年老いた一人暮らしの母の家に、毎日のようにやってくる、分家のお婆さんがいる。
午後からやってきて、夕方6時頃までいるらしい。
しかも、人の悪口や粗探しの話を聞かされ、母のことも言いたい放題なんだとか。
周りの近所の人たちも、彼女を嫌がって、居留守を使ってるのだとか。
彼女は、自宅にじっとしていられず、毎日誰かの家に入り浸っているのだ。
母も、一人暮らしで寂しいところもあるけれど、それ以上に彼女の事でストレスを感じているらしい。
本当に気の毒である。
人の気持ちを大事にする優しい人なら、そんなに毎日はやってこないだろう。
毎日お客さんがお茶飲みにやってくるなんて、私なら耐えられないだろう。
一人の時間が無いなんて、とても耐えられないもの。
友達がいて、毎日お茶飲みして、毎日賑やかで良いですね、なんて、世間では思ってるかもしれないが、反面、気を遣って、聞きたくもない話を聞いて、ストレスで精神的にまいってしまう事もあるのだ。
誰とも会わずに、何日も一人でいるのも寂しいだろうが、毎日他人と会うのも酷いものなのだ。
何事もバランスが大事なのである。