映画、見てきました。
この映画を見て、思ったことは、「無常」です。
形あるものはいつか必ずいなくなります。
恋人も、友達も、子供も、伴侶も、仲間も・・・・
そして、命がけで作った飛行機も・・・・
震災や戦争で町は破壊されます。 でも、生きねばならない・・・
無くなっても、その思い出は心にずっと残り続けます。
この映画は、夢と現実の交差が素晴らしい。
詳しい説明もなく、省略 省略の場面構成だからこそ、詩歌をみているような心地よさがあります。
現実を深くえぐるような作品が好みならば、宮崎映画でなく他の映画を見ればいいのです。
宮崎作品は、このような美しい風景、美しい話がいいのです。
まるで、動く絵画を見ているような、素晴らしい作品でした。
ところで、菜穂子の思い、すごく共感できます。
愛する人の前では、自分の綺麗な姿だけを見てほしい・・・
だから、自ら死期を悟った時、二郎の前から姿を消します。
二郎のお荷物にならないように・・・
最後に流れる「ひこうき雲」を聞いて、涙が止まりませんでした。
今回は、ラストの構成が、すごく良かったです。
「ひこうき雲」一曲だけで終わり、感極まります。
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