普通、人間には五感がある。
味覚、嗅覚、触覚、聴覚、視覚だ。
以前、私がお舅から言葉の暴力を受けていた時、思ったことがある。
もし、耳が聞こえなかったら、この怒鳴り声が聞こえなくて、心はより穏やかなのではないかと。
そして、さらにもし、目が見えなかったら、汚いもの、怖いものを見ることがなくて、さらに心は穏やかなのではないかと。
そして、もし触覚が無かったら、痛みも感じなくなるし、嗅覚が無ければ、嫌なにおいも嗅ぐこともない。
しかし、人間は五感があるからこそ、美しい風景が見られ、美しい音楽に酔い、優しい手触りを感じ、花の良い香りを感じることができるのだ。
すべてにおいて、プラスにもマイナスにも捉えられるのだ。
誰だって、五感が無くなったら悲しい。
人間は五感があるおかげで、素晴らしい世界を体験することができるし、マイナスに使えば、醜い世界も体験してしまう。
それなら、もし第六感があれば、どんな世界を体験できるのだろう。
もちろん、使い方を誤れば、大変苦しむし、今以上に衝撃を受けるだろう。
だが、プラスに用いれば、考えられないほどの喜びがあるのかもしれない。
私は第六感が無いから、想像でしか考えられないが。
未来が予知できたり、人の心が読めたり、テレパシーが使えたり、そういう能力によって、五感しかない世界よりも更に高い喜びと、更に深い悲しみがあるのかもしれない。
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