水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

花と月と星のベルばら

2015-08-20 | 花組
だいもん(望海風斗)が出てる中日ベルばらの録画を見ました(半分BGM状態だったけど

キャストが発表された時もバランスの悪さに驚きましたが、実際に映像で見るとやっぱりバランスが悪い
単体ならまだしも、そそり立つオスカルとか、フェルゼン・アンドレとの並び残念すぎ
それとキキ(芹香斗亜)オスカルは立ち姿がイマイチ美しくない
勿論私のような一般人のおばちゃんに比べたら、0が3つ以上つくくらい桁違いに美しいんだけど
そしてこれは、常々かなとくん(月城かなと)にも思っていたことなんだけど。
たとえば、ちなつちゃん(鳳月杏)とか、かれーくん(柚香光)の立ち姿に比べると、なんだかねぇ
…多分二人ともダンサーじゃないからなんだろうな。
オスカルは軍服、白のパンツとスターブーツで、舞台に一人で立つ場面があるので、それが凄く目立つ気がする
まぁこれからも努力し続けるしかないんだろうな。


さて中日のベルばらですが、最後まで見ませんでした
娘が見始めたので、お付き合いで見始めたんですが、耐えられなくなっちゃって
見た目のバランスも悪いけど、お芝居のバランスも悪いっていうか、合ってない。方向性がバラバラで。
ベルばらは各組で、何十年も再演され続けているので、演じる人それぞれの個性や力量が
分かりやすく出てしまうんじゃないかな。さらに組のカラーもあるし
昔ほど組カラーは無くなってきてると言われてますが、今でもやっぱりあるみたいで
それが面白いように出てる中日のベルばらでした

以前スカステで見た、ベルばら30周年イベントの水夏希オスカルと、霧矢大夢アンドレを思い出しました。
もう、びっくりするくらい、お芝居が合って無くて爆笑したのを
水オスカルは普通に大芝居なんですよね
でも、きりちゃんのアンドレは、おっそろしくナチュラルで、
正塚芝居か!ってくらい自然な台詞回しのアンドレだった
下手とかいうんじゃないんだけど、お芝居の質感がこんなに違うのかって驚いたものです

イベントならそれでもいいかと思いますが、それが中日のベルばらにも出てて
みりおくんのフェルゼンは、とってもナチュラル。ただ、みりおくんは月組時代にベルばらを経験してたのと、
本人のキャラが貴族的なものに嵌るせいもあって、正塚芝居には見えませんでした

だいもん(望海風斗)のアンドレは、花男的に熱いけど、絵に描いたような大芝居そして粘着質

問題はキキで
キキはベルばらは、これが初めてだったんですね、多分。星組は超幸運なことに
G氏のお芝居に長らく当たってなかったので、それが出た、と思います。学年差もあるでしょうけど
キキオスカルは、なんだかとっても現代的。台詞回しも、立ち居振る舞いも。
立ち姿が綺麗じゃない、と感じたのは、そのせいかもしれない
下級生で、初めての大芝居、って実はもの凄くハードルが高い、って以前にも思ったことがありましたが、
正にそれで真ん中の人たちの、お芝居の質感が違い過ぎて、私にとっては見るに耐えなかったです

今宵一夜が無かったし、いけると思ったのかキキにオスカルを演らせて、箔を付けたかったのか、
このキャスティングは完全に失敗だったと思います。そこまで急ぐ必要は無かったと思うし。
こんなやり方で上げても、組にも本人にもいいことは無いだろうに…ワケわからん


台湾公演では、少しは馴染んだかしら
宙娘が来て、益々カオスになってたりして


コメント
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