母親と対面、Y子は最高の笑顔で久し振りに会う喜びを見せていた。そして、今夜は息子夫婦(東京在住)がやって来て一家が勢ぞろいする。娘は今回、母親の入院を知り急遽帰って来たのだが、息子たちは以前からこの連休を利用して来岩の予定であった。息子夫婦の帰省が決まった段階で3月18日(土)の夜は我々夫婦と4人で市内某所で会食の予定であった。はからずも、Y子入院となったが、娘の帰省により父子4人で会食の予定である。Y子の早期回復を願いつつ!
幾つになっても知らないことがたくさんあるものです。Y子の入院で言語は左脳が司るということを知りましたが、歌の歌詞はほとんど正確に覚えていることを不思議に思い、昨日リハビリの先生に質問しました。答えは「歌は右脳で覚えるのです」でした。Y子は身体機能の回復に比して、言語の回復には苦労しているようです。
今日は11時半頃に病院へ着いた。Y子はリハビリ中ということなので、そこへ行って見た。少しづつ良化しているとは言え、言語中枢へのダメージがこうなるのか?という脳細胞機能の不可思議さを感じながら眺めていた。そして、戻って昼食となったが、そこで新たな発見をした。昨日まではスプーんを握ることさえ出来なかった右手を使って食べ始めた。もちろん、上手には出来ないが何とか苦労しながら食べている。現段階では左を使う方がまだ楽なはずだが、ほっぺにお粥を食べさせたりしながらも賢明に挑戦する姿に感動を覚えた。
そして帰宅後も嬉しいことがあった。いくら探しても見つからなかったY子の健康保険証と現金、カードなどが入った財布が見つかった。ほとんど諦めていて、警察に紛失届けを出そうか?と考えていた矢先のことであっただけに嬉しかった。少し心が晴れてビールを飲んだ!
弱音=じゃくおん、ではありません(笑)。ブログ再開後、自らの心の動揺を赤裸々に表現し過ぎて多くの方にご心配をお掛けしました。そして、心温まる激励の言葉もいただきました。心より御礼を申し上げます。
妻が緊急入院してから10日目を迎えました。今日も元気そうな顔を見てきました。まだ自分の思いが言葉として表現できないもどかしさを感じているようですが、少しづつ時間が解決してくれることと思います。ただ、右手のリハビリも兼ねて、童謡を歌いながら指揮をする動作を一緒にやってみると、童謡の歌詞は私よりも正確に歌います。何曲やってみても正確に歌うのには驚きました。歌に関しては全く失語していません。
今日は午前中、SUCS(コーラス集団)のO君とSさんが我が家へ来てくれて、台所仕事(冷蔵庫の整理やオカズ作り)などをしてくれました。今、それを食べながら晩酌をしています(笑)。そして、今週末には息子夫婦と娘もやって来ます。子たちにも、あらぬ心配をかけてはいけないので、今日を持って弱音を封印します。
52年間も家事一切を妻に任せきりにしていた男が、たった一週間の1人暮らしで音を上げています。炊事、洗濯、ゴミの分別、買い物、銀行等々、全てが未体験という化石のような男の姿は哀れです。しかし、生きるためには何とかしなければなりません。