水に降る雪

おもに宝塚、そして日々のこと

くらげちゃんが好き

2018-02-16 | 月組
って何を今頃コクってるんだ

下級生の頃から抜擢されてたので、なんとなく知ってはいたんですが、舞台で認識したのは「舞音」からかなぁ。
月組って昔から、実力のない子はチャンスが貰えない印象があります。
(それが当たり前っちゃあ当たり前なんですがそうじゃない組もありますよね
くらげちゃん(海乃美月)もそういう意味で、月組らしい娘役だなって思ってました。
ただ地味で薄幸な雰囲気が、真ん中向きなのかなぁと目にする役も、そういう役が多かったですし

じっくり見るようになったのは、やっぱり自分の贔屓が組替えしてからです。
「瑠璃色の刻」はラブも少なめだしあんまりヒロインっぽくない役で、可哀想でした。
でもお芝居や歌が上手くて、そしてダンスアントワネット様の前で軽やかに踊る、くらげちゃんはとっても綺麗でした

その時の印象は雪組時代の、かなとくん(月城かなと)に似ているな、でした(ダンスは別として
私が私が、ってところがない。つまり押しが弱いお芝居が上手いからこそ、だと思うんですが。
地味な役は地味に演じてしまう。応援してる方としてはジレンマです
それをぶち壊すくらい、大きな役が来るといいんですが、なかなかね
一度付いたイメージを拭うのは難しいですし。
星組の、くらっち(有沙瞳)は雪組時代は別格女役路線まっしぐらでしたが、
組替えでヒロイン路線に上手く乗り換えられて、良かったなぁと思います

くらげちゃんにとっては、AfOのスペイン王女の役は、ちょっと変わってて良かったかも
結局上手い人は、どんな役でも上手いんですよね
ただ娘役の場合、変わった役が振られるのは、路線から外れていく場合があるので怖いですが

全ツのタマルは素晴らしかったですすっごい泣かされました
タマルは幸薄い奴隷の娘で、くらげちゃんの薄幸感にピッタリなようでいてただ可哀想なだけじゃないところが良かったです。
優しさと芯の強さと、そして激しさがありました

それを経て今回の「カンパニー」の、ゆいゆい
最後のパーティー場面以外は、ず~っとジャージ姿という、これ以上ないくらい地味な格好
でも出番は多いし、コミカルなやりとりもあったりして、意外にイイ役です

そしてショーでは、バッディチーム。ちょっとネタバレになりますが、
たまきち(珠城りょう)が、くらげちゃんと、さくさく(美園さくら)を侍らして、銀橋に寝そべるシーンがあるんです。
初見はその時、くらげちゃんの膝枕だったんですが、2回目の時は、さくさくでくらげちゃんがおこでした
膝枕は、たまきちの気分次第なんでしょうかね~

くらげちゃんのその時のお衣装が好きだなぁ黒のミニスカに帽子が可愛いちょっと色っぽいお衣装
スタイルもいいしメイクも上手くなった気がするんですが
いつも“地味”って言われることが多いけど、ショーのメイクは今まで以上に華やかさが増していた気がします
バッディチームが楽しそうだからかもしれませんが

そういうのを見ていると、くらげちゃんでいいやん、っていう気になってきます
みやちゃん(美弥るりか)とも、かなとくんともしっくりくるし。
ただどういうわけか、たまきちとだと妙に地味なコンビになりそうな感じがあって………

生え抜きで娘1になれたら、負担は減るでしょう。バッシングも少しはマシだと思います。
ただ、たまきちとはあまり組んだことは無いと思うんですが、それでもずっと同じ組にいるわけですから、
安心感はあるかもしれませんが、既視感というか新鮮味には欠けるかもしれません。
星組のコンビが苦戦してるのは、そこもあるのでは、という気がします難しいですね。

娘1を組替え落下傘、というのは、本人にとっては大変な負担だと思います。
ただ娘1は下級生なので、どの組にも同期がまだたくさん残ってることが多い。
すると助けてもらったり、支えて貰ったりできるというメリットはありますね。

組替えって、男役にとっても娘役にとっても大変です。
でも自分を変えられる、大きなチャンスでもあるんですよね。
組にとっても新しい風、刺激になる。実力や人気の偏りを平均化出来るメリットもあります。

くらげちゃんは大好きなんだけど、このまま月組で娘1になった方がいいのか、
どこかに組替えしてなる方がいいのか、とっても悩ましい
娘1って、タイミングもあるので、2度目のチャンスは無いかもしれないわけですし
コメント
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