2月に入ってから例年以上に仕事で忙しい日が続き、少しストレスが溜まっていました。
そこで、23日の天皇誕生日、午後の隙間時間に大阪公立大付属植物園に行ってきました。
お目当ては梅園。
かなり前になりますが、ウメの観察会に参加したことがあり、とても面白かった記憶があったからです。
品種が多く、しかもどれにも樹名板があるのがイチオシ!
2月も下旬なのできっと沢山咲いているだろうと出かけたのですが・・・
意外にも、遠目に見たらほとんど咲いてない!
そんなアホな~
(証拠写真を撮っておけば良かったです・・・)
でもよ~く目を凝らすと、何本かは満開近く、その他の木もぽつぽつ咲きはじめていました。
そんなウメの花、品種とともにご紹介しますね~
皆さんどれがお好みでしょうか。
まずは白梅から。
白梅その1 白一重
まんまの名前です。
白梅には萼が緑と赤がありますが、こちらは緑です。
ウメの花はほとんど雄蕊のみで、雄蕊・雌蕊ともに見られる花は意外と少ないです。
花をトリミングして見てみると、この花は中央にしっかりと雌蕊が見えました。
まだほとんど咲いていません。
白梅その2 豊後梅大輪
こちらは赤萼の一重咲きですね。
萼の赤が透けて、遠目にも赤っぽく見えています。
やはりほとんど咲いていません。上の写真の一輪だけ~
白梅その3 隠居城州
名前がちょっと珍しいですが、こちらも赤萼の一重咲き。
調べてみたら、「城州白」という品種は出てきましたが、その隠居さんは見当たりませんでした。
ちなみに城州白は京都の青谷梅林で栽培されている品種で、フルーティーな香りがするんだそうです。
こちらは咲きはじめの花でしょうか。赤い萼が華やかですね。
え~と、雌蕊はあるかな。
こちらの花は、分かりにくいですが、中央に少しだけ花柱らしきものが見えています。
白梅その4 春日野
一番沢山綺麗に咲いていました。
こちらも赤萼一重咲きです。
青空に白い花が似合いますね~
例によって、雌蕊あるかな~
ありました! この写真では見にくいですが、2本の柱頭がありました。
遠目には八重のように華やかに見えますが、こちらも春日野。
白梅その5 緑萼枝垂
その名の通り、緑萼一重のしだれ咲きです。
いや~、萼が緑色だと爽やかな感じですね!
白梅その6 白一重青軸
こちらもまんまの名前。
青萼一重、そして枝が緑がかっています。
ここまでが白梅。
ここから紅梅となりますが、白梅にくらべると咲いている種類が少なかったです。
紅梅その1 千鳥
一番沢山咲いていました。
というか、沢山咲いている!と思って見に行くと、どれもこの千鳥。
明るいピンク色の一重咲き。
例によって、雌蕊あるかな~
分かりにくいですが、この花にはあるようです。
まあ、沢山咲いていると言ってもこんな感じなので、いかにも植物園という感じ。
紅梅その2 桃千重
名前がいいですね。桃色の八重咲どころか、千重咲き!?
確かに淡いピンク色がとても可愛い感じ。
でも千重はちょっと大げさかも・・・
紅梅その3 内裏紅梅
紅梅ラストはこちらの紅梅。
千鳥同様、綺麗なピンク色です。
八重寒紅とおなじような八重咲。
結構沢山咲いていました。
ということで、この時期咲いていたのは、白い梅が多かったように思います。
(昔、梅干しの名産地である和歌山県南部の梅林に行った時は、数万本と言われる花全て白だった記憶があります。)
紅梅はあくまで観賞用に品種改良されたのでしょうか。
最後に名前が分からないこちらの赤い梅の花で今日の記事をおしまいにします。
長々とありがとうございました!
【撮影:2023/2/23 大阪公立大付属植物園】