水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

スターダム

2015-08-03 | 花組
お暑うございます。
ちなつちゃん(鳳月杏)のバウ公演「スターダム」観て来ました
海外公演の「残り物を掻き集めた」メンバーと演出家、なんて口の悪い方は言われてたようですが
とっても素敵な作品になってましたし
お金を貰って見せられるクオリティーに、ちゃんとなってました
最下の研1さんにも割り台詞でない台詞や歌があって
海外公演には行けなかったかもしれませんが、
すごく勉強になったでしょうし、忘れられない思い出になったんじゃないでしょうか

ハリー(正塚晴彦)としては珍しい、青春群像劇。でもハリーは、やっぱりハリーだった
ちゃんとハードボイルド要素が入ってました
そして、ハリー作品によく出てくるコロス。今回はダンスだけじゃなく歌ってた!
それが別にわざとらしさはなくて、ちょうどいいBGMにもなってました。
そして意外と、みんな上手い椅子から転げそうになる人は、いませんでした
これからが楽しみですね

オープニング、いきなりタソ(天真みちる)が下級生引き連れて、
センターで踊り出したのにビックリしかもチョーカッコつけてた
いやー、ハリーのこういうとこ好きだわタソは3枚目が続いてたからね。
胡散臭い役も、とんでもない3枚目も、メチャクチャ上手くて、どんな突拍子もない役も、
タソに任せとけば安心、な演出家にとっては、とっても心強い味方
なので、そういう役ばっかりに偏っちゃうのよね
でも今回はシリアス。そしてロックなスター
人生の先輩として、ちなつちゃん演じるリアムに向けた言葉が厳しくて、深くて素敵でした
タソは最後のフィナーレでも、スターで
袖から勢い付けて飛び出して、歌い出したら会場大拍手、大盛り上がり
みんなに愛されてるよな~って、心があったかくなりました

そして、ちなつちゃん。ちなつちゃんが真ん中で輝いてた
組替えして、いきなりのバウ主演、って大変だったと思うけど、カッコ良かったよ
ダンサーで、歌もお芝居も出来て、スタイルも良くてカッコイイちなつちゃんに、
やっと日が当たったのが嬉しくて、プロローグちょっと泣きそうだった

劇団の人事って、本当に謎な部分が多くて、「えっ!この人??」なことも、よくあるので、
ちゃんと実力があって、ビジュアルも良くて、人気もある人が、真っ当な扱いを受けると
ホッとします

それからマイティー。すっごく安定歌もお芝居もダンスも出来て、
新公主演を経て自信がついたのか、さらに存在感が大きくなったと思います。
そして、開襟。マイティーに黒の開襟シャツ着せたの誰ですか?
とっても正しい選択だと思います
ちなつちゃんと共に、色気のあるコンビだったなぁ
マイティーにもバウ主演が回ってきますように。


フィナーレ、若さの勢いもあって、メチャ格好良かったんだけどな~
衣装がなんというか残念で勿体ないって思いました


今日は千秋楽ですね、おめでとうございます
コメント
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