令和5年3月の道草日記です。
3月は気候の変化が著しく、中旬以降は最高気温が20℃超えの日も結構ありました。
そのため、春の野草が中旬になって一気に咲き始めました。
ところが問題がひとつ。
去年まで道草観察場所にしていた場所の多くが宅地になってしまい、消えてしまいました。
そのため池周辺、田んぼ周辺、後は歩道の道草などに限られてしまったことご承知おきください。
〇花が咲いていたもの (五十音順、以下同様) 57種類 +31
☆印は3月に今シーズン初見 だったもの。
(逸)は園芸種の野生化で、道草日記の中では2か所以上で、野生化していたら載せています。
・アカツメクサ ☆:車で信号待ちをしていると、歩道脇で咲いていました。
・アメリカフウロ(花)
・アリアケスミレ(花)☆
中旬以降、スミレの仲間が一気に咲き始めました。アリアケスミレもその一つ。
・オオイヌノフグリ(星の瞳)
・オオキバナカタバミ ☆
こちらも沢山咲いてきましたが、晴れた日が少ないのでぱかんと開いた花を見ていません。
・オドリコソウ ☆
彗星のように花が現れた!? 草刈り後ににょきっと伸びて花が。
・オニタビラコ
花を見る機会が増えました。
・オランダミミナグサ
・カラスノエンドウ
下旬になって車の中からでも分かるくらい沢山の花が。茎にびっしりとアブラムシが付いています。
・カラスムギ(穂)☆:アカツメクサの横で揺れていました。
・カンサイタンポポ ☆:この季節に出てくるタンポポはカンサイタンポポが多いです。
・ギシギシ(花)☆
地味ですが、これが花ですよね。
・キュウリグサ
急に数が増えました。この花はちょっと青みが強かったです。
・ゲンゲ ☆
誰が何といおうとレンゲだぁ!・・でも標準和名はゲンゲです。
隠れるように咲いていました。昔はきっと田んぼ一面真っ赤だったんでしょうね。
・コハコベ
・コマツヨイグサ ☆:朝公園の横を通ると、黄色い花が。
・シロツメクサ(花)
一気に咲いてきました。
・スイセン(逸)☆
ニホンズイセンはさすがに終わり、色々な園芸種の逸出が・・・
・スズメノエンドウ(花)☆:写真を撮ろうと思いましたが揺れて失敗。
・スズメノカタビラ(花)
・スズメノテッポウ(花)☆
子どものころ、よく穂を抜いて口にくわえてピーピー鳴らしました。
・スズメノヤリ ☆:丸い頭の小さい草、やっと名前を思い出しました。
・スノーフレーク(逸)☆
生命力が強い草ですね。一度根を下ろすと、毎年咲くようです。
・スミレの仲間 ☆
なんだか色々なスミレが一気に咲き始めました。これはザ・スミレかな?
・セイヨウカラシナ(花)
一気に満開に!
・セイヨウタンポポ(花)
・タチイヌノフグリ ☆:月末近くに咲いているのを見つけました。
・チチコグサモドキ(花)☆
穂の後かと思ったら、中央のが花のようです。
・ツクシ ☆
厳密には花ではありませんが、花に相当するということで。
・ツタバウンラン
・ツルニチニチソウ
沢山咲き始めています。綺麗です。
・トキワハゼ ☆
真冬以外年中無休。気温が上がりまた咲き始めました。
・トゲミノボタン ☆
最初キツネノボタンかと思いましたが、背が低すぎ。多分これでしょう。
・ナガミヒナゲシ(花)
月初めは蕾、線路沿いで下旬に一気に開花。日当たりでしょうか。
・ナズナ
先月咲き始めた花、3月になると半端じゃないほど増えています。
・ナヨクサフジ(花)☆
今年は意外と遅かったですね。下旬になってやっと咲き始め。
・ナルトサワギク
・ニセカラクサケマン(花)
場所も数も増えています。あっという間に群生。
・ノゲシ
いつでも咲いている花ですが、やはり春は元気。
・ノジスミレ(花)
ものすごい数の花が咲き始めました。こちらは少ない方。
・ノボロギク
・ノミノツヅリ ☆
あの小さい花が帰ってきました!ちゃんと去年の場所に咲いています。
・ハナニラ(逸)
先月は2輪、今月は大量に咲きました。
・ハハコグサ(花)☆:久々に花を見ました。
・ヒメウズ ☆
去年咲いていた場所を探してみたら、ひょろひょろあちこちで咲いていました。
・ヒメオドリコソウ
まだまだまだまだ咲いています。
・ヒメジョオン
こちらは完全に名残花です。
・ヒメリュウキンカ
道草の範囲内で3か所に野生化。
・フラサバソウ
あちこちに咲き始めました。
・ホトケノザ
遠目に真っ赤になるほど咲いていました。
・マツバウンラン(花)☆:なかなか咲かないなあと思っていたら、月末に花発見!
・マメカミツレ
小さいけれどなんとなく気になる花。
・ミチタネツケバナ
・ミドリハコベ(花)
花が群生していました!
・ムラサキカタバミ(花)☆
今年初見の花。まだ色が薄いですね。
・ムラサキケマン ☆
びっくり!池の畔で咲いていました。
・ヤエムグラ(花)☆
まだまだ葉が主流ですが、花も咲き始めていました。
〇葉、芽のみ 46種類 -1
・アカカタバミ
・アメリカオニアザミ
意外と溝蓋の隙間で生えています。
・アメリカフウロ(葉)
・アリアケスミレ(葉)
・アルストロメリア(逸)
3か所で見られます。この場所のは3度の草刈りにもめげず生き生き。
・ウチワゼニクサ
・オオカワヂシャ ☆
特定外来生物、オオカワヂシャの葉がもう出てきていました。それも2か所。
・オヘビイチゴ
・オヤブジラミ
・オランダミミナグサ(葉)
・カタバミ
・カニクサ
・カラスノエンドウ(葉)
・ギシギシ(葉)
・キショウブ
・キンポウゲ
・コハコベ(葉)
・シロツメクサ(葉)
・スイバ
・スギナ ☆:ツクシとスギナ、両方出てきました。
・スズメノエンドウ(葉)
・スミレサイシン
・セイタカアワダチソウ(葉)☆:今年の葉が出てきました。
・セイヨウカラシナ(葉)
・センニンソウ
・タガラシ ☆
田んぼの庭の溝に沢山。
・チチコグサモドキ(葉)
・ツメクサ
・ツルニチニチソウ(葉)
・ドクダミ ☆:いつのまにかわさわさ生えてきました。
・ナガミヒナゲシ(葉)
・ナヨクサフジ(葉)
・ニゲラ(芽)
・ハタケニラ(葉)☆:葉が沢山出ています。
・ハナカタバミ
・ハハコグサ
・ヘビイチゴ
・ヘラオオバコ ☆:出てきました。
・マツバウンラン ☆
花も咲き始めると思ったのですが、下旬に少し気温が下がり足踏みでした。
・ムラサキカタバミ(葉)
・ヤエムグラ(葉)
・ヤグルマギク(逸)
・ヤブガラシ(芽)☆
鎌首をもたげるように、次々と溝蓋隙間から芽が出てきました。
・ヤブカンゾウ ☆
例年生える場所に、今年も沢山芽が出ていました。
・ヤブラン(葉)
・ヨモギ
〇実、種、終わりかけ 22種類 -13
・アキノエノコログサ(枯)
・アメリカアサガオ(実)
・アレチハナガサ(花後)
・エノコログサ(枯)
・オオオナモミ(実)
・オオバコ(実のあと)
・オギ(枯れ穂)
・カラスウリ(枯れた実)
・カンナ(枯)
・コセンダングサ(実)
・セイタカアワダチソウ(綿毛)
・セイヨウタンポポ(綿毛)
・ノアサガオ(枯)
・ノゲシ(綿毛)
・ノボロギク(綿毛)
・ホシアサガオ(実)
・マメアサガオ(実)
・マルバルコウ(実)
・メリケンカルカヤ(枯)
・ユウゲショウ(実のあと)
・ヨシ(綿毛)
・ヨモギ(実のあと)
以上、のべ125種類。
先月見た数が108種類でしたので、17種類増えました。
内訳をみると、花がほぼ倍増、葉は横ばいで、実や花後は減り、思ったほど合計は増えていませんでした。
これは、すでに葉で見かけた植物に花が咲いたこと、種類ではなく同じ花の数が増えたことによるものでしょう。
いずれにしても、お散歩していて見かける光景は先月に比べずっと華やかになっています!
【撮影:2023/3 宇治市】
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