奈良のむし探検

奈良に引っ越しました。これまでの「廊下のむし探検」に倣って「奈良のむし探検」としましたが、動物・植物なんでも調べます。

「大美和の森」の散策

2023-06-18 21:14:23 | 神社・寺・古墳など
奈良散策 第836弾


6月5日に大神(おおみわ)神社のささゆり園に行ったのですが、そのついでに大美和の森に行ってみました。ここにもササユリが咲いているというので・・・。大美和の森は久延彦神社に行く途中で山を下りると着きます。ここで、ついでに植物や昆虫の撮影をしました。



初めはクサイチゴ



次はムラサキカタバミ



蛾が止まっていました。裏向きなのですが、模様を手掛かりに名前を調べてみると、ミミモンエダシャクかもしれません。(追記2023/06/19:ささきさんから、「黄色の蛾はキマダラオオナミシャクですね。ミミモンエダシャクはずっと小型です。」というコメントをいただきました。表と裏はだいたい同じ模様だろうと思って探していたので、キマダラオオナミシャクだとは思いませんでした。ネットを見ると、まさにこれですね。どうもありがとうございました



そして、大美和の森に着きました。斜面が一面ササユリの栽培地にあてられているようです。でも、花の咲いている株は少なかったです。







花が咲いていたササユリです。



これはニシキウツギ。(追記2023/06/19:ニシキウツギとハコネウツギは似ています。「植物検索ハンドブック」によると、ニシキウツギの花筒は次第に太くなるの対し、ハコネウツギは花筒は上部で急に太くなるということで、花の形を横から見るとわかるようです。写真を調べてみると、花の基部が角張っていたので、これはたぶん、ハコネウツギだと思われます





大美和の森を通り越すと、山の辺の道に行き当りました。そこで、ちょっとだけ山の辺の道に入ってみました。入ったところに「狭井川」と書かれた杭が立っていて、その前に小さな川が流れていました。先日来、率川(いさがわ)神社について調べていたのですが、「狭井(さい)川」という名前がよく出てきました。というのは、率川神社の祭神である媛蹈鞴五十鈴媛命(ひめたたらいすずひめのみこと)は神武天皇の后になったのですが、五十鈴媛(「古事記」では伊須気余理比売)が住んでいたのが、この狭井川のほとりだったのです。「古事記」には、狭井川のほとりには山百合(ササユリ)がいっぱい咲いていて、「さい」というのは山百合のことだと書かれていました。狭井川とはいったいどんなところだろうと思っていたのですが、思いもかけず見ることができ感激しました。それにしても小さな川でした。





これは下流側を写したものです。



これはウマノアシガタかな。



シオヤトンボ





これは先ほどあったニシキウツギ。(追記2023/06/19:これはハコネウツギ









この大きな木はシュロではないのかな。



コメツキが飛んできて足元に止まりました。名前はわかりません。





狭井川のすぐそばに「月山記念館」がありました。土曜しか開いていないので、入れなかったのですが、日本刀の記念館のようです。



これはスジアカハシリグモ。この後、「大美和の森」に戻ったのですが、「山の辺の道」はなかなか面白そうです。今度、一度、歩いてみようと思っています。