だんだんタイトルに脈絡がなくなってきました(笑)
本日は瓜割の滝で見た植物の最終回。
白いキクザキイチゲが咲いていたスギの林床、ぱっと見はよく分かりませんでしたがなんと・・・
オウレン属の花が咲いているではありませんか!
こちら両性花ですね。
何オウレンか確認するため、葉をパチリ。
2回3出葉なので、セリバオウレン決定~
丁度近くに光の当たった花を見つけました。
花の作りの復習のためにトリミング~
回り少し細長い5本の萼、その内側に花弁が13本(10本前後なんだそうです)、そして雄蕊が多数!
そう、遠目には分かりにくかったですがこちらは雄花でした。
こちらは蕊が全部ひらいた雄株です。
杉林の林床には何も花がないと思っていましたが、意外や意外、沢山咲いていました。
さて、次のトピックスに移る前にこの辺で滝の姿を・・・
前も思ったのですが、こういう写真を撮るときはいいカメラでじっくり撮ったらいいでしょうね~
常にマイナスイオンが降り注ぎ、適度な湿度が空中にあるせいで、人も植物も元気になりそう。
こんな写真を撮りながらふと足元を見ると、妙に赤い・・・
あ、左側の植物は多分コチャルメルソウだと思います。
でも今回の主役は地元にも沢山あるコチャルメルソウではなく、この赤い水中の岩。
ひょっとして鉄のせい?とも思い帰宅後調べてみると、なんと若狭町のホームページに、
「この水質水温でのみ生育する、めずらしい紅藻類(ヒルデンブリンチアリブラリス)が繁殖している」
という記事を見つけました。
この岩に生えている赤いものがそのヒルデンブリンチアリブラリスだったようです。
(絶対に暗記できない名前ですね)
そういう目で見ると、上の方に載せた写真にも赤い部分が何カ所か見えています。
撮ってみるとこんな感じ。緑の藻類と赤い藻類が見えますね~
専門的なことは全く分かりませんが、結構すごいことなのでしょうね。
アオキの赤い実も綺麗でした。
咲きはじめのフキの雄株・・・
なぜかどこに行っても雌株が見られなかったのに、こちらで発見!
ビックリするほどの雌蕊の数です。
平凡な植物ですが、ここで咲いていると生命力にみなぎっているように感じました。
ということでわたしの一日旅もそろそろ終盤。
最後にまたあのモミジチャルメルソウが咲いていた場所を通ると、奥の方に沢山のキクザキイチゲを発見。
調べてみると、これから後の季節にも色々咲きそうです。
絶対に再訪します!!
<蛇足ですが・・・>
ここに咲く植物たちは、ここの環境でしか育ちません。ゆめゆめお持ち帰りなどはなさらないよう・・・
また咲いているところに踏み込むのも避けましょうね~
神様が見てはりますよ!
【撮影:2023/3/11 福井県若狭町】