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ナオスミンの雑記

2009年9月14日より、ブログ開始しました

B子の話

2018年09月25日 09時46分22秒 | 人生色々
B子は、中学の時に吹奏楽部に入りました。
理由は、楽しそうでやりがいがあると思ったから。
B子は、真面目に精一杯部活を頑張りました。
大事な仲間ができ、楽しかった。
頑張ったので、大会の自由曲で一部ソロで演奏する人に選ばれました。
B子は、真面目なので、それがものすごいプレッシャーになりました。
努力の甲斐があり、練習の時は、上手く吹くことができました。
誰もが、大丈夫だと思っていましたが、B子の心は、あまりにも巨大なプレッシャーに押しつぶされそうでした。
自分が失敗すれば、部員全員に多大な迷惑をかける、それを思うと、B子の心は張り裂けそうでした。
そして、大切な県大会がやってきました。
部員みんなが一丸となって、頑張ろうと誓いあいました。
そしていよいよ自分たちの演奏の番がやってきました。
ものすごい緊張とプレッシャーがB子を襲います。
そしていよいよソロの演奏です。
B子の心臓の高鳴りは、最高潮に達します。
B子は、震えながら精一杯頑張って演奏しました。
けれど、けれど、練習の時のように上手く吹くことができなかったのです。
B子は、ものすごい後悔と、皆んなに対する申し訳なさとで、心が張り裂けそうでした。
そして、B子は演奏が終わった後、耐えきれなくなり、涙をぼろぼろこぼして泣きました。
どんなに皆んなに慰められても、涙は止まることなく流れ続けました。
自分のせいで、入賞はできなくなったと、それを思うと申し訳なくて、自分が情けなくて、自分を責めて責めて、泣き続けました。
B子が、もっと神経が太くて図々しい性格だったら、悩むこともなくあっけらかんとしていられたのでしょうが、B子はあまりにも真面目で純粋でした。
そして、結果発表となり、残念ながら、入賞は逃しました。
B子はさらに落ち込み、後悔と申し訳なさで、涙は止まりませんでした。
それはおそらく、B子の心に大きなトラウマとなって残ってしまったのでしょう。
あんなに大好きだった吹奏楽なのに、高校に入ったB子は、吹奏楽部に入りませんでした。
もう二度と、部員に迷惑をかけたくない、あんな思いは二度と味わいたくないと、そう思ったのでしょう。
B子は、誰にも迷惑をかけないような部活に入りました。
自分の内面と深く向き合う事の出来る部活は、B子に安らぎをもたらしました。
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どちらを選ぶ?

2018年09月25日 09時27分06秒 | 言いたいこと
ここで、道が分かれています。
1つは、一瞬ではあるけれど、とてつもない快楽を味わえますが、その快楽が終わった後は、二度とそれを味わうこともなく、かつ大事なものを失ってしまいます。
そして、もう一方の道は、快楽はありませんが、ずっと永遠に続く愛があり、大事なものは失われません。
はて、どちらを選ぶでしょうか?
Aさんは、前者の快楽の方の道を選んでしまいました。
なので、今は大事なものを失い、もう二度と取り戻すことはできません。
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