「新版義経千本桜」大阪大楽に行ってきました。
30-DELUXという劇団さんの作品に、水(夏希)さんが主演で参加されるというので
本当は、もう1回観たかったのですが、大阪公演は平日二日間しかなく、しょうがない
せめて1階で観たかったな
歌舞伎の超有名作品を元にした作品。非常に長い作品を、ギュッとコンパクトに上手く、まとめていました。
一応元の作品の粗筋を読んで行ったので、ついて行けましたが、スゴイ疾走感
イヤー、凄い作品でした
笑いと涙の振り幅が
メチャクチャ忙しい
そして、やったら立ち回りが多い
ホント、すごかったなぁ
リアル男子の立ち回りに、主役として入る水さんもスゴイ
大楽だったのでアドリブも多く、最後のカーテンコールでは全員の紹介と挨拶もあったので、
4、50分オーバーでした
開演前から最後まで、観客を徹底的に楽しませようとする姿勢が素晴らしかったです
固定のファンも、多いみたいでした(外の舞台は滅多に見ないので、よくわかりませんけど
)
原作の、歌舞伎版も文楽版も見たことないんですが、粗筋を読むとナカナカ凄い作品ですね
260年以上前に創られたとは思えないような、複雑で波瀾に満ちた作品です
平家を滅ぼした義経が、兄頼朝に疎まれ都落ち、
追っ手と共に、死んだはずの平家の武将達が絡んでくるっていうのが筋ですが、
そこに、安徳天皇が実は女だった!という驚きの設定が
面白いわ~日本人って
さすがは「とりかへばや物語」の国だわ
サファイヤ姫やオスカル様が生まれるはずだわ
で、今回はそれに加えて義経が実は女だった、という話。
水さん“男”じゃなかった
男として育てられた義経の孤独と葛藤が、舞台の間中ありまして、
更に鎌倉にも追われて落ちていく、自分の運命に家来達を巻き込むまいと、
冷たく追い払っちゃうんですが、それでも義経様が好き!な静御前や弁慶、それに狐忠信と
最後は北へ旅立っていくところで、終わりました。
弁慶役の馬場良馬さん、カッコ良かった~
ゴツイ大男の弁慶ではなく、都会的でスタイリッシュな弁慶。
でも包容力もあって、舞台に胡座をかく義経を、後ろから!抱きしめる姿にキュン
抱きしめられて、一人で抱えていたものが解放されたのか、
「ウワ~ン」て大泣きする義経様にもキュン
可愛かったです
いつか再演されることがあったら、今度はもっと前で観たいな
勿論、義経は水さんで
それにしても、あの立ち回りは本当にスゴイ
30-DELUXさんの売りの一つになってるだけあって、一見の価値ありです。
あれに付いていける女子は、そんなにいないでしょうね。
ケガが心配になりますが、今回はけが人も出ず、千秋楽の幕を下ろせたようで、
目出度い
お疲れ様でした~