宇治川隠元橋左岸堤防は、京都市内(観月橋)から宇治(宇治橋)に至る府道241号線になっています。
下の写真の右手に見える道路がそれです。
青空が綺麗な秋晴れの日・・・こんな日は府道だ!
ということでやってきました!
隠元橋を渡り、左岸の道路沿いを歩いて行きます。
赤いスピーカーは、「こちらは国土交通省天ヶ瀬ダムです。まもなくダムから流す水の量を増やします・・」
という放送をするための設備。すごい音量で、結構広い範囲で聞こえます。
左岸の道路脇、路側帯すらない道をビクビクしながら歩きます。
でも大丈夫、ほんの少し歩いたら階段があり、高水敷に下りることができます。
左手が川、右手の上の方が府道241号線ですね。
キンエノコロが光って綺麗です。
でもこの日の目的はキンエノコロではありません。
実は、前に車で府道241号線を通った時、目の片隅でとらえた大きな木の花らしきもの。
運転中だったのでそれ以上見るわけにもいかず、数日後、その正体を確認しにきたというわけです。
それほど遠くなかったはず・・・あ、あれでしょうか!
逆光でよく分かりませんが、かなり背が高い木の上にあまり見覚えのない花?実?が見えます。
(手前の木はセンダンです)
カメラの明るさを調節して・・・
花は黄色いようですね。ぶら下がっているのは実でしょうか。
ズームで見てみました。
おー! これはひょっとして・・・
去年右岸の隠元橋畔でみた、オオモクゲンジ(ムクロジ科モクゲンジ属)ではないでしょうか。
中国原産の高木で、8-9月に小さい黄色い花を付け、9-10月に袋状の淡紅色の実を沢山付ける。
花と実を同時に見られることもある・・・とのことで、まさに今回その状態でした。
ちなみに、宇治市植物公園にはモクゲンジの木があり、これまで何度か花や実の時期に見ています。
左が花、右が花と実を同時に見られた写真。
花の形はよく似ていますが、オオモクゲンジの花の方が小さいです。
実は最初は緑でだんだん茶色になるので、今回見たオオモクゲンジとはかなり感じが違います。
2020/6/21(左)、2018/7/8(右)、いずれも宇治市植物公園
それにしても中国原産のオオモクゲンジが去年は右岸、今年は左岸でみられたのはどうしてなのでしょう。
実が熟すと、中から小さくて黒い陀羅尼助のような種が出てきます。
やはり鳥が食べて運ぶのでしょうか。
それにしてもそんなに一般的な木ではないと思うので、どこかに親の木があるはずですよね。
謎です・・・
蘊蓄はともかく、朝から珍しい木が見られてラッキーでした。
この辺りでお気づきでしょうが、今回の府道を行く、完全に後付けです~
この府道、距離が短く、淡々と川沿いを走るので、いつもの宇治川が見所・・・ということでお許しを!
後は何もなかったので、早々に戻りました。
隠元橋手前の行先標識。
おや、府道245号線というのもありますね。万福寺まで行けるのでしょうか。
また行ってみなくては・・・
最後は隠元橋右岸たもとのフヨウの花で・・・
今年は去年以上に木全体をクズのつるで覆われていたので心配しましたが、ちゃんと咲いていました!
【撮影:2021/9/24 宇治市】
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何気ない道が、府道と言うだけで、
レベルアップする感じです。
オオモクゲンジ、
見たことないか、見ていても気がついていない私と違い
さすがなつみかんさん、色々記帳なものを発見しますねぇ(@_@)
でもセンダンは分かるので、実を見に行かないと^^;
おはようございます。
モクゲンジも大モクゲンジも見ていないと思います。
宇治市植物公園のモクゲンジを紹介いただいた時にかなりモクゲンジと大モクゲンジのこと調べたのですが、頭に入っていないようです。(笑)
確か花に赤い附属体があったような?
やはり実物で観察しないと頭には入らないようです。
特に年寄りには。(笑)
獲物を狙うタカのような、なつみかんさん、凄すぎる。
「目の片隅でとらえた大きな木の花らしきもの」
「数日後、その正体を確認しにきたというわけです」
もうこれは府道なんてどうでもいい、オオモクゲンジ
さえ確認できれば・・。
「今回の府道を行く、完全に後付けです~」
そうそう、それでいいのです。なつみかんさんらしくて。(笑)
オオモクゲンジが確認できて本当によかった、よかった。
最後のフヨウの花は、付け足しで少し可哀そうな気がします。
土曜日に向日市、大野原に行ってきました。フジバカマ園にアサギマダラが来ていました。
宇治にもどこかに飛来していると思います。宇治市植物公園だと確率高いかもしれません。
万福寺には一回行ったことあります。大きな魚の形をした魚鼓があるのを覚えています。
相変わらず、観察眼が鋭いですね。
オオモクゲンジ、勿論初めて見ました。
モクゲンジも載せて下さっているそうですが、覚えていません。^^;
小さな黄色い花に赤っぽい袋が沢山!
綺麗で珍しく、見ごたえがありますね。
ムクロジ科って縁が無く、ムクロジの実も見たことが無いんです。
いつも勉強させて頂いて有難いですが、なかなか覚えられなくて困ります。
丁度府道沿いで良かったですね。
以前走ったそうですから、制覇したことになりますね。
この府道、結構あちこち行くときに通るのですが、このオオモクゲンジ、すっかり茶色い感じの実になっていました。
あ、そんなにわき見運転しているわけじゃありませんからね~
それほど大きくてインパクトがあるんです。
attsu1さんも不思議な国道を読まれて、国道や都道府県道が気になるようになられたんですね^^
最近はどこにいくときも、この道は府道かしら、市道かしら・・・
なんて考えています^^;
たまに出かけた先に府道があったら、「ネタになる!」な~んてね(笑)
センダンの実はまだ緑ですが、これからの変化も楽しいですね。
ぜひ見に行ってくださいませ。
モクゲンジ、もし宇治市植物公園になかったら一生知らない木だったと思います。
そして、今回見つけた宇治川の木も、正体を調べられず放置していた可能性大です。
オオモクゲンジの花は、モクゲンジの花にとてもよく似ているので、どちらかを知っていたら分かると思います。
赤い部分は付属体なんですね。
黄色に赤がよく目立って、形も独特で一度見たら忘れられません。
ただ、花の命は短くて・・・
次に行くときはたいてい無くなってしまっていますね・・
鵜の目鷹の目のなつみかんです~
結構大ボケが多く、職場では結構天然と言われているんですよ~
それが、こと植物となると、まるで目の付け替えをしたように自分でも思います^^;
(ときどき、下ばかり(上ばかり)みすぎて見逃すこともありますが、そんな時は悔しいです)
今回のフヨウ、確かにちょっと可哀そうかも。
でも以前、ここのフヨウだけで一回分のネタにしたことがありますので、許してもらいたいです。
それにしても、結構フヨウも強いです・・・
今回の緊急事態宣言の解除は、これまで以上にちょっと浮かれ気味のようですね。
ワクチンが広がっていることもあるのでしょうが、ちょっとはめ外しすぎないか心配です。
(お正月にまたもや緊急事態宣言は勘弁してほしいです~)
とはいえ、植物園が再開したのはとても嬉しいですね!
今日早速宇治市植物公園にちょこっとだけ行ってきましたが、かつてないほど人が多かったです。
(開園同時に行ったのに、10組くらい来ておられたように思います)
アサギマダラはこちらはまだのようですね。
今回は桃山御陵で狙いたいと思います。
モクゲンジもオオモクゲンジも見たことがなくて当たり前だと思いますよ~
だって、ネット図鑑で見たら、高木になるので庭木にも向かないと書いてありましたもの。
なので、公園樹や植物園などしか見られないのだと思います。
それにしても、そんなに一般的でない木の子供が一体全体どうして宇治川に来たのでしょうね。
不思議です・・・
ムクロジ科のムクロジもそれほど見る機会がないのですが、同じムクロジ科で日本人全員が見ている木があります。
そうなんです、あのカエデもムクロジ科なんですよね。
とっても不思議です。